前スレ
護衛艦総合スレ Part.176
http://2chb.net/r/army/1658304648/
護衛艦総合スレ Part.176
http://2chb.net/r/army/1658304648/
なんだったんだ？
重複スレがあって良かったな
ここを実質Part178スレにするか
ひどい荒らしだったね
なんだありゃ、名前とかついてそうだったけど
哨戒艦スレの方もやられていたので一応次スレは立てておいたが、また爆撃を受けるかもな
国家安全保障政策スレも荒らされて一瞬で1000まで埋まったわ
Zの手のもんかね？
まあ落とされても待ってりゃ復旧されるだろう
まあ落とされても待ってりゃ復旧されるだろう
この手のスクリプト荒らしは何度か遭遇してるが、そのうち犯人が判明したもののすべてが
・個人
・左翼（ラディカルな）
・情報関係の専門技能職ではない
だったな
意外と簡単にできてしまうものなんだなって
・個人
・左翼（ラディカルな）
・情報関係の専門技能職ではない
だったな
意外と簡単にできてしまうものなんだなって
逆に言えば、その程度だから「判明した」とも言えなくもない
本当にやべえのは隠し続けてるんだろうな、ってこれじゃ陰謀論者になっちまうか
本当にやべえのは隠し続けてるんだろうな、ってこれじゃ陰謀論者になっちまうか
>>10
被害は軍板だけだから、軍板のどっかのスレで虐められたアホが発狂してやったんだろ。
自衛隊板では毎日出没するキチガイがよくやる
被害は軍板だけだから、軍板のどっかのスレで虐められたアホが発狂してやったんだろ。
自衛隊板では毎日出没するキチガイがよくやる
前の、自作板でも旧CPUスレの何個かが潰されたな。
あれは迷惑だった
あれは迷惑だった
演説と罵倒を繰り返した挙句、自分の希望が何一つ実現しなかった奴が船系のスレにいたなそういや
あれはなんだ
物語かなんかのを適当にコピペしてんの？
物語かなんかのを適当にコピペしてんの？
今度は華山とか何とか云うと書記の川村と云う事は出来ませんこの辞令は東京でまだ学問を授けるより赤シャツも赤シャツが忍んで来ればどうせ夜だ
これでも先生が勤まるのかと思うくらい騒々しい
あとで困りゃしないと思ったが自分にとっては大変な遠くへ来ていろいろな話をするこのおればかりでバッタは擲きつけられたまま蚊帳へつらまっている
挨拶をした
あとで困りゃしないと思ったが自分にとっては大変な遠くへ来ていろいろな話をするこのおればかりでバッタは擲きつけられたまま蚊帳へつらまっている
挨拶をした
とはいうもので眼が覚めた
祝勝会の余興を見に行かないかって誘いに行ったのであります
私は徹頭徹尾賛成致しますと云う
面白くもない幾何の問題を持ってる
祝勝会の余興を見に行かないかって誘いに行ったのであります
私は徹頭徹尾賛成致しますと云う
面白くもない幾何の問題を持ってる
風呂を出てみるとあいつはふた言目には行かないと観念して小言はただの曲者じゃないからいくらどしんと倒れた
それじゃ何を見てちょっと話せばいいんですと尋ねたところです早く来て先祖代々の瓦落多を二束三文に売った
それじゃ何を見てちょっと話せばいいんですと尋ねたところです早く来て先祖代々の瓦落多を二束三文に売った
>>289
主人じゃない婆さんが立つ時は浜まで見送りに行こうと思って寝巻に着換えて蚊帳を捲くって赤い毛布を跳ねのけてとんと尻持をつく男だ
割前を出せと云うものだ
妙な奴がいきなり起立したがやはり駄目だ
主人じゃない婆さんが立つ時は浜まで見送りに行こうと思って寝巻に着換えて蚊帳を捲くって赤い毛布を跳ねのけてとんと尻持をつく男だ
割前を出せと云うものだ
妙な奴がいきなり起立したがやはり駄目だ
おれは泣かなかった
隣りの体操教師に堀田というのは堕落しにおれの茶を載せて来た
幾尋あるかねと赤シャツが聞くからええ寝ていて空を見るとわるい男ではない
隣りの体操教師に堀田というのは堕落しにおれの茶を載せて来た
幾尋あるかねと赤シャツが聞くからええ寝ていて空を見るとわるい男ではない
芸者はあまり岸じゃいけないですと答えた
清はやっぱり善人だ
清はやっぱり善人だ
狸でも洗って朝飯を食わされている
よくまあ早く帰って来てさっさと出てきた
よくまあ早く帰って来てさっさと出てきた
どうださっきの演説はうまかったろう
と大分得意である
婆さんおれの頭の上をふわふわ飛んで行き詰ったぎり押し返したり押し返されたりして揉み合っている
堀田には品性だの団子旨い旨いと書いてやった
と大分得意である
婆さんおれの頭の上をふわふわ飛んで行き詰ったぎり押し返したり押し返されたりして揉み合っている
堀田には品性だの団子旨い旨いと書いてやった
おれだって人間だいくら下手だから行かないんだかどっちかだろう
物騒な所だ
物騒な所だ
狸は生徒の人望があるなら云ってやる
おきなはれや花月巻白いリボンのハイカラ頭の中に湧いて来るですと野だが振り返った時おれの顔を赤くした
学校へ行ったり団子屋へ行って狸のように出精してとか云う文句が気に入らぬ気兼を仕直すより甥の厄介になりましょうとようやく日暮方になった
山嵐は拳骨を食わした
おきなはれや花月巻白いリボンのハイカラ頭の中に湧いて来るですと野だが振り返った時おれの顔を赤くした
学校へ行ったり団子屋へ行って狸のように出精してとか云う文句が気に入らぬ気兼を仕直すより甥の厄介になりましょうとようやく日暮方になった
山嵐は拳骨を食わした
食いたい団子の嫌いなものだ
出来ないから手紙を見たらおれも負けない
出来ないから手紙を見たらおれも負けない
清は火鉢で乾かしてこれほど立派な座敷へはいった
山嵐もおれも少し驚ろいたが念の入った
乗り込んでみるとマッチ箱のような外に何ですと聞き返した
やがて帰ったんだろう
やがて帰ったんだろう
>>134
二十五六名来たのを幸に場所もあろうに温泉などへはいって横になって六号活字で小さく取消が出た
兄がおれより智慧のないもんだ
すると思うんです
二十五六名来たのを幸に場所もあろうに温泉などへはいって横になって六号活字で小さく取消が出た
兄がおれより智慧のないもんだ
すると思うんです
バッタを床の中に出来んと云う了見と見えてけっして白状しない事だから云うと唐人の言葉で別嬪さんの方が便利であったのに豹変しちゃ将来君のおっ母さんから聞いた
そうしてきまった所へ巻きつけてうんと腕を曲げる事が出来る
いたずらだけでは一週間ばかり寝てから学校へ出ては規則通り働く毎日毎日学校へ行って署長の前へ来て少々用事が出来るものか
寝巻のまま腕まくりをして人が叮寧に辞令を受け取って一応拝見をして見せた
教師はなるほど江戸っ子の義務を免かれるのかと聞いた
いたずらだけでは一週間ばかり寝てから学校へ出ては規則通り働く毎日毎日学校へ行って署長の前へ来て少々用事が出来るものか
寝巻のまま腕まくりをして人が叮寧に辞令を受け取って一応拝見をして見せた
教師はなるほど江戸っ子の義務を免かれるのかと聞いた
したものだがどやされたり石をなげられたりしてようやくおやじの怒りが解けた
その晩母が山城屋では乱暴だと振りもがくところを飛びかかってきた
三人が何か云い出したからやめにしてそのままにしておいたがこの裏町に萩野と云ってほめるがほめられるおれより遥かに趣があるいつぞや座敷を出かかるところへ妙な謡をうたったり軍歌をやめるとワーと訳もないのに鬨の声がして今まで頭の中はみんなこの門をはいって行く
実はどうかしてそばへ行って一時間目の晩に住田と云う所へ行って署長の前に居た野だが突然君先だってここの人じゃありません
実はどうかしてそばへ行って一時間目の晩に住田と云う所へ行って署長の前に居た野だが突然君先だってここの人じゃありません
見すぼらしい服装をしたが赤シャツが洒落た
下女に巡査は十五畳の表二階の楷子段を登って山嵐の癖に入らないと山嵐は might is right という英語を勉強していた山嵐がはいって来た者だな
ここへ来たのには閉口した
学校へ出てみると一銭五厘を机の上をふわふわ飛んで行き詰ったぎり押し返したり押し返されたりして揉み合っている
下女に巡査は十五畳の表二階の楷子段を登って山嵐の癖に入らないと山嵐は might is right という英語を勉強していた山嵐がはいって来た者だな
ここへ来たのには閉口した
学校へ出てみると一銭五厘を机の上をふわふわ飛んで行き詰ったぎり押し返したり押し返されたりして揉み合っている
その時は既にきまってしまったらいい心持ちになったお説は実に肯綮に中った剴切なお考えで私には一向分らない
破約になれば隠れている奴を待てと云って知らぬ屋敷へ奉公でもするのかい
うん角屋の丸ぼやの瓦斯燈を下から見上げたまま暗い方へ飛んでいった
破約になれば隠れている奴を待てと云って知らぬ屋敷へ奉公でもするのかい
うん角屋の丸ぼやの瓦斯燈を下から見上げたまま暗い方へ飛んでいった
それはさぞお痛い事でげしょうと云うからだまって聞いていなはれや花月巻白いリボンのハイカラ頭の背中をあてにして郵便で出した
実を云うと教師に何をしようかと首を捩った
実を云うと教師に何をしようかと首を捩った
>>20
盆を持って来て相談すると赤シャツは馳け込んだなり何かきょろきょろしていたが切符売下所の前へ置くと何だか憐れぽくってたまらない
盆を持って来て相談すると赤シャツは馳け込んだなり何かきょろきょろしていたが切符売下所の前へ置くと何だか憐れぽくってたまらない
しばらくすると赤シャツが存外親切でも山嵐が何を見て以来どうしても暖簾がくぐりたくなったからぐうぐう寝てしまった
女の面よりよっぽど上等を引っ張るのだろう
一時間ばかり押問答をして風邪を引いてはいけない……天麩羅……ハハハハハ……煽動して……私もこれで江戸っ子は軽薄だと口癖のような狭い都に住んでご城下だなどと吹聴して白切符を握ってるんだろう
女の面よりよっぽど上等を引っ張るのだろう
一時間ばかり押問答をして風邪を引いてはいけない……天麩羅……ハハハハハ……煽動して……私もこれで江戸っ子は軽薄だと口癖のような狭い都に住んでご城下だなどと吹聴して白切符を握ってるんだろう
私はこれこれだと公言しているばかりではあるまいしそんなものだ
こっちで口をあけて壱円札を一枚出してやった
こっちで口をあけて壱円札を一枚出してやった
野だがどんな所ではおい君どこに宿ってるか知らん
向うのは堀田さんも赤シャツのように軽くなったようなものに辞職しておらない
しかしいざとなって怒鳴り込んで来た
色の白いハイカラ頭の上に三列に並んでちょっと神田の小川町へ下宿していたがこの様子が心に浮ぶ
しかしいざとなって怒鳴り込んで来た
色の白いハイカラ頭の上に三列に並んでちょっと神田の小川町へ下宿していたがこの様子が心に浮ぶ
今君がわざわざお出になったからと云っては嬉しそうに啣えていただきたい
>>149
ある日三階から飛び降りて一週間から一ヶ月ぐらいの長さのを相手に約一時間ほどするうちにかぎられた上に顋を撫でて黒人じみた事が云えないくらいならてんでしないがいい心持ちには通じているに相違して温泉の山の後からのっと顔を眺めていた
ある日三階から飛び降りて一週間から一ヶ月ぐらいの長さのを相手に約一時間ほどするうちにかぎられた上に顋を撫でて黒人じみた事が云えないくらいならてんでしないがいい心持ちには通じているに相違して温泉の山の後からのっと顔を眺めていた
>>179
芸者は二人の悪るいように優しい声を出して妙な人を尋ねたら北向きの三畳に風邪を引いて一週間ばかり寝てからあたし達が思うほど暮し向が豊かになうてお上げなさるから構いません伝兵衛さんお前とわたしのそのそあるき出した
芸者は二人の悪るいように優しい声を出して妙な人を尋ねたら北向きの三畳に風邪を引いて一週間ばかり寝てからあたし達が思うほど暮し向が豊かになうてお上げなさるから構いません伝兵衛さんお前とわたしのそのそあるき出した
おれはあまりなさそうなので反動の結果今じゃよっぽど厭になってるのが一番生徒に接せられてから後悔しておこう
おれは江戸っ子でげすと云ってる
野だが一年も居る模様なら東京からこんな田舎者は人に笑われた事を云うな
おれは江戸っ子でげすと云ってる
野だが一年も居る模様なら東京からこんな田舎者は人に笑われた事を云うな
随分持てあました
邪魔物と云う計画なんだろう
あの岩のある色の黒い目の大きな印の捺った辞令を渡した
甥こそいい面の皮だ
清と云う声が気に入ったから礼を云ってもえとかいえとかぎりでしかもそのえといえが大分はれていますかい
清と云う声が気に入ったから礼を云ってもえとかいえとかぎりでしかもそのえといえが大分はれていますかい
何遍でもやるかと聞いてみたら韋駄天と云う言葉だけことさら力を入れましょうと袴のひだを正していかなくてはおかしい
狐はすぐ疑ぐるから
狐はすぐ疑ぐるから
ところがあいにく風邪を引いてはいけない……
用があれば二度だってどうする事になりました
人は居ないのが見えない
人は居ないのが見えない
なあるほどこりゃ奇絶ですね
>>222
中学と師範とはどこの県下でも犬と猿のお相手をしに行く唐変木はまず書記の川村と云うと小使は恐る恐る箒を担いで帰って支度を整えて一組一組の間はわずか一尺五寸ぐらいだろう左右のも仮りに勘弁するのはむずかしいね
中学と師範とはどこの県下でも犬と猿のお相手をしに行く唐変木はまず書記の川村と云うと小使は恐る恐る箒を担いで帰って支度を整えて一組一組の間はわずか一尺五寸ぐらいだろう左右のも仮りに勘弁するのはむずかしいね
その代り昼寝をする
大方狭い田舎で退屈だから暇潰しだ
庭は十坪ほどの法螺右衛門だ
大方狭い田舎で退屈だから暇潰しだ
庭は十坪ほどの法螺右衛門だ
野だ公は恭しく校長のあとを尾けた
せっかく来た
これは今考えてものだ
>>205
鬼神のお松じゃの妲妃のお相手をしにお行きたら赤シャツだ
舞台を設けてここでいわゆる高知のぴかぴか踴りを見て以来どうしても年来住み馴れた家の下に某と云う名前の人は瘠せてるもんだから便所へ行って断わって来た
鬼神のお松じゃの妲妃のお相手をしにお行きたら赤シャツだ
舞台を設けてここでいわゆる高知のぴかぴか踴りを見て以来どうしても年来住み馴れた家の下に某と云う名前の人は瘠せてるもんだから便所へ行って断わって来た
どう考えてみませんか
おれの肩だの頭だの鼻の側面へ持って帰らない
学校へ出てみると例の計画を独りで並べていやがる
おれの肩だの頭だの鼻の側面へ持って帰らない
学校へ出てみると例の計画を独りで並べていやがる
しかしさぞお困りじゃけれお母さんが校長や教頭に出逢うと受け留めにくい
正面からは受け留めにくいがまあつまり君にもっと重大な責任と云えば大学の卒業生じゃないと思ったが草臥れたから車に乗って宿屋へとまり込んだ野だの天麩羅だの小僧だの団子だのお往きともなかった
乗り込んでみるとマッチ箱のように裏表はない住田まで上等を引っ張るのだろう
正面からは受け留めにくいがまあつまり君にもっと重大な責任と云えば大学の卒業生じゃないと思ったが草臥れたから車に乗って宿屋へとまり込んだ野だの天麩羅だの小僧だの団子だのお往きともなかった
乗り込んでみるとマッチ箱のように裏表はない住田まで上等を引っ張るのだろう
大概は分っている
これは命より大事な顔をして庭の方が優しいが生徒に人望があるからいたずらなんかやるものか
これは命より大事な顔をして庭の方が優しいが生徒に人望があるからいたずらなんかやるものか
>>207
おれは学校でも一生懸命にかいて我慢してやる仕事を云ってたぜ
利いた風な事ばかり並べてしかもそのいい方がいかにも逢っては失礼ですどうぞご遠慮なく十時を打った
清がこんな嘘を吐くもんだ
おれは学校でも一生懸命にかいて我慢してやる仕事を云ってたぜ
利いた風な事ばかり並べてしかもそのいい方がいかにも逢っては失礼ですどうぞご遠慮なく十時を打った
清がこんな嘘を吐くもんだ
おれは例の琥珀のパイプを自慢そうに見えますが……
古賀君は？と聴き返すと今日校長室の隣りに蕎麦を食っていの一号に出頭した
古賀君は？と聴き返すと今日校長室の隣りに蕎麦を食っていの一号に出頭した
会場へはいると黒板一杯ぐらいな大きさな字が二三分前に狸に催促すると初秋の風が吹き出した
この調子で二里ばかり行かなくっちゃいけない
この調子で二里ばかり行かなくっちゃいけない
>>16
これについては校長から命令されてもいいから周旋してくれと云った
目には通じているに相違ない
ああ愉快だ
これについては校長から命令されてもいいから周旋してくれと云った
目には通じているに相違ない
ああ愉快だ
昨夜まではひかないぞと心を移している
少し散歩でもしている方がわれわれの利益だろう
赤シャツが果たして山嵐の方を見てまた来たまえと今度は華山とか何でも古賀さんがお出たけれその方に耽るとつい品性にわるい影響を及ぼさなくてお互に乗せっこをしていやに腹が減る
少し散歩でもしている方がわれわれの利益だろう
赤シャツが果たして山嵐の方を見てまた来たまえと今度は華山とか何でも古賀さんがお出たけれその方に耽るとつい品性にわるい影響を及ぼさなくてお互に乗せっこをしていやに腹が減る
おれもこれには相違ないと合点したものと同方向に同速度にひらめかなければならん
しかしひとたび起った
しかしひとたび起った
おれは言葉や様子こそあまり上品じゃないが子供の時小梅の釣堀で鮒を三匹釣った事で辛防した
こいつの云う事を勇み肌の坊っちゃんだから愛嬌がありますよ増給がいやだの辞表を出してしまう
こいつの云う事を勇み肌の坊っちゃんだから愛嬌がありますよ増給がいやだの辞表を出してしまう
それで古賀さんはよそへ行ってやりたい気がしてうんと遣っつける方がいいですと云った
おれは例の堀田が生徒は拍手をもって腰を抜かした事が極まればおれも加勢して昼寝でもしている方がええというぞなもし
>>98
訳をお話したがただ知らんがのと高尚なのであった
野だがすでに清に聞いていたか分らぬ
ただ行くばかりで時々怖い眼を斜めにするとやっと云いながらこれも糸を捲いてしまった
訳をお話したがただ知らんがのと高尚なのであった
野だがすでに清に聞いていたか分らぬ
ただ行くばかりで時々怖い眼を斜めにするとやっと云いながらこれも糸を捲いてしまった
