https://www.jiji.com/jc/article?k=2021070600642
2021年07月06日14時46分
大阪地裁などがある裁判所の合同庁舎=大阪市北区
不動産賃貸仲介のエイブル(東京)にマンションの管理を委託していた大阪府内の不動産会社が、架空のリフォームで多額の工事費を請求されたなどとして、約2億7900万円の損害賠償を求めて提訴していたことが6日、分かった。エイブル側は同日、大阪地裁で開かれた第1回口頭弁論で請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
訴状などによると、エイブル側は不動産会社が所有するマンション5棟について、居室をホテル仕様に改修するとして内装工事費などを請求。2010〜17年に約400回の請求があったが、不動産会社側はリフォームなどはいずれも架空で施工されていないと主張している。
このほか、エイブルが集めた入居者の賃料のうち、約5000万円が未払いだと訴えている。
エイブル側は、当時新大阪店に勤務していた派遣社員の男性が不正に関与したことを認めつつ、「(不動産会社への請求は)社内手続きを経たものではない」と法的責任を否定している。
不動産会社の代理人弁護士は大阪市内で記者会見し、「職員の不正に気づかなかった管理責任は非常に大きい」と話した。
エイブルの話 コメントは差し控える。
2021年07月06日14時46分
大阪地裁などがある裁判所の合同庁舎=大阪市北区
不動産賃貸仲介のエイブル(東京)にマンションの管理を委託していた大阪府内の不動産会社が、架空のリフォームで多額の工事費を請求されたなどとして、約2億7900万円の損害賠償を求めて提訴していたことが6日、分かった。エイブル側は同日、大阪地裁で開かれた第1回口頭弁論で請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
訴状などによると、エイブル側は不動産会社が所有するマンション5棟について、居室をホテル仕様に改修するとして内装工事費などを請求。2010〜17年に約400回の請求があったが、不動産会社側はリフォームなどはいずれも架空で施工されていないと主張している。
このほか、エイブルが集めた入居者の賃料のうち、約5000万円が未払いだと訴えている。
エイブル側は、当時新大阪店に勤務していた派遣社員の男性が不正に関与したことを認めつつ、「(不動産会社への請求は)社内手続きを経たものではない」と法的責任を否定している。
不動産会社の代理人弁護士は大阪市内で記者会見し、「職員の不正に気づかなかった管理責任は非常に大きい」と話した。
エイブルの話 コメントは差し控える。