>>137 の続き
§簡単なロシアの現代史とエネルギー資源利権
■4 ユコス事件
オリガルヒたちがプーチンに従っていく中で、ホドルコフスキーはジェイコブ・ロスチャイルド(ユダヤ人)に近づくことで身の安全を図った。
ホドルコフスキーは民間政治団体「オープン・ロシア財団」を設立する(2001年)。
オープン・ロシアの初代理事はジェイコブ・ロスチャイルドとヘンリー・キッシンジャー(ユダヤ人)。
さらに、ホドルコフスキーはブッシュ人脈(≒ネオコン≒ユダヤ人)に近づいた。
そして、話を丸めてしまうと、ホドルコフスキーはロシアの石油利権をエクソンモービルに売り飛ばそうとして、プーチンに阻まれ、2003年に脱税で逮捕された。
プーチンが西側報道機関によって悪魔化されたのは、これ以降なのだ。
(その後、プーチンはエクソン・モービルとキッシンジャーとは和解している)
2013年にホドルコフスキーは恩赦され、イギリスへ亡命した。
■5 反プーチン活動家ナワリヌイ
ナワリヌイというロシアの反プーチン活動家を我々のメディアでは英雄扱いしている。
しかし、2017年まで彼の活動の背後にいたのもオープン・ロシア。
オリガルヒの後ろ盾を受けている人物が本気で民主主義を求めているわけがないんだけど、そのことを我々のメディアは報道しない。
■6 東欧と中東の民主化運動(2000年代)
そして、カラー革命やアラブの春が起きた。
その背後にあるのは、ロシアの石油利権を奪えなかった勢力によるプーチンの追い落とし。
アラブの春が起きたのはソ連の衛星国家。
同じ独裁でも、アゼルバイジャン、サウジアラビア、UAE(どれも親米国家)で起きた形ばかりの民主化運動は成功しなかった。
というわけで、西側にはプーチンとロシアを追い詰めようとしている人たちがいるんである。
彼らの本音はロシアのエネルギー資源の横取り。
そんな本音は言えないから「独裁打倒を支援して民主主義を広める」というきれいごとをプロパガンダしているのだ。