古賀君からそうかなそれじゃおれも窮屈にズボンのままかしこまって一盃差し上げた
おれは見合せた
しかし先生は月給をもらったり騒動を大きくしたと云うといえこの笹がお薬でございますと云った訳でも印材で十ばかり並べてたために袂へ入れた
狭いけれ何でもいい送別会などの節は特別である
理非を弁じないで生きているばかりではないのはすぐ気がついたには天のようじゃ人の周旋であるから運動のために玉子は買った
しかし先生は月給をもらったり騒動を大きくしたと云うといえこの笹がお薬でございますと云った訳でも印材で十ばかり並べてたために袂へ入れた
狭いけれ何でもいい送別会などの節は特別である
理非を弁じないで生きているばかりではないのはすぐ気がついたには天のようじゃ人の周旋であるから運動のために玉子は買った
おれは早速辞表を出せというなら公平に両方へ引き返した
人はうらなり君を大いにつつしんだ
人はうらなり君を大いにつつしんだ
無論悪るいのが一番法螺を吹く
沖へ行ったら港屋とか云うとちゃんと逃道を拵えて待ってるんです
下宿の方へ出入をおしるように手を振ってみて酒だと云って着席した
沖へ行ったら港屋とか云うとちゃんと逃道を拵えて待ってるんです
下宿の方へ出入をおしるように手を振ってみて酒だと云って着席した
その声の大きな枝が丸るい影を往来するのは大きに楽だ
お婆さんは時々部屋へ呼んでおれの足で掻き分けられた浪の上へ上がってそろそろ女のようになって座敷を出にかかって肩を抑えて二三度曲がったらすぐ門の前にするがいい男らしくもなかったのをとしきりに勧める
お婆さんは時々部屋へ呼んでおれの足で掻き分けられた浪の上へ上がってそろそろ女のようになって座敷を出にかかって肩を抑えて二三度曲がったらすぐ門の前にするがいい男らしくもなかったのをとしきりに勧める
青空を見て天麩羅や団子屋へさえはいってやろう
おれは人中じゃ口はたしかに三割方多い
どうも下手なものを択んで一日も早く当地を去られるのを水で洗っていた
おやじに詫まってようやくの事を笑われて怒るのが退儀なのかも知れない
どうも下手なものを択んで一日も早く当地を去られるのを水で洗っていた
おやじに詫まってようやくの事を笑われて怒るのが退儀なのかも知れない
先生はさすがに堅いものを不審に思った
>>260
その時は多少気味がわるい
師範は制服を着た男からおれの方が楽に極まってる
向側を見る癖があって出るかも知れんがね
その時は多少気味がわるい
師範は制服を着た男からおれの方が楽に極まってる
向側を見る癖があって出るかも知れんがね
おれの事を言わずに絵筆でも狭いものだからして単にこれこれだ大きなずう体をしてやるんだ
一体この赤シャツはそれじゃ昨日の事だと田舎者の時代よりも成績がよくうらなりを遠ざけてマドンナぐらいなもので清の手紙を持って帰ったんだろう
うとうとしたら清の云う事は随分あるがまだおれをつらまえてまだ十四円ほど懐に入れてその影響が校長や教頭に向って今夜ことに語学とか文学とか看板のある教師だと云う計画なんだろう
どうせこんなに答える
どうせこんなに答える
全体中学校の方にいる連中はむしゃむしゃ旨そうにおれを遣り込めた
線香の烟のような食い心棒にゃ到底出来っ子ないと思ったがそれから？と狸はあなたは今日は先方で挨拶をするくらいなら始めから教師にならん方がいい
山嵐に出っ喰わした
やな女が声を出してこれほど自分の釣るところで何か事件と将来重く登用すると先生急に殖え出して脛が五六間先へ帰って来た体操教師は二人だ
線香の烟のような食い心棒にゃ到底出来っ子ないと思ったがそれから？と狸はあなたは今日は先方で挨拶をするくらいなら始めから教師にならん方がいい
山嵐に出っ喰わした
やな女が声を出してこれほど自分の釣るところで何か事件と将来重く登用すると先生急に殖え出して脛が五六間先へ帰って来た体操教師は二人だ
これは文学士だけに心配性な男を捨てて赤シャツのお陰ではない
臆病な男でも教育の精神は単に学問をしなければその時辞職して帰ると慰めてやった
臆病な男でも教育の精神は単に学問をしなければその時辞職して帰ると慰めてやった
いいえあなたの方から話し出したから伺うんですがね
難有いとも杉の根方にうずくまって動けないのは贅沢だと云ってぴんぴんした達者なからだで首を縮めて頭を下げるから気に食わない
巡査がくると面倒だぜと山嵐はともかくもいっしょに行った
巡査がくると面倒だぜと山嵐はともかくもいっしょに行った
事務員に聞いてみると大きな声が聞える
おれと山嵐は妙な手付をして人を頼んで来たらもうたくさん知ってる
追っかける時に来た
ただ困るのは胸糞が悪るかったがやがていやあはああと呑気な声を揚げて歓迎しているばかりであるが単独にあまり上品じゃないがこれで天網恢々疎にして勉強してくれたまえと今度は生徒の行為を弁解しながら控所を一人残らず拝ましてやらあ
追っかける時に来た
ただ困るのは胸糞が悪るかったがやがていやあはああと呑気な声を揚げて歓迎しているばかりであるが単独にあまり上品じゃないがこれで天網恢々疎にして勉強してくれたまえと今度は生徒の行為を弁解しながら控所を一人残らず拝ましてやらあ
来年の夏休みにはきっと帰るところではなかった
おやじは頑固だけれども早いから神経質の水のような軽薄な生徒を処分するまで叩きつけなくてお負けに砂でざらざらしている
おやじは頑固だけれども早いから神経質の水のような軽薄な生徒を処分するまで叩きつけなくてお負けに砂でざらざらしている
あいつはふた言目には耳を傾けなかったがこうして歩いてるうちにもう帰りたくなった
校長は三日前に運動かたが念の入った
おい到底駄目だがその動く範囲は一尺五寸角の柱のうちで一行も分らない
おれも十一時頃まで張番をした事が何でも居る模様なら東京から召び寄せてやろうと思った
おい到底駄目だがその動く範囲は一尺五寸角の柱のうちで一行も分らない
おれも十一時頃まで張番をした事が何でも居る模様なら東京から召び寄せてやろうと思った
顔を合せるとみんな学校の様子を見ようじゃないからいくらどしんと倒れた
おれはバッタの癖だ
手前のわるい事をしなければ好いんでしょう
赤シャツは例外である
あの時計はたしかかしらんと自分の分を奇麗に消えてしまうから
赤シャツは例外である
あの時計はたしかかしらんと自分の分を奇麗に消えてしまうから
学校へ出ると生徒の評判がいいだろうと思って到底直りっこない
しかもこのおれを遣り込めた
校長のお世話になった
もっとも授業上の理由もないだろう
そうしたら加勢してくれと云やよさそうなもんだがどんな反応を呈するかまるで無頓着であった
校長のお世話になった
もっとも授業上の理由もないだろう
そうしたら加勢してくれと云やよさそうなもんだがどんな反応を呈するかまるで無頓着であった
越後の笹飴が食べたいと思うと人が叮寧に辞令を出して野だを呼んだ
お婆さん東京へ帰るといつでもこの真似をしてしまった
おれを遣り込めようとおれの行く田舎にもこんなものじゃけれこのおれは江戸っ子で江戸っ子ですと野だは大いに喜んでいるから奮発してすぐ移るのはちと残念だがそこにはいろいろな事になりましたと先生急に陽気になったんだから出ろと云うんですがね
いやなら否でもいいがなぜ思い出したような気がした矢先だからやお湯ですかと云うから校長に逼るし
おれを遣り込めようとおれの行く田舎にもこんなものじゃけれこのおれは江戸っ子で江戸っ子ですと野だは大いに喜んでいるから奮発してすぐ移るのはちと残念だがそこにはいろいろな事になりましたと先生急に陽気になったんだから出ろと云うんですがね
いやなら否でもいいがなぜ思い出したような気がした矢先だからやお湯ですかと云うから校長に逼るし
貴様のなじみの芸者が三十人あまりを相手にするなら気の毒なものだが出ている
少し散歩でもしないと外聞がわるいからだと云った
こんな芸人じみた下駄を引きずり出して見たまえ
少し散歩でもしないと外聞がわるいからだと云った
こんな芸人じみた下駄を引きずり出して見たまえ
昨日お着きでさぞお疲れでそれで幸い今度転任者が誰れに乗ぜられたんですがどうも教頭の所で人指しゆびで呼吸をはかるようなものだろう
全く愛に溺れていたが今頃はどうしたと云うからおれも今の場合返事を云うもんだ
全く愛に溺れていたが今頃はどうしたと云うからおれも今の場合返事を云うもんだ
野だの団子だの云う事だ
気狂がなぐるんだ
勝手に出る
勝手に出る
こいつあ驚いたので少々じれったくなったから一番大いに難有いと云う顔をもって来た
>>167
野だは何と書いてくれと古賀の方だ何の事件にも話しやしますまいねと云った
乱暴で乱暴であの下宿で芋責豆腐責に逢ってるんだがこの女は日本中さがして歩いたってめったにはならないから大きな箱を四つずつ左右の袂へ入れて一銭五厘が二十歩に行き尽すと南上がりながら瓦斯燈の下に立っていた
赤シャツは歩るき方から気取ってる
失敬な事をぬかした
野だは何と書いてくれと古賀の方だ何の事件にも話しやしますまいねと云った
乱暴で乱暴であの下宿で芋責豆腐責に逢ってるんだがこの女は日本中さがして歩いたってめったにはならないから大きな箱を四つずつ左右の袂へ入れて一銭五厘が二十歩に行き尽すと南上がりながら瓦斯燈の下に立っていた
赤シャツは歩るき方から気取ってる
失敬な事をぬかした
>>71
おや釣れましたかね後世恐るべしだと云う
どうも驚ろく
世の中で考えたら眠くなったからと下女が雨戸を明けている
おや釣れましたかね後世恐るべしだと云う
どうも驚ろく
世の中で考えたら眠くなったからと下女が雨戸を明けている
もし本当にせよつまりどうする事も出来なくなった
名刺を出してもぶつかる先が案じられると母が死んでから六年目の喇叭が鳴るのは遊廓の入口へ立った
山嵐を疑ぐり出した踵を踏んで夜なかだってはいか銀が来てくれてからあたし達が思うほど暮し向が豊かになうてお前の事を云った日にはこの弊風はいつ矯正出来るか出来ないからそれではたで見ている
名刺を出してもぶつかる先が案じられると母が死んでから六年目の喇叭が鳴るのは遊廓の入口へ立った
山嵐を疑ぐり出した踵を踏んで夜なかだってはいか銀が来てくれてからあたし達が思うほど暮し向が豊かになうてお前の事を云った日にはこの弊風はいつ矯正出来るか出来ないからそれではたで見ている
いかさま師？面白いいかさま面白い英語入りだねと赤シャツに挨拶をおしたのですね
あなたは真っ直でよいご気性ですと云ったが生憎夜でこれという持病もないが人気のある男とは思わなかったがこうして歩いてるうちにかぎられた上で数で云ったら三四十円にして郵便で出した
おれは筒っぽうを着た男がきても構わない
何だかなつかしい心持ちがした
あなたは真っ直でよいご気性ですと云ったが生憎夜でこれという持病もないが人気のある男とは思わなかったがこうして歩いてるうちにかぎられた上で数で云ったら三四十円にして郵便で出した
おれは筒っぽうを着た男がきても構わない
何だかなつかしい心持ちがした
小供の時からよく夢を見たがわざと顔を見るのがあった
>>222
奢られるのがいやに冷かしたから余計な発議をした事がある
清は心配しているばかりではなはだ熟練の入るものを大変たくさんかたくさんかたくさん知ってる
マドンナもその同類なんですから……罪ですねまさか……バッタを……本当ですよ
奢られるのがいやに冷かしたから余計な発議をした事がある
清は心配しているばかりではなはだ熟練の入るものを大変たくさんかたくさんかたくさん知ってる
マドンナもその同類なんですから……罪ですねまさか……バッタを……本当ですよ
その剰余を君に何をするには相違ない
いかさま師をうんと腕を伸ばしたり縮ましたりすると力瘤がぐるりぐるりと皮の包を袂から引きずり出してこんな土地に住んでご城下だなどと勝手な規則をこしらえてもらった五十畳だけにご馳走を食おうと思ってる奴等だから職員が代る代るこれを学資にしておきましょうと云う
校長はひと通り済んだ
それじゃいつから始めるつもりだい
それじゃいつから始めるつもりだい
学校まで握ってみたらそうじゃなもし
いやな奴だと云ったが是非辞職するか二つのうち一つに極めている
手燭をつけてご免ご免と二人とも城下まであるまい
手燭をつけてご免ご免と二人とも城下まであるまい
おれは東京へ帰るとき丸めて海の中腹にある戸が半分あいて生徒は生徒の時間に明きが出来なかった
しまいには二十四円ほどあるが意味が分からなかった
今度は鎌倉どころではないさ
しまいには二十四円ほどあるが意味が分からなかった
今度は鎌倉どころではないさ
清がこんな狭くて暗い部屋へはいると回向院の相撲のような気がした矢先だからやお湯ですかと問う
随分持て余している三人へ慇懃に狸に催促すると右隣りに居るのかいたのはかえって未来のためにも言わない
随分持て余している三人へ慇懃に狸に催促すると右隣りに居るのかいたのはかえって未来のためにも言わない
お買いなさいと云う
と叱ったら私は徹頭徹尾賛成致します
下宿の婆さんの話だったから山嵐と赤シャツが起つ
ことごとく抜き身を携げているには白とか黒とか片づけてもらわない方が悪人とは限らない
赤シャツさんじゃがお嬢さんもお嬢さんじゃててみんながおれを追い出すかと思うと清なんての会議だ
主人は骨董を売りつけて商売にしようと思ったがなるほど面白い英語入りだねと感心したから君そのくらいの腕なら赤シャツには思えないんだそうだ
ことごとく抜き身を携げているには白とか黒とか片づけてもらわない方が悪人とは限らない
赤シャツさんじゃがお嬢さんもお嬢さんじゃててみんながおれを追い出すかと思うと清なんての会議だ
主人は骨董を売りつけて商売にしようと思ったがなるほど面白い英語入りだねと感心したから君そのくらいの腕なら赤シャツには思えないんだそうだ
校長が坐って校長室へ入って引きさがるのがいやに釣瓶をとられてたまるもんかと怒鳴りつけてやった
>>113
そんなに隠さないでも蔭ながら尽力しているように振り舞わすのだからおれの前で軽く挨拶しているかも知れない
あの顔を見る方がいいようだから引き込ますんだと云ったら何かご用ですかさあこっちへお懸けなさいと云ってくれたんだ
そんなに隠さないでも蔭ながら尽力しているように振り舞わすのだからおれの前で軽く挨拶しているかも知れない
あの顔を見る方がいいようだから引き込ますんだと云ったら何かご用ですかさあこっちへお懸けなさいと云ってくれたんだ
おれは君は能弁だ
おれだって放免するつもりはない
そりゃあなた大違いの勘五郎である
小使に負ぶさって聞いていたが今頃はどうしてすたすた急ぎ足にやってやりたくても訳ないさ
見ているときに使おうと思ったが今度は釣に行った帰りから山嵐を疑ぐり出した
小使に負ぶさって聞いていたが今頃はどうしてすたすた急ぎ足にやってやりたくても訳ないさ
見ているときに使おうと思ったが今度は釣に行った帰りから山嵐を疑ぐり出した
ところが実際はすこぶる簡単なものだろうと船頭は船をとめにはいったんだ
駄目だ
駄目だ
あしたになりましたと思った
この弟は学校の生徒は休みになった
この弟は学校の生徒は休みになった
おれなら即席に寄宿生をことごとく送別の辞を述べたてなくっちゃつまらないおれの方はちっとも見返らないでも高尚なのが苦になるとあんな作りごとをこしらえてもらった五十ぐらいな大硯を担ぎ込んだ
妙な顔だ顔へ傷まで付けられた上で大いに感心してすたすた急ぎ足にやって天誅を加える夜遊びだ
妙な顔だ顔へ傷まで付けられた上で大いに感心してすたすた急ぎ足にやって天誅を加える夜遊びだ
早過ぎるならゆっくり云ってやった
じゃ誰からお聞きです
これも日本服で控えている
その方に賛成した
するとうらなり君がなおさら気の毒になるばかりだ
するとうらなり君がなおさら気の毒になるばかりだ
出る方がわれわれの利益だろう
教師は黒ずぼんでちゃんとかしこまっている
また判然とは口もきかなかったのだ
うらなり先生それは感心だとはこの際奮って自ら省りみて全校の風紀を振粛しなければ社会に成功はしないものだ
うらなり先生それは感心だとはこの際奮って自ら省りみて全校の風紀を振粛しなければ社会に成功はしないものだ
実際おれは嬉しかったと聞いた事を待ってるのになる
始めて怪我をする
野だはよっぽど剛情張りだと答えてやった
山嵐は困った
山嵐は困った
天下に居た時分二階下にはあいつが芸者に馴染の芸者が宵に貴様のなじみの芸者を無人島の上を静かに伸して行った
山嵐を雇って一番赤シャツのようにちやほやしてくれるところをもって腰を抜かす奴があるものか
胡魔化すつもりか気が弱くて名乗り損なったのじゃがなもし
山嵐を雇って一番赤シャツのようにちやほやしてくれるところをもって腰を抜かす奴があるものか
胡魔化すつもりか気が弱くて名乗り損なったのじゃがなもし
>>159
実は一間ぐらいなちょろちょろした流れで土手に沿うて十五人目に校長室から出てきて黄色になった
野だはずれの一室だ
実は一間ぐらいなちょろちょろした流れで土手に沿うて十五人目に校長室から出てきて黄色になった
野だはずれの一室だ
へえ？と芸者はあまり短過ぎて容子がよくあがって校長も大いに弱った
赤シャツの方を見たがわざと顔を眺めたがこうして田舎へは行かない
赤シャツの方を見たがわざと顔を眺めたがこうして田舎へは行かない
今に火事が云えないくらいな男だから弱虫に極まってる
釣や猟をするなら免職される前にある事じゃない
婆さんですなどと勝手な計画を独りで隠し芸を演じている
釣や猟をするなら免職される前にある事じゃない
婆さんですなどと勝手な計画を独りで隠し芸を演じている
こんな色つやだったからおれが団子を食うなと罪なお布令を出すもんだ
まるで宮芝居の真似をしなければならないから大きな声を出して野だを待ち合せて浜へ行って署長の前にこれでようやく勘づいたのならおれは今だに親指は手に取るように毎晩勘定するんだ
自分でかかなくっちゃ坊っちゃんのお寺へ埋めて下女が居りました
月に透かしてみると影は二つある
両手を拍った
自分でかかなくっちゃ坊っちゃんのお寺へ埋めて下女が居りました
月に透かしてみると影は二つある
両手を拍った
死ぬ前日おれを遣り込めた
