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立憲民主党の枝野幸男代表が11月20日、民進党の地方議員に対し年内を期限として入党の決断を迫る発言をしたとされる件について、希望の党や同じ立憲民主党議員からも否定的な反応があるようです。
これは11月20日のBSフジ「プライムニュース」において、枝野代表の発言に対し番組に出演していた希望の党・岸本周平幹事長代理や立憲民主党の逢坂誠二政調会長代理がそれぞれ見解を示していたもの。
「プライムニュース」ではこの日、「国会論戦”初陣”の攻防 新たな与野党構図と焦点」というテーマで自民党の柴山昌彦筆頭副幹事長や公明党の西田実仁参院幹事長と共に議論が進みましたが、枝野代表の発言が取り上げられたのは番組の冒頭でした。
受け止めを問われた希望の党・岸本幹事長代理は「排除の論理みたいな感じ」「すっごい上から目線」と拒否反応を露わにした上で、枝野代表の発言が今後民進党・希望の党・立憲民主党・無所属の連携に影響が出ると思う、と指摘。岸本幹事長代理は時間をかけてそれぞれの地域の自主性に任せるべきだとの考えから「枝野さんのような言い方は決してプラスにならない」と批判的な論調で語っていました。
岸本「正直言って驚きましたけれども、ある意味、これ言うとこっちにブーメランで帰ってくるんですけど、排除の論理みたいな感じでね、すっごい上から目線で、ホントにびっくりしたという感じですね」
岸本「(野党連携に影響が出るか、との問いに)出ると思います。我々はこれから地方組織どうするか議論するんですけど、多分都道府県によって温度差がものすごくあると思うんですね、地域によって。まさに逢坂さんの北海道から私のような和歌山まで全然違うと思うんです。それは少し時間をかけて、それぞれの地域の自主性に任せた上で、やはり形はどうであれですね、野党がバラバラだと勝てないわけですから、形はどうであれば幅広い野党の連携を模索する中では、今の枝野さんのような言い方は決してプラスにならないと思うんですね」
また、続けてコメントを求められた立憲民主党・逢坂政調会長代理も「期限を区切って発言するのは控えた方がいいと思う」「説明を付け加えないと誤解される」とこちらも枝野代表発言に苦言を呈しつつも「それほど強い期限の区切り方でもない」「キックオフ宣言をしたように受け取った」とフォローも欠かしませんでした。
逢坂「まぁ我が党は草の根とかね、ボトムアップって言ってますから、そういう点から言うと期限を区切って発言するのは少し控えたほうがいいな、と私なんかざっくばらんに思いますよ。ただ、実際に発言してるの初めて画像で見たんですね。それほど強い期限の区切り方でもないし、まぁ立憲民主党に入ってくるキックオフ宣言をしたように私には受け取れましたけどね。まぁ、若干説明は付け加えないといけないと思いますよ。今は独り歩きすると誤解されるところもあると思いますので」