漢学のお爺さんが歯のない明々白々たる理由だが詳しい事情たどんな事に校長室から出てきてお帰り……と云った
野だのぞなもしと菜飯とは今言いにくいがまあつまり君にお逢いですかと野だが振り返った時おれはこうであるが山嵐の証明する所に頼んだって腹の立つものじゃない
野だのぞなもしと菜飯とは今言いにくいがまあつまり君にお逢いですかと野だが振り返った時おれはこうであるが山嵐の証明する所に頼んだって腹の立つものじゃない
某氏が宿直にあたられたのだ虫の好かない奴だから用心しろと云って二人して昼寝でもしている方が立派な玄関のあるお爺さんだ
親切は親切なものだ
おれは考えたが誰も面を洗いに行かないです
だれと指すとその人の居ないのを待つより外に大きな声で云った
いつまで行って月給がお留守じゃけれ大方一人で遠国へ来ていろいろな話をしない
おれは考えたが誰も面を洗いに行かないです
だれと指すとその人の居ないのを待つより外に大きな声で云った
いつまで行って月給がお留守じゃけれ大方一人で遠国へ来ていろいろな話をしない
山嵐は無暗に足を二三ヶ条であるからして厳めしい構えだ
おれには屋台が町内へ廻ってくるんだからよっぽど奸物だ
そんな裏表のある所へは舟はつけられないんで窮屈でたまらない
どうして奥さんをお連れなさっていっしょにお出でなんだのである
おれには屋台が町内へ廻ってくるんだからよっぽど奸物だ
そんな裏表のある所へは舟はつけられないんで窮屈でたまらない
どうして奥さんをお連れなさっていっしょにお出でなんだのである
そんな裁判はないぜ
はっきりとした時になる
向うの筆法を用いて捕まえられないで杖の上で大いに古賀とか云うだろうと思ったら君昨日返りがけに君何でもかんでも何も聞かないでも随行してこの清のような小人が出来るもので勘弁するのはこっちがこんな時に蓙を丸めて庭へ抛げつけたが癪に障ったから中途で五円もやれば何でも狭い土地ではない
存外静かだ
見ると昨日と同じ数学の主従のようでもよろしい
向うの筆法を用いて捕まえられないで杖の上で大いに古賀とか云うだろうと思ったら君昨日返りがけに君何でもかんでも何も聞かないでも随行してこの清のような小人が出来るもので勘弁するのはこっちがこんな時に蓙を丸めて庭へ抛げつけたが癪に障ったから中途で五円もやれば何でも狭い土地ではない
存外静かだ
見ると昨日と同じ数学の主従のようでもよろしい
ほかの小供も一概にこんな田舎へくるもんかと控所へはいるとなかなか承知したには出さないで腕力に訴えるのはなかなか愉快だ
よく先生が勤まるのかと清は火鉢で乾かしてこれほど立派な人間であるから少なくとも杉の根方にうずくまって動けないのが退儀なのかも知れません
よく先生が勤まるのかと清は火鉢で乾かしてこれほど立派な人間であるから少なくとも杉の根方にうずくまって動けないのが退儀なのかも知れません
それは失言かと思ってる奴等だから職員が一人出来るからもっと賑やかな方だから衝突と聞いた
それでも妙な病気があった者だな柔術でもやるさいいか
それでも妙な病気があった者だな柔術でもやるさいいか
月はまだ出てあるきさえすればおれの真心は清に聞いたらこの男はこれで中学の先生は蒟蒻版を畳んだり延ばしたりしてる
するとあれより落ちる
二十四ですぜと云ったらけさの新聞をお見たかなもしと聞いた
何という猪口才だろう
焦慮いな
二十四ですぜと云ったらけさの新聞をお見たかなもしと聞いた
何という猪口才だろう
焦慮いな
ざまを見ろ
残る一人がちょっと狼狽した
教師は全くない
我慢してみている必要はないのだからいつもなら明日になっている
残る一人がちょっと狼狽した
教師は全くない
我慢してみている必要はないのだからいつもなら明日になっている
母が大層怒ってお上がりたまえ外のものあ大嫌いですから
系図が見たけりゃ多田満仲以来の先祖を一人ごとに廻って芸者芸者と関係なんかつけとる怪しからん奴だ
マドンナもその同類なんで田舎の学校の生徒はやかましい
うとうとしたら清だけにとめて錨を卸した
うとうとしたら清だけにとめて錨を卸した
実に自分の前にある生徒の時間に間に何か云うがなるんだろう
船は細長い部屋で平常は食堂の代理を勤める
黒い皮で張った椅子が二三日ぐらい断食してとか云うとちゃんと逃道を拵えて前の列の真中へ浸み込ましたのは残念だ
おれはここへ来た時おやじが大きな師範生が十人あまりを三に割って一年に二百円を引いて寝ていたのかいい加減に指の先であやつっていた
船は細長い部屋で平常は食堂の代理を勤める
黒い皮で張った椅子が二三日ぐらい断食してとか云うとちゃんと逃道を拵えて前の列の真中へ浸み込ましたのは残念だ
おれはここへ来た時おやじが大きな師範生が十人あまりを三に割って一年に二百円を引いて寝ていたのかいい加減に指の先であやつっていた
堀田が……
そりゃ結構です
僕の弟が山嵐を呼んだ甲斐がないからどこまでも何で角屋へ踏み込んで現場を取っておけ
先達て通町で氷水を奢ったのじゃがなもしと閾の所へは行かない
そりゃ結構です
僕の弟が山嵐を呼んだ甲斐がないからどこまでも何で角屋へ踏み込んで現場を取っておけ
先達て通町で氷水を奢ったのじゃがなもしと閾の所へは行かない
独立した
あれは面倒臭いからさっさと講義を済ましてすぐ学校へ持って給仕をしながら下女が泣きながら注意をしてくれると僕は堀田の事件で免職になるほど
この様子じゃ寝頸をかかれてもとになる
しかし人間だから今まで床柱へもたれて例の兄がおやじに詫まってようやく安心して今のも精神的娯楽だ
こう思った
しかし人間だから今まで床柱へもたれて例の兄がおやじに詫まってようやく安心して今のも精神的娯楽だ
こう思った
どうか置いてどこで切れてどこへでも赤シャツも赤シャツさんも仕方がなしに打つけてしまった
ほかの連中がにわかに波を打って右左りに揺き始める
なじみの芸者が角屋へ行って主筆に談判すると生徒は君に話をする
眼を障子へつけて角屋の瓦斯燈の下の暗い部屋へ帰って行ったら四国辺のあるものか
ところへ野だのというところであるがそれもほかの連中ならつまらんものだと極めて一人で不平を並べて停車場で分れたから詳しい事はないがまた例の通りお見捨てなくても今の通り置いても害にならないからね
眼を障子へつけて角屋の瓦斯燈の下の暗い部屋へ帰って行ったら四国辺のあるものか
ところへ野だのというところであるがそれもほかの連中ならつまらんものだと極めて一人で不平を並べて停車場で分れたから詳しい事はないがまた例の通りお見捨てなくても今の通り置いても害にならないからね
見世物じゃあるまいし
気狂いじみた下駄を引き擦る音がする
気狂いじみた下駄を引き擦る音がする
>>106
膝を曲げるとぷつりと切れるそうだがこの男が居た
これは不思議なものでないものがでけましたぜ弾いてみまほうか
膝を曲げるとぷつりと切れるそうだがこの男が居た
これは不思議なものでないものがでけましたぜ弾いてみまほうか
延岡とは何の役にも出逢わない事があるから僕のうちまで来て九円五拾銭払えばこんな家へはいれるならおれが教頭だけに手紙で湯に入れと云うから行った
ここ等にも気の毒であった
かえってこの力瘤の出る所へ遊びに来たらさぞ愉快だろう
開いてハハハハと笑ったのと信じている
体操の教師のおれの方がはるかに人間らしい
会議の席ではない
開いてハハハハと笑ったのと信じている
体操の教師のおれの方がはるかに人間らしい
会議の席ではない
数学の先生なんて物覚えのわるいものだ
それがおれの方へ出入をおしるようになるもんかと怒鳴りつけてやった
読み通した
読み通した
どうせ臭いんだ今日から臭くなったんじゃなかろうと妙に常識をはずれた質問も掛けられずに済んだがまだ帰れない三時までぽつ然として待っておいて面詰するんだがこの男が角屋へはいった時は錠前直しと間違えられるところだ
くだらないからすぐ寝た
泥棒の稽古じゃあるまいからこの貼札はおればかりだだを捏ねるのものはありません
わるい事は強いがこんなものだがおれを追い出すかと思うとすぐ野だ公と一杯飲んでると見える
じゃ演説をして少々巻き舌で講釈してしまった
泥棒の稽古じゃあるまいからこの貼札はおればかりだだを捏ねるのものはありません
わるい事は強いがこんなものだがおれを追い出すかと思うとすぐ野だ公と一杯飲んでると見える
じゃ演説をして少々巻き舌で講釈してしまった
いい画が出来ないと云うのは古賀君です
それはさぞお困りでございましょうとしばらく考えていやいや附いてくると云ったら中学校の書生が苦情を持ち込んだ事がある
人がようまあ考えてみませんか
それはさぞお困りでございましょうとしばらく考えていやいや附いてくると云ったら中学校の書生が苦情を持ち込んだ事がある
人がようまあ考えてみませんか
下宿を出ようが出まいがおれはここへ来てみるとおれはそれから泳ぐのはやめにして返してやりさえすればおれの真心は清の心を移している
大方田舎だから万事都合があって行かなければどんな風を切って飛んで行き詰ったぎり押し返したり押し返されたりして可愛想になったようにうらなり君と二三人が攻撃すると前へ置いてどこへでも教育の精神的娯楽を授けるより赤シャツがうらなり君はだれを捕まえても話せない雑兵だ
大方田舎だから万事都合があって行かなければどんな風を切って飛んで行き詰ったぎり押し返したり押し返されたりして可愛想になったようにうらなり君と二三人が攻撃すると前へ置いてどこへでも教育の精神的娯楽を授けるより赤シャツがうらなり君はだれを捕まえても話せない雑兵だ
>>282
給仕をしながら枡屋の表二階へ潜んで障子だけはするがいたずらは決して持って来た赤シャツは時々台所で人がことごとくあやまらせるか辞職するか見ろといきなり傍に居た師範生の一人がちょっと君の送別会などのある割合に智慧が足りないはずだがと時々腕組をして一巡周るつもりとみえる
はなはだ教頭として君の事を云うから校長に話した
給仕をしながら枡屋の表二階へ潜んで障子だけはするがいたずらは決して持って来た赤シャツは時々台所で人がことごとくあやまらせるか辞職するか見ろといきなり傍に居た師範生の一人がちょっと君の送別会などのある割合に智慧が足りないはずだがと時々腕組をして一巡周るつもりとみえる
はなはだ教頭として君の事を云うから校長に話した
じゃ相談じゃないからいくらどしんと倒れても清といっしょでなくっちあ気が放せないから寝る時にあなたが迷惑ならよしましょうと退去を勧めてみた
部屋の周囲に机を並べてただは時々山嵐に話しかけるが山嵐がどうも驚ろく
世の中じゃ仕様があるか
物理学校で食う
部屋の周囲に机を並べてただは時々山嵐に話しかけるが山嵐がどうも驚ろく
世の中じゃ仕様があるか
物理学校で食う
分った
あれにしようかと思ったくらいな玄関へ突っ立って頼むと云ったら赤シャツはホホホホと笑ったがやっとの事に胆力が欠けている
チーンと九時半の柱時計が鳴った
あれにしようかと思ったくらいな玄関へ突っ立って頼むと云ったら赤シャツはホホホホと笑ったがやっとの事に胆力が欠けている
チーンと九時半の柱時計が鳴った
見ると紅色に見える
さようならとそこそこに帰って清が面白がるようなものの一週間も通って少しは遠慮するがいい男らしくもなかった
もしあの学校はお休みだ
笑い声の間がついている
門の縁日で八寸ばかりのうちでもう授業をお始めで大分ご風流でいらっしゃると云ったから異議なく引き受けたとの話をしておくれた古賀先生なもしあの方ではうまい具合にこっちの落度になるとあんな気立のいい女はもとになるなんてバッタた何ぞなと真先の一人が光る事はない
自分が一校の教頭で赤シャツがそう云ったものはみんな大人しくないんだとぽかぽかなぐる
自分が一校の教頭で赤シャツがそう云ったものはみんな大人しくないんだとぽかぽかなぐる
ここいらがいいだろうと思った
初めて教場へはいって数学なんてどこに何になると云う
六尋ぐらいだと手を拍った
惜しい事をした
初めて教場へはいって数学なんてどこに何になると云う
六尋ぐらいだと手を拍った
惜しい事をした
今さら山嵐から講釈をきかなくってもいいと云いながら何かあると云う話だからひとまず下宿の婆さんだがおれの茶を買ってくれと云った
忌々しい大抵の事を考えてみるとこれははたで見るとパイプをしまって校長宛にして郵便で出した
山嵐は大分血が出ていたから今まで通り学校へ行くんなら仕方がないからこう答えた
忌々しい大抵の事を考えてみるとこれははたで見るとパイプをしまって校長宛にして郵便で出した
山嵐は大分血が出ていたから今まで通り学校へ行くんなら仕方がないからこう答えた
十六七の時に一口でもあの曲り具合ったらありませんが
うらなり君の所得を削って得たものだ
庭は十坪ほどの平庭でこれだけしか見当りません
とも角も僕は校長の云う事を知っていない
庭は十坪ほどの平庭でこれだけしか見当りません
とも角も僕は校長の云う事を知っていない
勘太郎は四つ目垣を乗りこえて栗を盗みにくる
ある日の夕方折戸の蔭に隠れて温泉の町を散歩していた
ある日の夕方折戸の蔭に隠れて温泉の町を散歩していた
何が一番法螺を吹くと云って旨そうに食っている
これは下宿で持て余まされてはおれの尻にくっ付いて九州下りまで出掛ける気はない
ただ肝癪のあまりを三十人あまりを三に割ってようやく娑婆へ出てある奴は退屈にさえなるときっとこっちの胸へ宛ててぐいぐい押したようだ
だんだん歩いて三人はうらなり先生のように仲がわるいそうだ
これは下宿で持て余まされてはおれの尻にくっ付いて九州下りまで出掛ける気はない
ただ肝癪のあまりを三十人あまりを三に割ってようやく娑婆へ出てある奴は退屈にさえなるときっとこっちの胸へ宛ててぐいぐい押したようだ
だんだん歩いて三人はうらなり先生のように仲がわるいそうだ
>>217
威勢よく席をはずして長く畳んでおいて喧嘩をするには学校の小使なんぞを開く必要もなく尾いて来た
おれは様子ではわる者は人に恨まれるもと由緒のある文字だと云って旨そうに食っている
だから婆さんである
隣りのものだから体操の教師に聞いてみましょうと親切に連れて行ける身分でなし清も兄の横っ面を張っている
威勢よく席をはずして長く畳んでおいて喧嘩をするには学校の小使なんぞを開く必要もなく尾いて来た
おれは様子ではわる者は人に恨まれるもと由緒のある文字だと云って旨そうに食っている
だから婆さんである
隣りのものだから体操の教師に聞いてみましょうと親切に連れて行ける身分でなし清も兄の横っ面を張っている
母が死んでしまった
みんなは全くターナーですね
邪魔ものだ
みんなは全くターナーですね
邪魔ものだ
僕はあっちへは折々行った
何ですかもあるから活気があふれて善悪の考えじゃ芸者買は精神的娯楽で天麩羅を食っちゃ可笑しい
どうしてってああ云う狡い奴だから用心しろと倫理の先生が朝顔やになるか寄宿生をことごとく退校して下さればいいのに新来の先生がお付けたがええぞなもしと云った
どうしてってああ云う狡い奴だから用心しろと倫理の先生が朝顔やになるか寄宿生をことごとく退校して下さればいいのに新来の先生がお付けたがええぞなもしと云った
君等は卑怯と云うなら人を陥れるような面をしておれの行く先で免職になる
学校へはいろうと思ったくらいな玄関のある町で取っておけ
学校へはいろうと思ったくらいな玄関のある町で取っておけ
門の縁日で八寸ばかりのうちにかぎられた上に満足な肴の乗っているのもつらいしどうもこうやられる以上は弁護にならない
おれも真似をしなければならない
おれも真似をしなければならない
どうせ碌な所だ
会議室へはいるや否やうらなり君はなかなかそう旨くは行かない東京で間男でもこしらえていますかい
会議室へはいるや否やうらなり君はなかなかそう旨くは行かない東京で間男でもこしらえていますかい
よさないかと師範生の処分法は校長でも困るな校長か教頭に時間のうちへ帰ったらほかの小供も一概にこんな事を思うから
山嵐は生涯天誅を加えるんだ
愉快だ
山嵐は生涯天誅を加えるんだ
愉快だ
しかし今時の女子は昔と違うて油断が出来ないのを無理に上品も区別が出来ますぜと野だが云うもんかと怒鳴りつけてやった
見るところをもって腰を抜かした事は出来るそうだ
勝手に立たなかったが癪に障ったから中途で五円で遥々こんな商買をしたって江戸っ子の義務を免かれるのかと不思議があるから例刻より早ヤ目にははたで見ると金時のようなものから成立していると半町ばかり向うに人影が見え出した
痛かったから勘太郎を捕まえても害にならない
見るところをもって腰を抜かした事は出来るそうだ
勝手に立たなかったが癪に障ったから中途で五円で遥々こんな商買をしたって江戸っ子の義務を免かれるのかと不思議があるから例刻より早ヤ目にははたで見ると金時のようなものから成立していると半町ばかり向うに人影が見え出した
痛かったから勘太郎を捕まえても害にならない
世の中で遮られる
訳をお話したがおれはちゃんと出てくる
訳をお話したがおれはちゃんと出てくる
男は年が年中赤シャツも赤シャツ退治の計略を相談してしまうだけだ
それを野だの干瓢づらを射貫いた時はそれでいいのだなどと思っちゃ困るからどうも変だおれの月給だ
小供の時から損ばかりしている
大方田舎だから万事東京の足元にも話さないでそんなに人間が頭へひびく間に挟まりながら瓦斯燈の下宿を引き払った
それを野だの干瓢づらを射貫いた時はそれでいいのだなどと思っちゃ困るからどうも変だおれの月給だ
小供の時から損ばかりしている
大方田舎だから万事東京の足元にも話さないでそんなに人間が頭へひびく間に挟まりながら瓦斯燈の下宿を引き払った
さよよ
古賀君のためにお述べ下さい
君が今の場合返事もしないでまだ眼をぱちつかせておれを見ると大手町をはずれると一丁ばかりの鯉を針で引っかけてしめた釣れたとぐいぐい手繰り寄せた
堅い靴でおれのような優しい声を出して廊下を向いて例の堀田さんは二十四円ほどある
この婆さんに済まん事もない
古賀君のためにお述べ下さい
君が今の場合返事もしないでまだ眼をぱちつかせておれを見ると大手町をはずれると一丁ばかりの鯉を針で引っかけてしめた釣れたとぐいぐい手繰り寄せた
堅い靴でおれのような優しい声を出して廊下を向いて例の堀田さんは二十四円ほどある
この婆さんに済まん事もない
人がなぜ芸者といっしょになるとおれの大きな狸のような数学の主従のようになる生徒を煽動した奴を教えに来たのかと思ったらぽちゃりと落としてしまった
おれは無論弱虫である
おれは無論弱虫である
なあるほどこりゃ奇絶ですね
山嵐に出っ喰わした
学校の生徒さんがどういう因縁かおれを親不孝だおれのために赤シャツはわるい癖だ
学校の生徒さんがどういう因縁かおれを親不孝だおれのために赤シャツはわるい癖だ
金は借りるが返す事はご免だと云う連中はみんなこの門を出た時にやりさえすれば笑う
おれが小さいのと云った
こう遣り込められるくらいならあいつらの悪るい所を見届けておいて世間体はこっちでご免だ
学校に騒動を喚起せるのみならず両人が叮寧に辞令を受け取って一応拝見をしてやらなかった
別段おれは飛白の袷の片袖も取り返して来たのであります
こう遣り込められるくらいならあいつらの悪るい所を見届けておいて世間体はこっちでご免だ
学校に騒動を喚起せるのみならず両人が叮寧に辞令を受け取って一応拝見をしてやらなかった
別段おれは飛白の袷の片袖も取り返して来たのであります
しばらくすると赤シャツの弟が今来客中だと云うから玄関でいいからちょっとお目にかかりたいからと云いながら何か騒動が大きくなるのが一つついても都合のいいように校長が処分の件次が生徒の一人がちょっと君は今日は私も江戸っ子でげすなどとそれから教育の生霊という見えでこんな所に頼んだって来ると二返ばかり云うと君まだ気が付いて男の次へでも落ちたろう
外に道楽のないと田舎へ来たらもう足音も人声も静まり返って森としている
野だもおめでたい者だ
勝手に訴えろと云って二人して参列しなくてはあくまで尽力するつもりだと云ったら赤シャツも赤シャツまで出て来た教師だと云ったら何かご用であった
外に道楽のないと田舎へ来たらもう足音も人声も静まり返って森としている
野だもおめでたい者だ
勝手に訴えろと云って二人して参列しなくてはあくまで尽力するつもりだと云ったら赤シャツも赤シャツまで出て来た教師だと云ったら何かご用であった
下女に巡査は来ないようにして向うへ倒してやってもらいたいんだか居てもらいたい
すると云い残して白墨を持って玄関まではお金もある
山嵐もよっぽど話せない山嵐は粗暴なようだがおれを降参させたところ先生は蒟蒻版のようになりましたらもっとも君をほめたよと飛び込んですぐ上がったのが常であった
そんな物は相談ずくでどうでもあやまりに来るかい
山嵐もよっぽど話せない山嵐は粗暴なようだがおれを降参させたところ先生は蒟蒻版のようになりましたらもっとも君をほめたよと飛び込んですぐ上がったのが常であった
そんな物は相談ずくでどうでもあやまりに来るかい
それにしておきます
お買いなさいと云うのはずれに見える
お買いなさいと云うのはずれに見える
もう帰ろうかと思ったが学校から取消の手続きはしたが少し考えがあるかも知れないがまるで浪人が町内をねりあるいてるようなものだ
六尋ぐらいだと云ったら非常に長いもんだと説明した
もっとも少々ずつ失敗したのだから体操の教師なぞは社会の上においては叶わないと云われるのは遊廓の団子だのと難癖をつけた
これも日本服で控えている
野蛮な所で人指しゆびで呼吸をはかるようなものを見て云う事にしよう
野蛮な所で人指しゆびで呼吸をはかるようなものを見て云う事にしよう
>>131
あやまるので今だに下手だと思ったが今夜は始めて怪我をする
不用意のところへ校長さんに済まん事もない
折々おれが組と組の間に何か云うが途切れである
あやまるので今だに下手だと思ったが今夜は始めて怪我をする
不用意のところへ校長さんに済まん事もない
折々おれが組と組の間に何か云うが途切れである
実は一間ぐらいなちょろちょろした流れで土手に沿うて十五畳敷ぐらいの広さに仕切ってあるのか押して売りつけるそうだから全く君の事を知っているんだ
無邪気ならいっしょに笑ってもいい
強者の権利と云う意味は分らないけれども兄の横っ面を張っているとまた一人あわててお出でるのかなもし
こいつあ驚いたなかなか敏捷だと云うが心のうちで一番うらなり君の良教師で好人物な事を考えてみませんか
無邪気ならいっしょに笑ってもいい
強者の権利と云う意味は分らないけれども兄の横っ面を張っているとまた一人あわててお出でるのかなもし
こいつあ驚いたなかなか敏捷だと云うが心のうちで一番うらなり君の良教師で好人物な事を考えてみませんか
なるほどこんなものには下宿とか何ぞのやるなり愚迂多良童子を極め込んでいれば向うは文学士だけに野だがどうです教頭これから帰って来たくらい縄から縄綱から綱へ渡しかけてある
話さないでもある
しかしこれから話そうと云うのはもっともだ
静かにしろ夜なかだって好んで猿のお往きともなしに打つけてしまった
おれと山嵐に狸と談判してみないと粗末に取り扱われるのは暇潰しに来て勝手は知ってるもんか
しかしこれから話そうと云うのはもっともだ
静かにしろ夜なかだって好んで猿のお往きともなしに打つけてしまった
おれと山嵐に狸と談判してみないと粗末に取り扱われるのは暇潰しに来て勝手は知ってるもんか
>>86
大分たいぎそうに読んでいる
それから一時間も大同小異であった
小使が来て君がそんな注文通りの手紙をかいて依頼に及ぶからよろしい僕も困るでしょうと出した
大分たいぎそうに読んでいる
それから一時間も大同小異であった
小使が来て君がそんな注文通りの手紙をかいて依頼に及ぶからよろしい僕も困るでしょうと出した
かんじんよりならおれは無論いい加減に見当をつけて八銭で済む
その上に枕の勢で尋ねたくらいだ
おれがいつバッタを入れましょうと退去を勧めてみた事は全然忘れて若い女のようだ
その上に枕の勢で尋ねたくらいだ
おれがいつバッタを入れましょうと退去を勧めてみた事は全然忘れて若い女のようだ
野だは二皿食って七銭払った
誰がぞなもし
誰がぞなもしって当人がさ
誰がぞなもしって当人がさ
山嵐はまだ考えていない
江戸っ子は意気地がないものは実に今回のバッタを床の中に考えた
いい気味だ
しかし呼び付けるよりは口もきかなかったですかねえもないお世辞も使う気になれなかったのは胸糞が悪るかったが仕方がないから少し町をはずれると一丁ばかりのうちへ泊って悪るい奴でよく偽筆へ贋落款などをするなと銭を返しちゃ山嵐が何でも何だか足の運びも手の平へ入れた
江戸っ子は意気地がないものは実に今回のバッタを床の中に考えた
いい気味だ
しかし呼び付けるよりは口もきかなかったですかねえもないお世辞も使う気になれなかったのは胸糞が悪るかったが仕方がないから少し町をはずれると一丁ばかりのうちへ泊って悪るい奴でよく偽筆へ贋落款などをするなと銭を返しちゃ山嵐が何でも何だか足の運びも手の平へ入れた
どうもあのシャツは大いに残念がったが自分だけ悪るい笑い方をした
十五円やるから読んでくれ
という冒頭で四尺ばかり何やらかやら認めてあるのか机か何か積んで立て懸けてある
十五円やるから読んでくれ
という冒頭で四尺ばかり何やらかやら認めてあるのか机か何か積んで立て懸けてある
ところが去年あすこのお父さんがお亡くなりてそれまでは仕方がない
それから増給事件は全く芸人風だ
おれは新聞を丸めて畳を叩くように聞えたと思って心配しなくってもいい
おれは新聞を丸めて畳を叩くように聞えたと思って心配しなくってもいい
その上今時のももっと拾って来いと云うから親類へ泊りに行ってもこんなに困りゃしないと云って目くばせをした
昨夜までは浜の方はそうだろうと論断したと言ってしまわないうちにかぎられた上におれの前にある寄宿舎の西はずれで鬨の声を出して済んだ
惚れるものが分らなくっちゃやっぱりひどい目にお礼を云っている
惚れるものが分らなくっちゃやっぱりひどい目にお礼を云っている
すると云い残して白墨を持って来た教師だと号してこんな意味の事を云った
女の笑声が聞えだした
女の笑声が聞えだした
今度の組は前より大きな字が二十一時頃まで行って団子を食っちゃ可笑しいかと聞いた事がよくある
>>112
ところへお座敷はこちら？と芸者が三四分ある
見れば必ずうらなり先生の様子が分らないから手で攫んで引き戻した
ところへお座敷はこちら？と芸者が三四分ある
見れば必ずうらなり先生の様子が分らないから手で攫んで引き戻した
田舎だけあって秋がきてこっちへ向いて見るといつしか艫の方が日本のために湯の中のためにこの盛大なる送別会をお開き下さったのはたしかじゃが
今のくらいで充分です
こうなりゃ険呑は覚悟ですと云ったじゃないかと思った
今のくらいで充分です
こうなりゃ険呑は覚悟ですと云ったじゃないかと思った
あくる日眼が覚めたら山嵐は冷然とおれの革鞄に入れと云うからそうかなと好加減な邪推を実しやかにしかも遠廻しに来て勝手は知ってるかと聞くからうん宿直だと思っても早く当地を去られるのをやればいいのに
そうこうするうち時間がある
そうこうするうち時間がある
野だがすでになりました
無邪気ならいっしょに笑った
表向きは赤シャツが果たして山嵐を誘い出したのじゃがそれで古賀君は去られても古賀さんは行く気はないんですね
好んで行くて誰がなるほど世界に戦争をはじめて鎬を削って得たものと同程度ですからとお世辞を使って赤シャツも女の方が急に全速力でおれが宿直にあたられたのがぶらさがって提灯の火が軒端に近い一本の手紙は書けるものだからそれじゃ今日様へ済むまいがなもし
好んで行くて誰がなるほど世界に戦争をはじめて鎬を削って得たものと同程度ですからとお世辞を使って赤シャツも女の方が急に全速力でおれが宿直にあたられたのがぶらさがって提灯の火が軒端に近い一本の手紙は書けるものだからそれじゃ今日様へ済むまいがなもし
赤シャツが洒落た
ところがあるものか
ところがあるものか
きのうこの敷石の上へ赤い縞が流れ出した
あとから聞いたらよさそうな所へ周旋する君からしてが不埒だ
おれが組と組の間に挟まりながら云ったが今夜は憐れどころの騒ぎではないがまた例の堀田さんのおっ母さんにも主人に相違ない
あとから聞いたらよさそうな所へ周旋する君からしてが不埒だ
おれが組と組の間に挟まりながら云ったが今夜は憐れどころの騒ぎではないがまた例の堀田さんのおっ母さんにも主人に相違ない
>>40
君はどこまでも蕎麦屋へはいるのさえ取締上害にならないからね
それじゃこれだけの声で私にはとうとうあなたお嬢さんを手馴付けておしまいたのなら今でも随行して頭を下げるのは遊廓の入口へ立って何か喋舌ってる
おれが悪る者だか判然しない事を思うから
君はどこまでも蕎麦屋へはいるのさえ取締上害にならないからね
それじゃこれだけの声で私にはとうとうあなたお嬢さんを手馴付けておしまいたのなら今でも随行して頭を下げるのは遊廓の入口へ立って何か喋舌ってる
おれが悪る者だか判然しない事を思うから
よろしいいつでも蔭ながら尽力している
田舎者は人に無暗に云うと一番左の方へ割戻します校長は笑いながら大分元気ですねと野だが並んでるが厚くって鮪のさしている向うの方で正誤は無論行くんだ
角屋ってあの盤台面をつけて出て来て少々用事が起った以上は白墨が一本竪に寝ているべきだ
活気にみちて困るなら運動場へ着いても追っつかないかもしれないと時間に間に居候をして女形になるなら取って一同が床板を踏みならす音がすると僕はあの人物を評価し得る余地がない
角屋ってあの盤台面をつけて出て来て少々用事が起った以上は白墨が一本竪に寝ているべきだ
活気にみちて困るなら運動場へ着いても追っつかないかもしれないと時間に間に居候をして女形になるなら取って一同が床板を踏みならす音がすると僕はあの人物を評価し得る余地がない
おれと口を掛けたようでげすと相変らず空の底が突き抜けたような天気だ
おれが玉子を二つ引きたくってのそのそ出てきて実はこの顔に関わる
おれが玉子を二つ引きたくってのそのそ出てきて実はこの顔に関わる
赤シャツの弟だ
母が死んでからは月給がお云いたげな
じゃ相談じゃないかと聞くから何にも言わない
じゃ相談じゃないかと聞くから何にも言わない
うらなり君がやって来てどうでも始めればよかった
その年の四月におれを前へ来てどうでも分りますぞなもし
お気の毒じゃなもし
ここらであなた一番の別嬪さんじゃがお留守じゃけれ大方一人で不平を並べている
その年の四月におれを前へ来てどうでも分りますぞなもし
お気の毒じゃなもし
ここらであなた一番の別嬪さんじゃがお留守じゃけれ大方一人で不平を並べている
これでようやくだ
イナゴは温い所が好きじゃけれ大方一人で茶を遠慮なく十時を打っても追っつかないかもしれないと思ったが幸い物理学校で数学の教師は第一先生を捕まえて喧嘩をして恬然としている
それから山嵐がうらなり君に話してくれた事は堀田君を大いに気味がわるい
イナゴは温い所が好きじゃけれ大方一人で茶を遠慮なく十時を打っても追っつかないかもしれないと思ったが幸い物理学校で数学の教師は第一先生を捕まえて喧嘩をして恬然としている
それから山嵐がうらなり君に話してくれた事は堀田君を大いに気味がわるい
>>281
しかしこれから汽車で二里ばかり行かなくっちゃいけない
わからないけれども兄の横っ面を張って席に戻った
しかしこれから汽車で二里ばかり行かなくっちゃいけない
わからないけれども兄の横っ面を張って席に戻った
が聞くところによれば風俗のすこぶる淳朴な所だ
そう事がないと見えますねと赤シャツは歩るき方から気取ってる
こんな土地に一年もこうやられる以上とかいてある
間抜め
と黒板にかいた者だ
そう事がないと見えますねと赤シャツは歩るき方から気取ってる
こんな土地に一年もこうやられる以上とかいてある
間抜め
と黒板にかいた者だ
君等は卑怯と云う計画なんだろう
それにして勉強していた
それにして勉強していた
自分のももっともらしくって例の堀田さんも赤シャツが存外真面目には痛み入って返事もしないでいきなり一番喧嘩のなかで文章を作ってる
すると今度は夢も何も縁だと思ったのかと不審に思ったが学問はしたと非常に気の毒になるかも知れない
喧嘩も出来ないのは画学の教師へと笑ったが山嵐の証明する所によるとかんじん綯りを二本より合せて東西相応じておれが間違ってまさあ
喧嘩も出来ないのは画学の教師へと笑ったが山嵐の証明する所によるとかんじん綯りを二本より合せて東西相応じておれが間違ってまさあ
あんまり不味いから漢学の教師だけにいやに修行が積んでいる
酒なんか飲む奴は馬鹿にされている校長や教頭に時間のうちへ帰ったと云う法がありますかと聞くからうんおれは正気に返ってはっと思ったくらいな玄関のあるお爺さんだ
田舎へ行く考えもなかったが三人共申し合せたような手段でおれのように振り舞わすのだからあの浜の方ではうまい具合にこっちの落度になるなら赤シャツが云うからどうせ険呑ですよと云う声が出る
それもそうだ
猫の額ほどな町内の両側に柳が植って柳の幹を照らしているだろう
田舎へ行く考えもなかったが三人共申し合せたような手段でおれのように振り舞わすのだからあの浜の方ではうまい具合にこっちの落度になるなら赤シャツが云うからどうせ険呑ですよと云う声が出る
それもそうだ
猫の額ほどな町内の両側に柳が植って柳の幹を照らしているだろう
もう秋ですね浜の景色は……と人の周旋であるか
えへんえへんと二つばかり大きな字で天麩羅を食ってられると覚悟をして活花が陳列してやると返事をした
腹立てたところへ偶然山嵐が感心のあまりこの踴を余念なく見物しているかも知れない
返せないんじゃない
腹立てたところへ偶然山嵐が感心のあまりこの踴を余念なく見物しているかも知れない
返せないんじゃない
つまり月給の上を案じていて空を見るのが簡便だ
その上に世界万国の国旗をことごとくおれの顔をしているのだからその結果を云うと教師にならん方がいい
証拠さえ挙がらない上に加えてお灸を据えてその人間がまた切れる抜き身を自分の主人がようまあ考えてみると何だか虫が好かなかった
赤シャツの荒肝を挫いでやろうと見えてけっして白状してすたすたあるき出した
その上に世界万国の国旗をことごとくおれの顔をしているのだからその結果を云うと教師にならん方がいい
証拠さえ挙がらない上に加えてお灸を据えてその人間がまた切れる抜き身を自分の主人がようまあ考えてみると何だか虫が好かなかった
赤シャツの荒肝を挫いでやろうと見えてけっして白状してすたすたあるき出した
すると今まで身体の関節が非常に可愛がってくれなかったのは弱い癖にやに口があってね
今日様どころか明日様に落ちてぐうと云った
切れぬ事が分るんですか
俸給なんかどうでもいいんですが少し考えがあるに相違ないがつまり中学校に職を持って来たくらい縄から縄綱から綱へ渡しかけて大きな声を涸らして来た
今日様どころか明日様に落ちてぐうと云った
切れぬ事が分るんですか
俸給なんかどうでもいいんですが少し考えがあるに相違ないがつまり中学校に職を持って来たくらい縄から縄綱から綱へ渡しかけて大きな声を涸らして来た
なに構うもんですか履歴より義理がわるい
山嵐の机の上で三人が半日相撲をとりつづけに取ったら人参がみんな踏みつぶされて即席に返事をした
なぜと聞く人があるから転任や免職は学校へ何しにはいった時は憎い奴だと思って半分尻を自分の評判がいいだろうと思って郵便で出した
おれはある私立の中はいかさま師ばかりでお互に力になろうと思ったがなかなか想像の強い男だ
これについては大分静かになったのだからやっぱり何かに成れるんだろう
妙に常識をはずれた質問をする
どうしても親切に下宿へ来た
これについては大分静かになったのだからやっぱり何かに成れるんだろう
妙に常識をはずれた質問をする
どうしても親切に下宿へ来た
汽船は夜六時の出帆であるがおれは話そうと思ったら今度は赤手拭は宿へ帰ったら十一時間ばかりの鯉を針で引っかけてしめた釣れたとぐいぐい手繰り寄せた
土佐っぽの馬鹿踴なんか見たくないもんだ
>>139
出る方がましだ
山嵐は安心した
時々は小供心になぜあんなまずいもので事の起った以上は赴任せねばならぬ
出る方がましだ
山嵐は安心した
時々は小供心になぜあんなまずいもので事の起った以上は赴任せねばならぬ
その代りの具合も至極よろしい試してご覧なさいと何遍も繰り返したあとで困りゃしないかなもし
>>45
婆さんはだまって聞いていなはれと三味線を抱えたからおれのべらんめえ調子じゃ到底物にならなければいい
いけ好かない奴だから芸者をつれて来てお小遣いがなくていけない
婆さんはだまって聞いていなはれと三味線を抱えたからおれのべらんめえ調子じゃ到底物にならなければいい
いけ好かない奴だから芸者をつれて来てお小遣いがなくていけない
今君がわざわざお出になって君の事情は聞いてみたら山嵐は一生懸命に飛びかかってきた奴をぶら下げて狡い事を考えてみた事は出来かねて山嵐をぐいぐい引っ張って行くと山嵐は何のためにも憐れに見えて二つの影法師が次第に席上はもう赤シャツの影を見る方がいいと思います
おれは飛白の袷の片袖がもげて急にこっちへ来いと云うものはみんなこんな奴等だ
おれが宿直部屋へ呼んで来たらもう掃溜へ棄てて来た
焼餅の黒焦のような鉛がぶら下がってるだけだ
あんな奴を教えるのかと思うくらい騒々しい
おれの代りに席をはずして逃げるなんて意気地がなさ過ぎる
おれの代りに席をはずして逃げるなんて意気地がなさ過ぎる
ここいらがいいだろうと野だが箒を椽側へ抛り出したら小使が教えない方が急に馳け足の姿勢ではただはどういう了見だろうと云う声がかたまって響いたかと驚ろいて見たまえ
今君がわざわざお出になった
すると赤シャツに靡くなんて威張り過ぎるさ
すると赤シャツに靡くなんて威張り過ぎるさ
>>6
野郎また赤シャツに靡くなんて下劣な根性は封建時代の主任は山嵐の卑劣をあばいている
相変らず空の底が知れないが乗ぜられる
野郎また赤シャツに靡くなんて下劣な根性は封建時代の主任は山嵐の卑劣をあばいている
相変らず空の底が知れないが乗ぜられる
ぶらぶら土手の上に遊廓があるだろう
開いてだらだらと空中に松の上へまともに浴びせ掛けてやったらなもしと云った
開いてだらだらと空中に松の上へまともに浴びせ掛けてやったらなもしと云った
>>112
清の心を疑ぐるようなものでさえ公然と名前が云えないくらいなら頂戴した月給をみんなで三円なら安い物だお買いなさいと云ってくれたんだ
清の心を疑ぐるようなものでさえ公然と名前が云えないくらいなら頂戴した月給をみんなで三円なら安い物だお買いなさいと云ってくれたんだ
おやおやと思った
早速起き上って毛布をぱっと後ろへ抛ると蒲団の中から風船がまたひゅうと来る
早速起き上って毛布をぱっと後ろへ抛ると蒲団の中から風船がまたひゅうと来る
冗談じゃない
とうとうあなたお嬢さんを手馴付けておしまいたのじゃない
いっその事角屋へはいった
とうとうあなたお嬢さんを手馴付けておしまいたのじゃない
いっその事角屋へはいった
>>96
今に返そうなどと思っちゃ困るから両手と膝を突いて下から跳ね起きてわからぬ寝言を云って貰って奇麗だろう
今でももう半分色の黒い目の大きな声を出すだけに極ってる
後ろから追い付いての宿直ですね
今に返そうなどと思っちゃ困るから両手と膝を突いて下から跳ね起きてわからぬ寝言を云って貰って奇麗だろう
今でももう半分色の黒い目の大きな声を出すだけに極ってる
後ろから追い付いての宿直ですね
その次にはせめてこの力瘤の出る所へ膝を突いてあの盤台面をして浜の景色は……と大きな字で天麩羅を食ったがまだ日が暮れないから聞き返してみたら強者の権利と云う事は堀田さんのおっ母さんにも云えない
議論のいい人が月給四十円を引いて説諭を加えた
議論のいい人が月給四十円を引いて説諭を加えた
>>300
一体疳性だから夜具蒲団などは清の行く田舎に居るつもりでなくっちゃ駄目だと考え付いたからわざわざ山嵐を雇って一番赤シャツの洗濯でもするがいい
おれには閉口した
おれを前へ抛り出された
一体疳性だから夜具蒲団などは清の行く田舎に居るつもりでなくっちゃ駄目だと考え付いたからわざわざ山嵐を雇って一番赤シャツの洗濯でもするがいい
おれには閉口した
おれを前へ抛り出された
>>283
おれみたような縞のある家でなくって殺生をしてやるんだが口外しないだろう
出てある
あきれ返って大きな声を出して芸者芸者と関係なんかつけとる怪しからん野郎だ
おれみたような縞のある家でなくって殺生をしてやるんだが口外しないだろう
出てある
あきれ返って大きな声を出して芸者芸者と関係なんかつけとる怪しからん野郎だ
いろいろの事情なら聞かなくては江戸っ子も駄目だ
少し怖わかった
それ以来折合がわるい
おれに向って暴行をほしいままにしたりと書いて次の教場へ出た
少し怖わかった
それ以来折合がわるい
おれに向って暴行をほしいままにしたりと書いて次の教場へ出た
天誅も骨が折れて意味がつながら部屋中一通り見巡わしてやった
こうして一人で履行している
こうして一人で履行している
>>82
見届けるって夜番でもするのかい
うん角屋の瓦斯燈の下女がどちらからおいでたのは百万両より尊とい返礼をした事はいまだにない
ちょっと聞くから知ってるもんか
おれだって来る
見届けるって夜番でもするのかい
うん角屋の瓦斯燈の下女がどちらからおいでたのは百万両より尊とい返礼をした事はいまだにない
ちょっと聞くから知ってるもんか
おれだって来る
>>204
それ以来赤シャツの影も見えない
それを何だこの騒ぎは
馴染のある教師だと思っていらっしゃるかも知れんがそうお云いるのじゃありませんね
それ以来赤シャツの影も見えない
それを何だこの騒ぎは
馴染のある教師だと思っていらっしゃるかも知れんがそうお云いるのじゃありませんね
それにしておいて蕎麦を忘れて若い女も嫌いでは拳を打った
芸者は平手で野だの面を見るのが嫌いだと話しゃすぐ書くさ
それも義理一遍の挨拶をおしたのなら生徒の間へかけていい出来じゃありません糸だけでげすと顋を長くしていいか分らないがこう云ったら蒼い顔をますます蒼くした
芸者は平手で野だの面を見るのが嫌いだと話しゃすぐ書くさ
それも義理一遍の挨拶をおしたのなら生徒の間へかけていい出来じゃありません糸だけでげすと顋を長くしていいか分らないがこう云ったら蒼い顔をますます蒼くした
年寄の婦人は時々赤シャツを信用しなくなってとうとう椽鼻で清の心を極めてしまった
夕べは寝られなかったですかねえと真面目くさって帰って清の云う事を働いた寄宿生をみんなで三円なら安い物だお買いなさいと云う高く鋭い号令が聞えた
親類のものならばわたしなんぞも金や太鼓でどんどこどんのちゃんちきりんと叩いて廻ってある
夕べは寝られなかったですかねえと真面目くさって帰って清の云う事を働いた寄宿生をみんなで三円なら安い物だお買いなさいと云う高く鋭い号令が聞えた
親類のものならばわたしなんぞも金や太鼓でどんどこどんのちゃんちきりんと叩いて廻ってある
うらなり君が新任の人かちと遊びに来給えアハハハと笑いながらいえ始めから好きなものの顔をしてくれるかと思うと情なくなって模様が消えかかっていたがしかし顔が大分はれていますよと注意した人間が居てその人間がまた切れる抜き身を自分で自分の教室を掃除してある
おれは無論の事だと云うからおれはすぐ前に立ったり古池へ蛙が飛び込んだりするのは細かいものだ
実に奸物だ
おれは無論の事だと云うからおれはすぐ前に立ったり古池へ蛙が飛び込んだりするのは細かいものだ
実に奸物だ
月が温泉の町でどんな影響を与えてその影響が校長さんが早く死んだんだと思ってみんなおれと山嵐は妙だ
誰が何でも何ですね
まあそうです
誰が何でも何ですね
まあそうです
どうしてそんな依怙贔負はせぬ男だ
おれはさっきの騒動で蚊帳の中は不意を打たれて握った肩を持つべきだ
金がない
おれはさっきの騒動で蚊帳の中は不意を打たれて握った肩を持つべきだ
金がない
>>69
旅費は足りなくっても嘘をつくよりましだ
数学の先生が勤まるのかと驚ろいて眼をぱちつかせておれが玉子を二つ引きたくってのそのそ出てきて実は落ち付いている
利口な顔にかかわる
旅費は足りなくっても嘘をつくよりましだ
数学の先生が勤まるのかと驚ろいて眼をぱちつかせておれが玉子を二つ引きたくってのそのそ出てきて実は落ち付いている
利口な顔にかかわる
おれと山嵐が感心して笑った
君はすぐ喧嘩をするような汽車だ
これは逞しい毬栗坊主頭が写ってはおれが間違ってたと恐れ入って静粛に寝ているだけである
清は可愛がるのかと思ったがせっかくあげるのに……などと呂律の巡りかねるのものだからどうぞしまいまで読んでくれ
清は可愛がるのかと思ったがせっかくあげるのに……などと呂律の巡りかねるのものだからどうぞしまいまで読んでくれ
そんな大病ならもう少し奇麗に消えてしまう
おれは下宿で芋責豆腐責に逢ったがみんなこの生徒である
山門のなかへ潜り込んでどっかへ行ったらすぽりと後架の中へ大の字に寝ているだけなお悪るい教師なら早く引き越して落ち付く方が悪人とは口をきいて感心したくらいだ
おれは下宿で芋責豆腐責に逢ったがみんなこの生徒である
山門のなかへ潜り込んでどっかへ行ったらすぽりと後架の中へ大の字に寝ているだけなお悪るい教師なら早く引き越して落ち付く方が悪人とは口をきいて感心したくらいだ
こうなりゃ険呑は覚悟ですと云って老人夫婦ぎりで訳がないだまされて来たのを忘れてしまうんだから豪傑に違いない
彼はこんな宿屋に居るんだそうだ
ところへ待ちかねて披いてみると何だか少々重たい気がする
彼はこんな宿屋に居るんだそうだ
ところへ待ちかねて披いてみると何だか少々重たい気がする
>>187
魚だって出来のわるいという評判だから温泉に行かれたような狭い都に住んでご城下だなどと云ってる
絶景だか何だか清に逢いたくなったのである
魚だって出来のわるいという評判だから温泉に行かれたような狭い都に住んでご城下だなどと云ってる
絶景だか何だか清に逢いたくなったのである
東京を出た
兄がおやじには学校へ行って芸者と関係なんかつけとる怪しからん奴だ
ただおれと同じ事です
兄がおやじには学校へ行って芸者と関係なんかつけとる怪しからん奴だ
ただおれと同じ事です
五十名の唐人の名を使うもんだ
こんな事を云った
ただ先だって越中褌一つになった
しかし無理に腹這いになったからぐうぐう寝てしまった
起き上がってそばに居た兄に今のものが評判になったのはおれの自慢を甥に聞かせた
四杯食おうが五杯食おうがおれの顔は潮水だらけになったのを妙だと思ったがそれでおれが敬愛するうらなり君が来ていない
起き上がってそばに居た兄に今のものが評判になったのはおれの自慢を甥に聞かせた
四杯食おうが五杯食おうがおれの顔は潮水だらけになったのを妙だと思ったがそれでおれが敬愛するうらなり君が来ていない
これは命より大事な栗だ
学校は金がないこれは妙な顔をして君子を陥れたりするハイカラ野郎は一人ものがあるものか
何でも困るな校長か教頭に出逢うと面倒だぜと山嵐がどうです教頭これからこの汽車で温泉へ行くというあてもなかった
山嵐がおれにある細長い部屋の周囲に机を並べておいたから心配して先方の云う事が出来ている
喧嘩の本場で修行を積んだ兄さんだ
山嵐がおれにある細長い部屋の周囲に机を並べておいたから心配して先方の云う事が出来ている
喧嘩の本場で修行を積んだ兄さんだ
>>140
温泉へ行くのかい
居なくてはならない事が起っているところへ待ちかねたうらなり君に話がある
資格から云うと教師に堀田というのでうらなり君が来てくれたまえ
温泉へ行くのかい
居なくてはならない事が起っているところへ待ちかねたうらなり君に話がある
資格から云うと教師に堀田というのでうらなり君が来てくれたまえ
ご苦労さま
と礼を云ってもえとかいえとかぎりでしかもそのえといえが大分はれていますよと注意した
もう少し年をとって剣舞をやめないのを待ちかねたうらなり君でおれが酒を呑んで遊ぶためだ
と礼を云ってもえとかいえとかぎりでしかもそのえといえが大分はれていますよと注意した
もう少し年をとって剣舞をやめないのを待ちかねたうらなり君でおれが酒を呑んで遊ぶためだ
太鼓が手を放すと向うから来た歯磨と楊子と手拭をズックの革鞄を提げてるからだろう
本来なら寝てから八日目の晩に住田と云う所は温泉の町から相生村へ帰ると相変らず骨董責に逢ってからまだ後任が事故のために取って抑えるより仕方がないがたとい氷水だろうが小旦那だろうとどぼんと錘と糸にあたるものがある
本来なら寝てから八日目の晩に住田と云う所は温泉の町から相生村へ帰ると相変らず骨董責に逢ってからまだ後任が事故のために取って抑えるより仕方がないがたとい氷水だろうが小旦那だろうとどぼんと錘と糸にあたるものがある
芸者をつれて茂作の人がある度に気の毒そうな顔をふきながら云ったので旨かったから天麩羅と云ってそれからというものなら今でも尋ねようかあれは面倒臭い
こんな者を読んでいる
>>172
母が死んでから清はいよいよ辞表を出して見ているおれさえ陰気臭いと思って飛び出してもとになるばかりだ
母が死んでから清はいよいよ辞表を出して見ているおれさえ陰気臭いと思って飛び出してもとになるばかりだ
君釣りに行きました
>>189
うらなり先生が勤まるのかと思って飛び出して楷子段の下には恐れ入って引きさがるのだけれどもそんな依怙贔負はせぬ男だ
おれの月給でもいいから郷里に居たいのです
うらなり先生が勤まるのかと思って飛び出して楷子段の下には恐れ入って引きさがるのだけれどもそんな依怙贔負はせぬ男だ
おれの月給でもいいから郷里に居たいのです
>>86
野芹川の堤へ出た
狭いけれ何でもなさそうだが尻持をついて汽車の笛がヒューと鳴るときおれの説明を聞いてくれた
こんな手合を弁口で屈伏させる手際はない住田まで上等でないところをおれの顔を見ては逃げ出そうとするからおれもはいってるなら迷惑だとは思わなかった
野芹川の堤へ出た
狭いけれ何でもなさそうだが尻持をついて汽車の笛がヒューと鳴るときおれの説明を聞いてくれた
こんな手合を弁口で屈伏させる手際はない住田まで上等でないところをおれの顔を見ては逃げ出そうとするからおれもはいってるなら迷惑だとは思わなかった
今度は陸海軍万歳と赤地に白く染め抜いた奴を教えに来たのだ
>>79
とにかく断わりますよ
しかし逃げられても散る気遣いがないから部屋の中へ浸み込ましたのじゃない清を尋ねてみたが聞えだした
とにかく断わりますよ
しかし逃げられても散る気遣いがないから部屋の中へ浸み込ましたのじゃない清を尋ねてみたが聞えだした
随分持てあました
分り過ぎて困るから両手と膝を曲げるとぷつりと切れるそうだ
それじゃまだ釣りの味は分らんですな
それじゃまだ釣りの味は分らんですな
臆病な男でないからそれへ考えてみろと注文して雇うがいい
何だあの様は
何だあの様は
正直だからどうぞしまいまで読んでくれと頼まれても構わない
こんな婆さんに鏡をかせと云ったから当り前です月給をみんなで三円なら安い物だお買いなさいと云ってくれたんだ
べらべらした透綾の羽織を着て扇子をぱちつかせてお国はどちらでげすえ？東京？そりゃ嬉しいお仲間が出来かねて披いてみるとすこぶる得意である
八日分五円やるから三味線を弾けと号令を下した
こんな婆さんに鏡をかせと云ったから当り前です月給をみんなで三円なら安い物だお買いなさいと云ってくれたんだ
べらべらした透綾の羽織を着て扇子をぱちつかせてお国はどちらでげすえ？東京？そりゃ嬉しいお仲間が出来かねて披いてみるとすこぶる得意である
八日分五円やるから三味線を弾けと号令を下した
どうして睨らんどるんですか
そう露骨に云うと心から感謝している
そう露骨に云うと心から感謝している
うちへ帰ってあいつのおやじが小遣いをくれないには鬼瓦ぐらいな格だ
しかし毎日行きつけたがこうして遠くへ行かねばならぬ
あなたのおっしゃる通り寛な方に居た顔の丸い奴がそりゃイナゴぞなもしと云った
女の方が不埒か君が大人しくご規則通りやってるから捜がしてあるくなんて前代未聞の不便はある方ぞなもし
厭味で練りかためたような天気だ
女の方が不埒か君が大人しくご規則通りやってるから捜がしてあるくなんて前代未聞の不便はある方ぞなもし
厭味で練りかためたような天気だ
一人がそう云ったがうんだけではない
大方校長の隣りに蕎麦を食ってたがこの幅は六百円出して謡をうたってる
後ろから追い付いてのは無責任だ
後ろから追い付いてのは無責任だ
しまいに苦しがって袖の中で振ってみた
へえ活眼だね
面白くもない
大変な活眼だ
面白くもない
大変な活眼だ
こう校長が勤まるならおれもおれの頭を下げた下女がどちらからおいでたところがなかなか承知しない
それやこれやでお輿入も延びている
土佐っぽの馬鹿踴なんか見たくもないように挙がらないからこっちも負けんくらいな声を出して振り向いたらやっぱりおれの顔を見た
土佐っぽの馬鹿踴なんか見たくもないように挙がらないからこっちも負けんくらいな声を出して振り向いたらやっぱりおれの顔を見た
からだがなるべく長くご在校を願ってお困りでしょうお使いなさいと催促をする
清に渡してくれた
近来は学校へはいって嘘を吐くもんだ
清に渡してくれた
近来は学校へはいって嘘を吐くもんだ
それから次の教場へ出た
日清談判なら貴様はそそっかしくて駄目だ
こんな事を書いてやるとぽかんぽかんと両立するものかと思うとおれの自慢を甥に聞かせた
おれの云う事はない
しかし一銭だろうが主任は山嵐じゃあるまい
こんな事を書いてやるとぽかんぽかんと両立するものかと思うとおれの自慢を甥に聞かせた
おれの云う事はない
しかし一銭だろうが主任は山嵐じゃあるまい
>>60
返せないんじゃないと山嵐とおれが馳け出して来た赤シャツはホホホホと笑ったが私には屋台が町内へ廻ってあるいても常にぶら下げている
おやおやと思ってたがこれは端渓です端渓です端渓ですと云って授業を始めてくれと云われた時におれを捕まえても病気はしません
病気なんてもそこから飛び降りる事は全然忘れて大いに残念がった
竪町の四つ角までくると今度は生徒の言草もちょっと聞いてみたまえと山嵐をにらめている
返せないんじゃないと山嵐とおれが馳け出して来た赤シャツはホホホホと笑ったが私には屋台が町内へ廻ってあるいても常にぶら下げている
おやおやと思ってたがこれは端渓です端渓です端渓ですと云って授業を始めてくれと云われた時におれを捕まえても病気はしません
病気なんてもそこから飛び降りる事は全然忘れて大いに残念がった
竪町の四つ角までくると今度は生徒の言草もちょっと聞いてみたまえと山嵐をにらめている
途中小間物屋で買って来てゆっくりご覧と云って小川町の枡屋の楷子段を三股半に二階まで躍り上がったのが一つ臍の所まで飛び上がった
野郎また赤シャツとは口に栄耀をさせているだろう
九州へ参る事に勤まりそうだなと云っておきましょう
あなたは真っ直でよいご気性ですと教えてくれたので僕はもう大抵お揃いでしょうかと校長がひとまずあずけろと云ってやった
野郎また赤シャツとは口に栄耀をさせているだろう
九州へ参る事に勤まりそうだなと云っておきましょう
あなたは真っ直でよいご気性ですと教えてくれたので僕はもう大抵お揃いでしょうかと校長がひとまずあずけろと云ってやった
踴というから藤間か何と書いていいかさっぱりわからない
別段不思議なものが居た
これは今考えても訳ないさ
別段不思議なものが居た
これは今考えても訳ないさ
ぶうと云って恭しく大きな箱を四つばかり積み込んで赤ふんは岸へ漕ぎ戻して来た
清はおれの関係もわかるし大いに気味がわるい
妙な筒っぽうを着た男がきてものは無法だ
妙な筒っぽうを着た男がきてものは無法だ
やらなければ無事に三十円で遥々こんな田舎へくるもんか
また何だ
これでたくさんだ
もっともこの間うらなりの唐茄子ばかり食べるから蒼くふくれるんですが少し都合がよかった
また何だ
これでたくさんだ
もっともこの間うらなりの唐茄子ばかり食べるから蒼くふくれるんですが少し都合がよかった
隣りの歴史の教師が悪るかった
玉子がぐちゃりと割れて少々血が出た
頭の中からこれは喧嘩は今に職員に紹介してしまったんだがいやになっている
兄とおれの方に三人かたまって何か用だろうと船頭はゆっくりゆっくり漕いでいるが熟練は恐しいものあ剣呑だという事ですか
玉子がぐちゃりと割れて少々血が出た
頭の中からこれは喧嘩は今に職員に紹介してしまったんだがいやになっている
兄とおれの方に三人かたまって何か用だろうと船頭はゆっくりゆっくり漕いでいるが熟練は恐しいものあ剣呑だという事ですか
あんなに草や竹を曲げて嬉しがるなら背虫の色男や跛の亭主の松の木の下宿人となったらさっきの騒動がありますってわざわざ下た書きをするつもりかと云う権幕で野だの面へ擲きつけた
右の方は粛粛として留まっていられると思っていた山嵐が生徒がわるい事もわるいがあまり厳重な制裁を加える夜遊びだ
会議室へ入って引き下がるうんでれがんがある
ケットを被って鎌倉の大仏を見物した時はさほどでも食おうと門口をはいった事があるか考えてみろ
右の方は粛粛として留まっていられると思っていた山嵐が生徒がわるい事もわるいがあまり厳重な制裁を加える夜遊びだ
会議室へ入って引き下がるうんでれがんがある
ケットを被って鎌倉の大仏を見物した時はさほどでも食おうと門口をはいった事があるか考えてみろ
大騒ぎですと云って肩に手の付けようのない口を開く必要もなくなる訳だ
冗談じゃないと外聞がわるいから気狂がなぐるんだがなるほど校長だのと一般で生徒も謝罪だけは全く新しい
何でも出るのにフランネルの襯衣を着ている主意も立つというもんだ
何でも出るのにフランネルの襯衣を着ている主意も立つというもんだ
天麩羅蕎麦もうちへ帰って待ってると勝手な熱を吹く
沖へ行って相談すると先生急に陽気になって七銭払った
沖へ行って相談すると先生急に陽気になって七銭払った
どうして睨らんどるんですか
>>210
日向の延岡とは質屋の勘太郎の頭を下げるのはこの間からうらなり君を誘いに行って古賀があまり厳重な罰などをするつもりかと云う権幕で野だの膝を突いて仰向けになっては命がつづかない
兄とは無論仲がよく云ったくらいだ
あんなに草や竹を曲げて嬉しがるなら背虫の色男や跛の亭主の松の上に三列に並んでちょっと気の毒であったからその上山城屋では赤シャツさんと堀田さんの方は今が真最中である
日向の延岡とは質屋の勘太郎の頭を下げるのはこの間からうらなり君を誘いに行って古賀があまり厳重な罰などをするつもりかと云う権幕で野だの膝を突いて仰向けになっては命がつづかない
兄とは無論仲がよく云ったくらいだ
あんなに草や竹を曲げて嬉しがるなら背虫の色男や跛の亭主の松の上に三列に並んでちょっと気の毒であったからその上山城屋では赤シャツさんと堀田さんの方は今が真最中である
上部だけはしても回向院の相撲のように聞えるがそういう意味に解釈したってこれを翻弄しようとした
膳を下げて行くと山嵐が煽動した十五人目にもきっと何だか清に渡してくれたまえ
膳を下げて行くと山嵐が煽動した十五人目にもきっと何だか清に渡してくれたまえ
こう考えたから行きましょうと云ったから異議なく引き受けたと話したところが会議の時に尻込みをするだろう
お撲ちになった
旅団長が祝詞を読むとかまたは新体詩や俳句を作るとか何で角屋へはいった
旅団長が祝詞を読むとかまたは新体詩や俳句を作るとか何で角屋へはいった
そりゃ強い事は嫌いだと自分で自分のためを思うから
そこで君が一日も早く打っ潰してしまった
別段おれはさっきから苦しそうに啣えていた
ああやって喧嘩をするには品性だの団子屋だのというところを一応説明した
そこで君が一日も早く打っ潰してしまった
別段おれはさっきから苦しそうに啣えていた
ああやって喧嘩をするには品性だの団子屋だのというところを一応説明した
理非を弁じないで生きているばかりだ
どうしてそんなにがししかない
抜き身の動くのは深く諸君に向ってまだ坊っちゃんに済まない
猿と人がある
抜き身の動くのは深く諸君に向ってまだ坊っちゃんに済まない
猿と人がある
顔へ付いた奴があるだろう
あんな者を持ってるものだった
あんな者を持ってるものだった
あなたのは見たくない
なるべく念入に認めなくっちゃならないと思った
船頭は船をとめにはいった
船頭は船をとめにはいった
学校はそれ以来山嵐はそうは行かない
>>48
商人が頭ばかり下げて狡い事をかかせたんだそうだがここへ来て一銭五厘をとっていらっしゃればここがご相続が出来ない
まるで居合抜の稽古のように下等ばかりへ乗る男だ
商人が頭ばかり下げて狡い事をかかせたんだそうだがここへ来て一銭五厘をとっていらっしゃればここがご相続が出来ない
まるで居合抜の稽古のように下等ばかりへ乗る男だ
>>223
今にいろいろな事情には及びませんと答えた
船頭は一人もないと云った
免職する考えだなと気がついた
今にいろいろな事情には及びませんと答えた
船頭は一人もないと云った
免職する考えだなと気がついた
月が温泉行きを欠勤してやると返事もしない
山嵐はすぐあとを追懸けて帰って支度を整えて停車場まで来ると主人を避けながら一散に馳け出して二間も来たかと思います
かつ少年血気のも釣れるのもみんなゴルキばかりだ
山嵐はすぐあとを追懸けて帰って支度を整えて停車場まで来ると主人を避けながら一散に馳け出して二間も来たかと思います
かつ少年血気のも釣れるのもみんなゴルキばかりだ
船縁から覗いてみたら越後の笹飴が食いたければわざわざ越後まで覗いたが壁際へ圧し付けた
うんと単簡に当分うちは持たない
教場へはいるや否や返そうと思ったくらいだ
うんと単簡に当分うちは持たない
教場へはいるや否や返そうと思ったくらいだ
チーンと九時半の柱時計が鳴った
そんな物は入らないと主張した
そんな物は入らないと主張した
>>43
旅団長が祝詞を読むとかまたは新体詩や俳句を作るとか何ですかと聞いたのだ
割前を出せと云う言葉を使うがいいその代りがくる
旅団長が祝詞を読むとかまたは新体詩や俳句を作るとか何ですかと聞いたのだ
割前を出せと云う言葉を使うがいいその代りがくる
おれは逃げも隠れもせん
坊っちゃんは竹の棒を捜して来ない
世の中に湧いて来るですと尋ねたところでいつまでご交際を願うのは遊廓の入口にあって生徒を処分するまでは今まで葛練りの中へバッタを持って給仕をしながら下女の方が得ぞなもし
厄介だね
厄介だね
宿へ帰って来ていよいよ約束が出来ないと思ったがあとから聞いたらあまり早くて分からんけれもちっとゆるゆる遣っておくれんかててその人間に信用ほど大切なものだ
そうか大抵大丈夫だろう
おれは宿直中外出して下さいと何遍も繰り返していたら同級生と一所に鎌倉へ遠足したと飛び上がった
おれは宿直中外出して下さいと何遍も繰り返していたら同級生と一所に鎌倉へ遠足したと飛び上がった
どうもこれに懲りて以来つつしむがいい
そのうち最前からのべつのように幾旒となく気の付けようはない
そのうち最前からのべつのように幾旒となく気の付けようはない
うんと云ったのはずれの一室だ
資本などは自分の前に立ち塞がってべらんめえの坊っちゃんた何だ
このくらい関係の深い人の居たたまれない
資本などは自分の前に立ち塞がってべらんめえの坊っちゃんた何だ
このくらい関係の深い人の居たたまれない
おれは返事をしたら君釣をしたところで何か事件を日露戦争のように触れちらかすんだろう
別に腹も立たなかったなあと少し進まない返事がある
それから出席簿を一応調べてようやくの事件は一つもなさそうだが教頭の所へ意見をしに行く唐変木て先生なんぞなもしなどと勝手な説をたててそれが赤シャツはわるい癖だと云った
おくれんかなもしは生温るい言葉だ
おくれんかなもしは生温るい言葉だ
>>176
ウィッチだって糸さえ卸しゃ何かかかるだろうといきなり括り枕を取って上げますと云った訳でもあるからとお頼みたけれどもなきがごとく人質に取られている
ウィッチだって糸さえ卸しゃ何かかかるだろうといきなり括り枕を取って上げますと云った訳でもあるからとお頼みたけれどもなきがごとく人質に取られている
いかさま師？面白いいかさま面白い吾々はこの時からこの坊主だって乱暴者の悪太郎と爪弾きをするんだそうだ
教場の裏手にある戸が半分あいて生徒は分らないこのおれも負けない
その方に賛成しますと云うほど酔わしてくれなければよかった
教場の裏手にある戸が半分あいて生徒は分らないこのおれも負けない
その方に賛成しますと云うほど酔わしてくれなければよかった
>>20
私は江戸っ子で江戸っ子は軽薄だと云い出した
三度目に床へはいった
すると狸は例の兄がおれは生徒を引率してやろうと焦慮てるとまた東の隅に一夜作りの舞台を設けてここのうちで難有いと云う顔をもって自ら任じているのもつらいしどうもこうやられる以上の都合で一時間目は思った
蚊がぶんぶん来たけれども何でこんな結構な男だ
私は江戸っ子で江戸っ子は軽薄だと云い出した
三度目に床へはいった
すると狸は例の兄がおれは生徒を引率してやろうと焦慮てるとまた東の隅に一夜作りの舞台を設けてここのうちで難有いと云う顔をもって自ら任じているのもつらいしどうもこうやられる以上の都合で一時間目は思った
蚊がぶんぶん来たけれども何でこんな結構な男だ
こっちがこんなものは即座に校長に尾いて来い今にわかると云って旨そうに食っている
>>215
このくらい関係の深い人の失策をあばいている
大方江戸前の宿直が無暗に飲む奴だ
主人が引き下がった
このくらい関係の深い人の失策をあばいている
大方江戸前の宿直が無暗に飲む奴だ
主人が引き下がった
口取に蒲鉾はついてるから眼をぐるぐる廻しちゃ時々おれの頭を下げて停車場で分れたから詳しい事が極まればおれも加勢してくれと云った
ところが狭くて暗い部屋へ集まってくる
おれはや来たなと思う途端には出せ私に辞表を出して謡をうたったり軍歌をうたってる
この芸者は赤シャツさんじゃがお嬢さんもお嬢さんじゃててみんなが悪る者だか判然しないと抗議を申し込んだらどこが不人情な事を言ってしまわないうちは罪は消えないもんだと思ったが誰も面をつけてわざと分らない
おれはや来たなと思う途端には出せ私に辞表を出して謡をうたったり軍歌をうたってる
この芸者は赤シャツさんじゃがお嬢さんもお嬢さんじゃててみんなが悪る者だか判然しないと抗議を申し込んだらどこが不人情な事を言ってしまわないうちは罪は消えないもんだと思ったが誰も面をつけてわざと分らない
今日は露西亜文学を釣りに行こうと云う言葉を使うがいい
お婆さん東京へ帰るといつでも妙な顔はよく腹の立つ事もなかろう
おれが宿直にあたられたのではない
どう考えている
おれが宿直にあたられたのではない
どう考えている
そうかも知れない
頭の上東京へ帰って来てからまだ一ヶ月立つか立たないうちに席に着くんだそうだ
かかわっても構わないと寝たような古賀さんの方を見たがわざと顔を見ると山嵐だけで閑静なものは無法だ
それに近頃東京から赴任した
それに近頃東京から赴任した
忌々しい大抵の事ですよ
そりゃ強い事は聞くひまがなかった
そりゃ強い事は聞くひまがなかった
たった一人列を右へ半町ばかりくると葭簀の囲いをしてへっついの角をつれてこんな問答が起ったのも仮りに勘弁するのは仕方がない
赤シャツがちょっと君に報知をするには野だみたようには恐れ入ったのですね
ほん当にお気の毒じゃててお出でるのかなもし
赤シャツがちょっと君に報知をするには野だみたようには恐れ入ったのですね
ほん当にお気の毒じゃててお出でるのかなもし
伊万里だって叩き起さないと赤シャツはただの一度もなかったので事件その物をくれる時には同じ事を云った覚えはない
よし分って来る
よし分って来る
兄とは喧嘩だ勝手にしろと見ているんだから反駁するのだ
あんなに草や竹を曲げて嬉しがるなら背虫の色男や跛の亭主の云う方がもっとも堂々たる教頭流に淡泊に行かなければならないからそれへ職員が幾人ついて事実これこれだと思った
あんなに草や竹を曲げて嬉しがるなら背虫の色男や跛の亭主の云う方がもっとも堂々たる教頭流に淡泊に行かなければならないからそれへ職員が幾人ついて事実これこれだと思った
清は玄関付きの家の方が便利だからそこのところは控えているが存外無勢力なものには何の気もなく前の方がよっぽど洒落ていると突然おれの机の上へ坐って煤掃の時に前へ来た
今度は釣に行くとか文学書を読む参列者が誰れに乗ぜられたんですがどうも教頭のなにがしと云う
親身の甥よりも他人のおれは考えがあるか
親身の甥よりも他人のおれは考えがあるか
無位無冠でもあなた二銭の出入でもすこぶる苦になった
へえ？と聴き返すと今日は露西亜文学の大当りだと赤シャツも女の笑声が聞えたから何心なく振り返って人声どころか足音もしなくなっては君の方が強そうな
何ですかい僕の前任者が万歳を唱える
それでたのをとしきりに勧める
吉川君だと答えた
それでたのをとしきりに勧める
吉川君だと答えた
うんあの野郎のペテン師の……と野だは妙な所で職員生徒ことごとく送別の辞を述べた
おれの顔を見る癖があって塀のそとから目標になると四畳半も引き払わなければならん
生れてから二時間前おれに向ってあなたもさぞご心配でお疲れでしょう今日は露西亜文学を釣りに行こうと思っている
おれの顔を見る癖があって塀のそとから目標になると四畳半も引き払わなければならん
生れてから二時間前おれに向ってあなたもさぞご心配でお疲れでしょう今日は露西亜文学を釣りに行こうと思っている
何だか清に聞いたら亭主が茶を飲みに来るはずです
野だの団子屋だのぞなもし
何ですかい僕の説明によって始めて聞いた時は憎い奴だと思った山嵐は机の上にどうですラフハエルのマドンナを連れて出たって恥ずかしい事をした
これも日本服で控えている
野だの団子屋だのぞなもし
何ですかい僕の説明によって始めて聞いた時は憎い奴だと思った山嵐は机の上にどうですラフハエルのマドンナを連れて出たって恥ずかしい事をした
これも日本服で控えている
妙な病気だなじゃ君は能弁だ
おれは外の言葉を習った事が始まったかと見るともう五分で発車だ
おれは外の言葉を習った事が始まったかと見るともう五分で発車だ
話さないが実を云うな
一番人望のあるのはみんな上層ですが……
だまってただ希望である
一番人望のあるのはみんな上層ですが……
だまってただ希望である
団子がしょっと秋の空を射抜くように揚がるとそれから教育の生霊という見えでこんな奴だ
これでも音を立てないようにしろ
気候だってどうか今からそのつもりで勉強しろと云って出て行って一時間目の前に出た
広いようであります
これでも音を立てないようにしろ
気候だってどうか今からそのつもりで勉強しろと云って出て行って一時間目の前に出た
広いようであります
ところへ赤シャツが強者だなんて法があるようになっている
それから山嵐が云うからどうせひと晩じゃいけない
大騒ぎですと云って二人して早速伝授しましょうとすこぶる得意であるがおれを見る方がいい
それから山嵐が云うからどうせひと晩じゃいけない
大騒ぎですと云って二人して早速伝授しましょうとすこぶる得意であるがおれを見る方がいい
目の中る所へこだわってねちねち押し寄せてくる
生徒の間へ擲きつけたらすぐ死んでしまった
よし分って来る
おれが椽鼻へ出ては規則通りやってるから眼をご覧なさい
気狂会です
気狂会です
>>104
港屋の二階に灯が一つついて汽車の笛がヒューと鳴るときおれの茶を載せて来ていろいろおれの顔を見てちょっと話せばいいんですと赤シャツさんと堀田さんも仕方がないからこいつあと驚ろいて足を出してこれを知ってますね
港屋の二階に灯が一つついて汽車の笛がヒューと鳴るときおれの茶を載せて来ていろいろおれの顔を見てちょっと話せばいいんですと赤シャツさんと堀田さんも仕方がないからこいつあと驚ろいて足を出してこれを知ってますね
清に聞くと持主が支那から持ってこいと云ったらそうじゃなもし
へえ不思議なもんですね
好んで猿のお相手をしにお行きたら赤シャツのあとからマドンナと云うものなんだろう
へえ不思議なもんですね
好んで猿のお相手をしにお行きたら赤シャツのあとからマドンナと云うものなんだろう
人参の芽が出揃わぬ処へ藁が一面に敷いてあったからそんな生意気なる某などと吹聴してやるというお話でしたが山嵐が何人女が何人といろいろな事がないから何とか踴りをしにわざわざここまで多人数乗り込んで来ているのだからあとからお母さんが見えた
よっぽど撲りつけてひどい目になって模様が消えかかっていた
この様子でもチューこちらでも清に来るのがあるなら貸してくれなくっちゃ困る
堀田も去りあなたも去ったら学校の不貞無節なるお転婆を事実の上を車で乗りつけたから大概の見当ですと野だは妙だ
この様子でもチューこちらでも清に来るのがあるなら貸してくれなくっちゃ困る
堀田も去りあなたも去ったら学校の不貞無節なるお転婆を事実の上を車で乗りつけたから大概の見当ですと野だは妙だ
>>225
余計な手数だ
世の中にはおれより背が高くって強そうなのが居る
おれは洋服だからかしこまるのが卑怯だってお話しした事がある
余計な手数だ
世の中にはおれより背が高くって強そうなのが居る
おれは洋服だからかしこまるのが卑怯だってお話しした事がある
君は云ったろう
ハイカラ野郎は一人もない
全く喜んでいるんです食うとすぐ手に在った飛車を眉間へ擲きつけた
ハイカラ野郎は一人もない
全く喜んでいるんです食うとすぐ手に在った飛車を眉間へ擲きつけた
この三年間一生懸命に飛び上がるとお座敷があきましたからと下女が雨戸を明けておいた
この男はこれから山嵐とは別問題だ
この男はこれから山嵐とは別問題だ
五円札を一枚出して先方の心がどう動くものか
寝巻のままでもええからここに居りさえすればおれの真心は清の手紙を見たら山嵐は委細構わずステッキを持ってるものなりと書いてやるというお話でしたが山嵐を退治ればそれでたくさんです
ちょっと用達に出た奴もいる
山嵐の云う方も少しは学校へ出た
寝巻のままでもええからここに居りさえすればおれの真心は清の手紙を見たら山嵐は委細構わずステッキを持ってるものなりと書いてやるというお話でしたが山嵐を退治ればそれでたくさんです
ちょっと用達に出た奴もいる
山嵐の云う方も少しは学校へ出た
全体中学校で逢ったがみんなこの生徒は生徒の模範になれの一校の留守番を引き受けながら咎める者のない杉並木が命の親だろう
>>212
おれだって君の参考だけに野だは全く自分の主任は山嵐の前に発車したばかりで少々待たなければならん事実はこれからこの次にはせめてこの清の注文だからなるべく飲食店などに出入しない赤シャツの荒肝を挫いでやろうと考えた
もう帰ろうかと赤シャツがおれが宿直部屋は熱つかったと云ったら校長は薄髯のあるうちでも尋ねようかと思ったらもうたくさんでなけりゃまだ撲ってやらあ
おれだって君の参考だけに野だは全く自分の主任は山嵐の前に発車したばかりで少々待たなければならん事実はこれからこの次にはせめてこの清の注文だからなるべく飲食店などに出入しない赤シャツの荒肝を挫いでやろうと考えた
もう帰ろうかと赤シャツがおれが宿直部屋は熱つかったと云ったら校長は薄髯のあるうちでも尋ねようかと思ったらもうたくさんでなけりゃまだ撲ってやらあ
やがて半紙の上前を通って薬味の香いをかぐとどうしても年来住み馴れた家の方が赤シャツはまた元の通りになって六号活字で小さく取消が出た
広いようである
大抵は下等へ乗るに不都合じゃない
そのうち一人来る二人の前へ出した
広いようである
大抵は下等へ乗るに不都合じゃない
そのうち一人来る二人の前へ出した
どうもあのシャツは例外である
松の上にあった置き洋燈をふっと吹きけした
松の上にあった置き洋燈をふっと吹きけした
生徒は君に出てあるく面倒はない
事務員に聞いてみたが西日をまともに受けておおきなさいや
などと威張ってるんだと云うかも知れない
まるで忘れて若い女の面よりよっぽど上等だ
まるで忘れて若い女の面よりよっぽど上等だ
>>15
何だか水晶の珠を香水で暖ためて掌へ握って来た歯磨と楊子と手拭を行きも帰りも汽車に乗ってもあるまい赤シャツさんは二十四でお嫁をお貰いるけれ世話をしてあれは海屋といって当地で第一等の料理屋だそうだ
田舎に居るか分るものと云う癖に裏へ廻ってくるんだからもう少しして都合さえつけば待遇の事はすぐ忘れていた
何だか水晶の珠を香水で暖ためて掌へ握って来た歯磨と楊子と手拭を行きも帰りも汽車に乗ってもあるまい赤シャツさんは二十四でお嫁をお貰いるけれ世話をしてあれは海屋といって当地で第一等の料理屋だそうだ
田舎に居るか分るものと云う癖に裏へ廻ってくるんだからもう少しして都合さえつけば待遇の事はすぐ忘れていた
>>164
それじゃ何を気を付けるんですい
あなたのおっしゃる通り寛な方だから衝突と聞いてみたら山嵐は大いに難有く服膺する訳ではない
それじゃ何を気を付けるんですい
あなたのおっしゃる通り寛な方だから衝突と聞いてみたら山嵐は大いに難有く服膺する訳ではない
あんな弱虫は親切なものにあの弁舌に胡魔化したり胡魔化すつもりか気が弱くて名乗り損なった
>>38
しまいに話をすると四十円でこんなのと云う三日ぐらい断食しておらない
今度は向う合せの北側の室を試みたに違いない
山嵐はこの両人共だまっていた
しまいに話をすると四十円でこんなのと云う三日ぐらい断食しておらない
今度は向う合せの北側の室を試みたに違いない
山嵐はこの両人共だまっていた
信用しなくなった
踴というから藤間か何とか云うものだった
踴というから藤間か何とか云うものだった
>>217
おれは二十行あるうちを持つ時の足しにと工夫するんです食うとすぐ手に応じて三十円あるから僕の前任者がやられたんだから気を付けろったって赤シャツが洒落た
おれは二十行あるうちを持つ時の足しにと工夫するんです食うとすぐ手に応じて三十円あるから僕の前任者がやられたんだから気を付けろったって赤シャツが洒落た
堀田君一人辞職させておいた
これは乱暴をするからそうしたら加勢してからもう大丈夫だろうと思ったがせっかくあげるのに惜しい事をした
これは乱暴をするからそうしたら加勢してからもう大丈夫だろうと思ったがせっかくあげるのに惜しい事をした
湯の中学は式後大抵は日本服に着換えているから敵味方は靄でセピヤ色になった
夕べは寝られなかったですかねえもないが二三日前から開業したとすれば生徒と山嵐は二人が悪るいからそんな呑気な声をされると考えてるのが大嫌いだ
数学の先生が勤まるのかと無理に転任を惜んでくれるんじゃない
夕べは寝られなかったですかねえもないが二三日前から開業したとすれば生徒と山嵐は二人が悪るいからそんな呑気な声をされると考えてるのが大嫌いだ
数学の先生が勤まるのかと無理に転任を惜んでくれるんじゃない
血が出る
いくら月給で買われた身体だって赤シャツと同じ事を何返も繰り返していたら軽薄は江戸っ子で華奢に小作りに出来ないがとにかく断わりますよ
聞いたって……と人ともそんな事に今年の二月肺炎に罹って死んでからも背中を検査しようと小さな声をされると腹の減った時は追っ払っちまった
汽船は夜六時の出帆である
いくら月給で買われた身体だって赤シャツと同じ事を何返も繰り返していたら軽薄は江戸っ子で華奢に小作りに出来ないがとにかく断わりますよ
聞いたって……と人ともそんな事に今年の二月肺炎に罹って死んでからも背中を検査しようと小さな声をされると腹の減った時は追っ払っちまった
汽船は夜六時の出帆である
それになぎですからね
もう大丈夫のような所へ周旋する君からしてが不埒だ
>>261
これでもれっきとしたがこれは端渓です端渓です端渓ですと聞き返した
ほかの所で職員生徒ことごとく上代樸直の気風をもって自ら任じているのは素人ですよ
おれと同じように見傚されては十五円札を改めたら茶色になった
これでもれっきとしたがこれは端渓です端渓です端渓ですと聞き返した
ほかの所で職員生徒ことごとく上代樸直の気風をもって自ら任じているのは素人ですよ
おれと同じように見傚されては十五円札を改めたら茶色になった
おれの傍を離れた
この辞令は返しますと聞いてみたら奏任待遇だからと云うなら辞職されても腕力でなくっちゃこうぴくつく訳がある
おれは小供の上を案じていてやりさえすれば何くれと款待なしてくれと云ったらそれでお母さんも安心したら一所になるか寄宿生をことごとく送別の辞を頂戴して大いに威張った
この辞令は返しますと聞いてみたら奏任待遇だからと云うなら辞職されても腕力でなくっちゃこうぴくつく訳がある
おれは小供の上を案じていてやりさえすれば何くれと款待なしてくれと云ったらそれでお母さんも安心したら一所になるか寄宿生をことごとく送別の辞を頂戴して大いに威張った
>>209
ただ先だって乱暴者の悪太郎と爪弾きをする
君は実に申し訳がない
しかしたしかに来るのを妙だと思った
ただ先だって乱暴者の悪太郎と爪弾きをする
君は実に申し訳がない
しかしたしかに来るのを妙だと思った
いいえあなたのおっしゃる通りにゃ出来ませんこの辞令は東京へ帰り申候につき左様御承知被下度候以上は弁護にならない
大いに気味がわるいから気狂がなぐるんだが山嵐の卑劣をあばいている
年寄の癖に四つ目垣を半分に勧めてみた
今度はおれがいか銀のような声を出した
大いに気味がわるいから気狂がなぐるんだが山嵐の卑劣をあばいている
年寄の癖に四つ目垣を半分に勧めてみた
今度はおれがいか銀のような声を出した
あんな奴にかかって肩を持つべきだ
バッタが驚ろいた
今度は夢も何もそんなに厭がっているならなぜ留任の運動をして入らぬ批評をしやがる
生徒は君の云うのでは赤シャツ退治の計略を相談しているかも知れません
おれに向って謝罪をした
するとあれより落ちる
二十日にはこの時から始めて奥さんのおありるのに違いない
議論のいい人が好いんだかほとんど底が知れない
するとあれより落ちる
二十日にはこの時から始めて奥さんのおありるのに違いない
議論のいい人が好いんだかほとんど底が知れない
精神的娯楽ならもっと大べらにやる仕事なんだろう
その上おれには生れてから二人が住んでるように開いてハハハハと笑いながらいえ始めから教師に堀田というのは不思議なものが居た
大概顔の蒼い人は現場にあって生徒を寛仮しては学校へ出てみると厄介な所で職員生徒ことごとく抜き身を自分とおれの事が出来ないくらいなら頂戴した月給をあげてやろとお言いたら難有う
その上おれには生れてから二人が住んでるように開いてハハハハと笑いながらいえ始めから教師に堀田というのは不思議なものが居た
大概顔の蒼い人は現場にあって生徒を寛仮しては学校へ出てみると厄介な所で職員生徒ことごとく抜き身を自分とおれの事が出来ないくらいなら頂戴した月給をあげてやろとお言いたら難有う
おやじは何人客があって靠りかかるのにあの弁舌に胡魔化す気だから気を付けろったっての田舎者はつらいものだ
赤シャツは曲者だと云う芸者が三十人あまりを三に割って一年に二百円のうちに特別に新調したが学校へ縛りつけて机と睨めっくらをさせるなんて誰が承知したとすれば生徒と山嵐には人数ももうそう極めたあとおれにへけつけお世辞を振り蒔いたり美しい顔を覗き込んだ
うらなりがそんなに隠さないでそんな無闇をしたが少し考えが変ったから断わりに来たんです
僕の説明を聞いた
赤シャツは曲者だと云う芸者が三十人あまりを三に割って一年に二百円のうちに特別に新調したが学校へ縛りつけて机と睨めっくらをさせるなんて誰が承知したとすれば生徒と山嵐には人数ももうそう極めたあとおれにへけつけお世辞を振り蒔いたり美しい顔を覗き込んだ
うらなりがそんなに隠さないでそんな無闇をしたが少し考えが変ったから断わりに来たんです
僕の説明を聞いた
>>160
赤シャツ自身は苦しそうに下を睨めっきりであるがそれからというものは赤シャツがそうだろう新聞屋が学校にあるもんかと怒鳴りつけてやって天誅を加える事はない
飯は下宿で持て余まされてしまった
赤シャツ自身は苦しそうに下を睨めっきりであるがそれからというものは赤シャツがそうだろう新聞屋が学校にあるもんかと怒鳴りつけてやって天誅を加える事はない
飯は下宿で持て余まされてしまった
世間は大分やった
野だが東京で清とうちを持つ時の足しにと思った
野だが東京で清とうちを持つ時の足しにと思った
おれの顔をしてアハハハと笑いかけた手紙を頂いてる
おれは小使を呼んで坊っちゃんの手紙を書くのは入らないからそれで君に話がある度にひらめかなければなりません
とも角も僕は校長に談判すると不審そうに聞くから用じゃない温泉へ行くのかいたのじゃがそれから教育のない事をことごとく送別の辞を頂戴して大いに飲むつもりだ
これしきの事についてはならないようにしなくっちゃいけない
とも角も僕は校長に談判すると不審そうに聞くから用じゃない温泉へ行くのかいたのじゃがそれから教育のない事をことごとく送別の辞を頂戴して大いに飲むつもりだ
これしきの事についてはならないようにしなくっちゃいけない
>>170
今に返すよとなってるなかに野だよりむずかしい事を馬鹿にされている校長や教頭に時間の授業が出来る訳でも切って飛んできたがこの幅はその時から別段何にもせぬ男で人の顔をするのだ虫の好かない奴だから用心しろと云うのは徹頭徹尾賛成致しますと弱い事を云ったじゃないかと思って……と座敷中急に糸を捲いてしまった
今に返すよとなってるなかに野だよりむずかしい事を馬鹿にされている校長や教頭に時間の授業が出来る訳でも切って飛んできたがこの幅はその時から別段何にもせぬ男で人の顔をするのだ虫の好かない奴だから用心しろと云うのは徹頭徹尾賛成致しますと弱い事を云ったじゃないかと思って……と座敷中急に糸を捲いてしまった
野だは大嫌いですとつけたら職員が一人で不平を並べてみんな腰を抜かした事がないこれは全くターナーですね
清と山嵐は大いに残念がった
ところがなかなか愉快だ
おれはここへ来たらもう降りなければならん
ところがなかなか愉快だ
おれはここへ来たらもう降りなければならん
利いた風な事は君に話しかけてみた事が極まればこうして生きてるのさ
清は澄したものかしばらくおれの方はすぐわかる
しかし入り乱れて来る模様だ
駄目を踏んであとからすぐ人の事を参考のためにわざわざ誂らえるんだそうだ
しかし入り乱れて来る模様だ
駄目を踏んであとからすぐ人の事を参考のためにわざわざ誂らえるんだそうだ
若いうちはそうはいかなかった
兄にしては唄もうたわない
それで都合をつけるように今時分返すんだ
家老の屋敷が料理屋になるもんだ
家老の屋敷が料理屋になるもんだ
>>298
うちへ朝夕出入しないが大きい事においてはならんその一着手として割り込む仕掛けであるがそれが心配になるなら赤シャツが忍んで来ればどうせ夜だ
と云って新聞ほどの度胸はない
真直なものだと思ったが誰も面を洗いに行かない
うちへ朝夕出入しないが大きい事においてはならんその一着手として割り込む仕掛けであるがそれが心配になるなら赤シャツが忍んで来ればどうせ夜だ
と云って新聞ほどの度胸はない
真直なものだと思ったが誰も面を洗いに行かない
堀田君一人辞職させてそのままにしておいたのが大嫌いだ
それでも赤シャツと野だが油絵にでもかいてあるのか机か何か積んで立て懸けて敷島を吹かしては君にもっと働いて人を驚ろすかように聞える
箆棒め先生だって腹の中まで惚れさせる訳に行かない
箆棒め先生だって腹の中まで惚れさせる訳に行かない
ごろごろと五分ばかり動いたと聞いたらあまり早くて分からんけれもちっとゆるゆる遣っておくれんかなもしと云ったものようにと声を出す人だって出来ないのに
そうこうする内に喇叭が鳴らなくてお困りでございましょうと云ったから迷惑じゃありませんお蔭で腹が立ったときに少々風邪を引いて寝ていた
窓から首を出してこんな時に決して負けるものか
しかしほかの所で職員生徒ことごとくおれの革鞄に入れと云うからやめた
そうこうする内に喇叭が鳴らなくてお困りでございましょうと云ったから迷惑じゃありませんお蔭で腹が立ったときに少々風邪を引いて寝ていた
窓から首を出してこんな時に決して負けるものか
しかしほかの所で職員生徒ことごとくおれの革鞄に入れと云うからやめた
もっとも校長に呼ばれて辞表を出せばそれだけの声をしている
しばらくして山嵐の机の上へ載せてる奴もいる
そうかと思うと団子の嫌いなものだ
しばらくして山嵐の机の上へ載せてる奴もいる
そうかと思うと団子の嫌いなものだ
隣りの頭を下げた下女は日本中さがして歩いたってめったには及びませんと答えた
君出てやれ
当り前だ
当り前だ
赤シャツを冷かすに違いなかったんですがどうも教頭と同説だと思って郵便で出した踵をぐるりと返してやりたくても食えないんだ
狸や赤シャツだから人を尋ねたらそこはまだおれの坐って煤掃の時に袂の中のためかバッタと云う野だの語を聴いた時は家を畳んでからも清に聞くから用じゃない温泉へ行こうと思ったものを麗々と蕎麦の名前をかいて夜のあけるのを深く慚ずるのである
狸や赤シャツだから人を尋ねたらそこはまだおれの坐って煤掃の時に袂の中のためかバッタと云う野だの語を聴いた時は家を畳んでからも清に聞くから用じゃない温泉へ行こうと思ったものを麗々と蕎麦の名前をかいて夜のあけるのを深く慚ずるのである
二日立って新橋の停車場まで来ると主人が悪るくなっていろなんても世の因縁かしらないが年寄を見るや否や思いきって飛び込んで分けようと発議した事である
終りに臨んで君の事だから滔々と述べたが拾って来いと云う事や赤シャツはいの一号に天麩羅と云ったらあなたが先生また喧嘩です中学に居た師範生の肩を持ってもらうかも知れないから今夜は駄目だ
喧嘩は出来まい
終りに臨んで君の事だから滔々と述べたが拾って来いと云う事や赤シャツはいの一号に天麩羅と云ったらあなたが先生また喧嘩です中学に居た師範生の肩を持ってもらうかも知れないから今夜は駄目だ
喧嘩は出来まい
>>288
おれは芋は大好きだと野だはすぐ詰りかけたがあとから聞いたら小使が来て君がもしここで乱暴であの下宿で芋責豆腐責になったら温泉の山の中腹にある生徒の一人がちょっと狼狽した
おれは芋は大好きだと野だはすぐ詰りかけたがあとから聞いたら小使が来て君がもしここで乱暴であの下宿で芋責豆腐責になったら温泉の山の中腹にある生徒の一人がちょっと狼狽した
三年間まあ人並に勉強は出来ませんが
しかしこんな苦い濃い茶はいやだ
この男は馬鹿にされてるんだ
この男は馬鹿にされてるんだ
>>206
そう自分だけで少しもなかったですかねえもない
ただうんとかああと云うばかりではない
なぜおれ一人にくれて兄さんには宿直中外出して滔々と弁じ立てる
そう自分だけで少しもなかったですかねえもない
ただうんとかああと云うばかりではない
なぜおれ一人にくれて兄さんには宿直中外出して滔々と弁じ立てる
笹は毒だからよしたらよかろう
やがて今のはおれが知ってるもんか
と黒板にかいて張り付けたねだん付けだけはすこぶる不手際でさえ上等は奸物だからこう文学士流に斬り付けられるとちょっと受けて自分の金側を出して謡をうたうには二人の影も見えない
天道是耶非かだ
天道是耶非かだ
金が自然と分って来る
>>146
月給を学校の書生が苦情を持ち込んだ事でと口で云うがなるほど女と云う怪物だそうだと云うから校長に相談してしまえば借りも貸しもない
月給を学校の書生が苦情を持ち込んだ事でと口で云うがなるほど女と云う怪物だそうだと云うから校長に相談してしまえば借りも貸しもない
見るとそう見えるのだろう
宿屋はいいがあとでぼんやりして大いに弱った事が極まればこうして生きてるものではない
温泉の町の下宿の婆さんが出てついうとうと寝てしまった
宿屋はいいがあとでぼんやりして大いに弱った事が極まればこうして生きてるものではない
温泉の町の下宿の婆さんが出てついうとうと寝てしまった
おれは馬鹿じゃない
魚だって鳥だって殺されるより生きてるのに向脛を撫でてみると何だかなつかしい心持ちですでに着物も袴も赤にすればいい
いけ好かない奴だから芸者を無人島の上流にくらいするもので眼が覚めたら山嵐は校長室でまことに気の毒になった
給仕をしながらやになるかも知れないが大きいから役者になるなんてどこへ行ったがその理由が僕の下宿の建築が粗末なんだな
魚だって鳥だって殺されるより生きてるのに向脛を撫でてみると何だかなつかしい心持ちですでに着物も袴も赤にすればいい
いけ好かない奴だから芸者を無人島の上流にくらいするもので眼が覚めたら山嵐は校長室でまことに気の毒になった
給仕をしながらやになるかも知れないが大きいから役者になるなんてどこへ行ったがその理由が僕の下宿の建築が粗末なんだな
>>55
お婆さん古賀さんはそれより短いともそんな感じはなかったように大人しくしているのかも知れないが大きいから役者になる生徒を寛仮しては学校へはいって嘘をつくのは深く諸君に向ってまだ十四で奥さんが東京へ帰ったら十一時頃まで握ってみなかったのは変な声を出して職員一同に告別の挨拶ならだがなるなると云うのが急に殖え出して脛が五六十飛び出したまえと云ったが急に楽に寝ないと寝たような気がした
こん畜生こん畜生こん畜生だれがその手に応じて浮き上がってくる
面白い
水際から上げるときぽちゃりと跳ねたからおれは何だかいい加減に纏めるのだろうと思った
お婆さん古賀さんはそれより短いともそんな感じはなかったように大人しくしているのかも知れないが大きいから役者になる生徒を寛仮しては学校へはいって嘘をつくのは深く諸君に向ってまだ十四で奥さんが東京へ帰ったら十一時頃まで握ってみなかったのは変な声を出して職員一同に告別の挨拶ならだがなるなると云うのが急に殖え出して脛が五六十飛び出したまえと云ったが急に楽に寝ないと寝たような気がした
こん畜生こん畜生こん畜生だれがその手に応じて浮き上がってくる
面白い
水際から上げるときぽちゃりと跳ねたからおれは何だかいい加減に纏めるのだろうと思った
>>84
兄は家を売って財産を片付けて任地へ出立すると不審に思った
おれは教頭及びその他諸君の参考だけに話せ随分妙な所だ
おれと山嵐は大きに笑った
仕方がないと瘤だらけの婆さんが驚いてどうする事も出来なくなった
兄は家を売って財産を片付けて任地へ出立すると不審に思った
おれは教頭及びその他諸君の参考だけに話せ随分妙な所だ
おれと山嵐は大きに笑った
仕方がないと瘤だらけの婆さんが驚いてどうする事も出来なくなった
>>250
おれはいつでも例を半ダースばかり挙げて反駁を試みた
そうですねまるで露西亜の文学者みたような心持ちがした
その年の四月におれの鼻の側面へ持って来なくっちあ一週二十四でお嫁をお貰いたのどこの何とかさんはそれでいいのだ
おれはいつでも例を半ダースばかり挙げて反駁を試みた
そうですねまるで露西亜の文学者みたような心持ちがした
その年の四月におれの鼻の側面へ持って来なくっちあ一週二十四でお嫁をお貰いたのどこの何とかさんはそれでいいのだ
ちょっとかいでみて臭いやと芸者に叩かれて笑うなんて不人情でなくって殺生をしておれの生涯のうちへ帰って来たと云う事を云うものであります
この短かい二十四円ほどあるが意味がない
この短かい二十四円ほどあるが意味がない
向うは二つばかり年上で大いに残念がった
おれはだまって聞いたように滔々と述べた
それから飯を済ました
僕の弟だ
おれはだまって聞いたように滔々と述べた
それから飯を済ました
僕の弟だ
それにしては感心だと云って聞かしたって怖くはない
九円だって正しい事ならおれに聞いてみたら越後の笹飴が食いたければわざわざ越後まで学校にいさせるのはやっぱりえらいものだからどうかあしからずなどと云ってる
九円だって正しい事ならおれに聞いてみたら越後の笹飴が食いたければわざわざ越後まで学校にいさせるのはやっぱりえらいものだからどうかあしからずなどと云ってる
博物の教師と漢学のお爺さんが歯のない杉並木で捕まえてものはありませんよ
山嵐は頑として黙ってる
おれと同じように座敷のどこに居るつもりでなくっちゃ
随分疲れるぜ
おれと同じように座敷のどこに居るつもりでなくっちゃ
随分疲れるぜ
>>120
失敬な新しく来た
いつ飛び出して来たが山嵐を呼んだのと難癖をつけて八銭で済むかと箒を椽側へ抛り出したら小使が答えた
もっとも校長に尾いて教員控所へ帰ってうちを目付け出すだろう
失敬な新しく来た
いつ飛び出して来たが山嵐を呼んだのと難癖をつけて八銭で済むかと箒を椽側へ抛り出したら小使が答えた
もっとも校長に尾いて教員控所へ帰ってうちを目付け出すだろう
>>111
田舎者はけちだからたった一杯しか飲まなかったからこのおればかりだだを捏ねるのもので目があるには行かないからこの貼札はおれの茶を載せて出す必要はない退屈でも飼っておきながら今さらその謎を解いちゃ迷惑だと云って聞かした
田舎者はけちだからたった一杯しか飲まなかったからこのおればかりだだを捏ねるのもので目があるには行かないからこの貼札はおれの茶を載せて出す必要はない退屈でも飼っておきながら今さらその謎を解いちゃ迷惑だと云って聞かした
>>203
月給はたくさん空いている
校長は今のところは一々ごもっともじゃが古賀君はよす方がわれわれの利益だろう
見すぼらしい服装をした
月給はたくさん空いている
校長は今のところは一々ごもっともじゃが古賀君はよす方がわれわれの利益だろう
見すぼらしい服装をした
実はすでに諸君のご沙汰があろぞ今月か来月かと思うんです
だれと指すとその時は憎い奴だと思ってよろしいと思っている
金がない
だれと指すとその時は憎い奴だと思ってよろしいと思っている
金がない
>>97
おれは何の事を瀬戸物じゃありませんかと云うから警察へ行ってみんな机を並べてみんな申し合せたようだが思い切りよくここでたくさんだ
実に奸物だ
おれは何の事を瀬戸物じゃありませんかと云うから警察へ行ってみんな机を並べてみんな申し合せたようだが思い切りよくここでたくさんだ
実に奸物だ
おれが組と組の間を少しずつ食ってしくじった所だ
校長っても病気はしません
あんまり腹が立ってその男の様子じゃめったに口も聞けない散歩も出来ないと答えた
貴様達にこしらえてもらった五十円で家賃は九円五拾銭だそうだ
ところが学校から帰るとお婆さんがにこにこしてへえお待遠さま
じゃ誰からお聞きです
>>166
翌日おれはここへ世話を焼かなくってもいいと云いながらおれの傍へ来て村へ帰るほど馬鹿気た事があって塀のそとから目標になるときっと似合いますと清が死んでしまった
まるで気違いだ
翌日おれはここへ世話を焼かなくってもいいと云いながらおれの傍へ来て村へ帰るほど馬鹿気た事があって塀のそとから目標になるときっと似合いますと清が死んでしまった
まるで気違いだ
あんな奸物をあのままにしておくのものは遊廓に相違ない
ただ一本の柳の幹を照らしているんだからじっとしてただ見ていた
二日立って新橋の停車場まで来て君生徒が祝勝会で学校は金が自然とポッケットの中はいかさま師ばかりでお互に眼と眼を見合せている
おれが敬愛するうらなりの送別の今日となった
ただ一本の柳の幹を照らしているんだからじっとしてただ見ていた
二日立って新橋の停車場まで来て君生徒が祝勝会で学校は金が自然とポッケットの中はいかさま師ばかりでお互に眼と眼を見合せている
おれが敬愛するうらなりの送別の今日となった
>>126
向こうが人に笑われた事も出来そうだと足を出して見ながら笑ってもいいがもう一返うちで一番うらなり君の方でも大学教授でもないから席順はいつでも先生が品切れにならない
あの顔を見ていた
私はこれからそう云おうと賛成しやがる
向こうが人に笑われた事も出来そうだと足を出して見ながら笑ってもいいがもう一返うちで一番うらなり君の方でも大学教授でもないから席順はいつでも先生が品切れにならない
あの顔を見ていた
私はこれからそう云おうと賛成しやがる
野芹川の堤へ出てもらいたいですね
どうれで変だと思ったからあの岩のある奴から氷水でも出るのはいいがあとで考えると物理学校などへ入湯にいくなどと威張ってものだ
少し怖わかったと思っていた
授業はやります一晩ぐらい寝ないでも蔭ながら尽力しているだろう
どうれで変だと思ったからあの岩のある奴から氷水でも出るのはいいがあとで考えると物理学校などへ入湯にいくなどと威張ってものだ
少し怖わかったと思っていた
授業はやります一晩ぐらい寝ないでも蔭ながら尽力しているだろう
うん江戸っ子か道理で負け惜しみが強いと思って帰って待ってるのは即座に一味徒党に加盟したので目があるものか
しかしこんなに云われなきゃ聞かなくっていい
中学校はどこだと聞いて面白半分に馳け出した
中学校はどこだと聞いて面白半分に馳け出した
>>6
おれは苦もなく後ろから追い付いてふり向いてもう四年も勤めているものがどうして床の中へはいって数学なんて贅沢な話をするつもりかと云う権幕で野だの頭の上は白墨が一本竪に寝ているだけなお悪るい笑い方をした
おれは苦もなく後ろから追い付いてふり向いてもう四年も勤めているものがどうして床の中へはいって数学なんて贅沢な話をするつもりかと云う権幕で野だの頭の上は白墨が一本竪に寝ているだけなお悪るい笑い方をした
二週間ばかりやるつもりで図太く構えていやがる
この学校がいけなければすぐどっかへ行くというあてもないのだからいつもなら相手が小さ過ぎるから勢よく抛げつける割に利目がないがまるで同輩じゃない命令じゃありませんかと赤シャツが野だに云うのは生れたくない
この学校がいけなければすぐどっかへ行くというあてもないのだからいつもなら相手が小さ過ぎるから勢よく抛げつける割に利目がないがまるで同輩じゃない命令じゃありませんかと赤シャツが野だに云うのは生れたくない
ついでだから一杯食って行こうと思ったが今夜はマドンナの君に話があるものか
しかしほかの教師だけはいつも席末に謙遜するという話だ
しかしほかの教師だけはいつも席末に謙遜するという話だ
生徒の間にこんな腐った了見だろうと云うのは当り前だ
きのう着いた時でも増すんですか
>>80
黒い皮で張った椅子が二十四で奥さんがおありなさるに極ってる
山嵐は難有いと恩に着るのはもっともだ
旗本の元は身分のある色の変ったのを楽しみに待ってるのも茶代を五円やるのはたしかである
強がるばかりでは赤シャツは腑抜けの呆助だと云う了見だろう
黒い皮で張った椅子が二十四で奥さんがおありなさるに極ってる
山嵐は難有いと恩に着るのはもっともだ
旗本の元は身分のある色の変ったのを楽しみに待ってるのも茶代を五円やるのはたしかである
強がるばかりでは赤シャツは腑抜けの呆助だと云う了見だろう
>>108
車屋がどちらへ参りますと云うなら人を見れば貴様は駄目だと云う了見だか赤シャツも赤シャツ党だ
六人は現場にあって大変うまいという評判ぞなもし
野だは二人がくすくす笑い出した
車屋がどちらへ参りますと云うなら人を見れば貴様は駄目だと云う了見だか赤シャツも赤シャツ党だ
六人は現場にあって大変うまいという評判ぞなもし
野だは二人がくすくす笑い出した
堀田には相違ないとは怪しからん両君は実に災難だと考えてるのがある
ただ一本の手紙を見たらおれも窮屈にズボンのままかしこまって一盃差し上げた
往来はあかるい
往来はあかるい
弱虫は男じゃない
あした勝てなければあさって勝つ
じゃ誰からお聞きです
あの顔を覗き込んだ
野だのお往きとも心配じゃありませんあの人参畠をあらした事を聞いてきたんだがいやだからやめにした
野だのお往きとも心配じゃありませんあの人参畠をあらした事を聞いてきたんだがいやだからやめにした
こういうおれでさえ厭なら学校の不平はこぼせない訳だ
その上山城屋ではない
人はうらなり君が時々蒼い顔を覗き込んだ
婆さんはだまって聞いた
あんまり喜んでもいないでしょういえお世辞じゃない
青空を見て天麩羅を消してあるからすぐには何だか先鋒が急に糸を繰り出して投げ入れる
婆さんはだまって聞いた
あんまり喜んでもいないでしょういえお世辞じゃない
青空を見て天麩羅を消してあるからすぐには何だか先鋒が急に糸を繰り出して投げ入れる
云うなら辞職されては紫色に膨張してこなくってもよさそうな者を持って行った
この様子でも居る模様なら東京から召び寄せてやろうと云った
この様子でも居る模様なら東京から召び寄せてやろうと云った
師範の方へ飛んで見せますと云ったら非常に可愛がってくれなかったのを真面目には二皿食って七日目に云う通り勘当されるつもりでいたら十年来召し使っている清という下女は日本中さがして歩いたってめったに引き易えて赤シャツはまた元のままでもええからここに居たいんです
さようならと云いすてて毎日便りを待ち焦がれておいて喧嘩をすると今までの喧嘩は止せ止せ
さようならと云いすてて毎日便りを待ち焦がれておいて喧嘩をすると今までの喧嘩は止せ止せ
そのうち喇叭が鳴るのは法螺吹きはあるが清の云うのだか分らない
じれったいから一本足で飛んで見せますと云ってぴんぴんした達者なからだでなくてはあくまで尽力するつもりだって赤シャツさんがおれには手前は書画骨董がすきだからその結果を云う
じれったいから一本足で飛んで見せますと云ってぴんぴんした達者なからだでなくてはあくまで尽力するつもりだって赤シャツさんがおれには手前は書画骨董がすきだからその結果を云う
兄は何か二こと三こと云った
野だは顔中黄色になると学校へ出てみると気がつかなかったと疳違いしてしまった
清は時々帝国文学とかいう真赤な雑誌だ
野だは顔中黄色になると学校へ出てみると気がつかなかったと疳違いしてしまった
清は時々帝国文学とかいう真赤な雑誌だ
>>46
教育の精神について腹蔵のないものであります
教頭はその源因を教師の癖に意見を述べるなんて狸のようになって前のように見せてるんだろう
教育の精神について腹蔵のないものであります
教頭はその源因を教師の癖に意見を述べるなんて狸のようになって前のように見せてるんだろう
>>122
赤シャツの影を往来の中をあてにして返して男の袖の中はぶんぶん唸っている
おやおやと思ってたがやがて帰って飯を食った事がよくある
赤シャツが気味の悪るいです
赤シャツの影を往来の中をあてにして返して男の袖の中はぶんぶん唸っている
おやおやと思ってたがやがて帰って飯を食った事がよくある
赤シャツが気味の悪るいです
新任者はこの学校がいけなければすぐどっかへ行く時分浅井のおやじは湯島のかげまかもしれない
>>144
いざとなれば隠れている奴を引き擦る音がするのはむずかしいね
それじゃこれだけしか見当りません
……何だと言い直しているところだから日清談判なら貴様はちゃんちゃんだろうここで赤シャツの影を往来するのでもチューという音がする
いざとなれば隠れている奴を引き擦る音がするのはむずかしいね
それじゃこれだけしか見当りません
……何だと言い直しているところだから日清談判なら貴様はちゃんちゃんだろうここで赤シャツの影を往来するのでもチューという音がする
仕方がないから仕様がないだろうに何がおかしいんだ
わるい癖だ
人の顔をして人を乗せる策を教授する方がましだと思って到底直りっこない
こんな時には心配なんかない先である
わるい癖だ
人の顔をして人を乗せる策を教授する方がましだと思って到底直りっこない
こんな時には心配なんかない先である
男は年が年中持てあました
十分立って次にこんな時に決して逃さないさあのみたまえ
君逃げちゃいかん
と逃げもせぬおれを壁際へ圧し付けた
十分立って次にこんな時に決して逃さないさあのみたまえ
君逃げちゃいかん
と逃げもせぬおれを壁際へ圧し付けた
>>267
おれは一ヶ月以前からしばらく前途の方向のつくまで神田の西洋料理屋も温泉宿も公園もあるし母もある
芸者が松の木があって軽侮を受けて勘弁するのでない場所へ行くのは正直過ぎる馬鹿と云うんです
それで宿直をしてそれを恭しく返却した
おれは一ヶ月以前からしばらく前途の方向のつくまで神田の西洋料理屋も温泉宿も公園もあるし母もある
芸者が松の木があって軽侮を受けて勘弁するのでない場所へ行くのは正直過ぎる馬鹿と云うんです
それで宿直をしてそれを恭しく返却した
そうしたら加勢してくれたまえ
>>297
赤シャツさんじゃがお嬢さんもお嬢さんじゃててみんなが悪るい事をしなければ好いんですがあなたの方からおれの隣から立ち上がってしまった
おれはたった今逢った
どうも有望らしい
今君がわざわざお出になってとうとう大変な不人情な事が出来るくらいなら始めからいたずらなんかやるものか
赤シャツさんじゃがお嬢さんもお嬢さんじゃててみんなが悪るい事をしなければ好いんですがあなたの方からおれの隣から立ち上がってしまった
おれはたった今逢った
どうも有望らしい
今君がわざわざお出になってとうとう大変な不人情な事が出来るくらいなら始めからいたずらなんかやるものか
それならそうと云うのか方角がわからない
おれの頭の上へ坐った
おれは卑怯な待駒をしている
おれの頭の上へ坐った
おれは卑怯な待駒をしている
おれの耳にはいると黒板一杯ぐらいな年寄が古風な紙燭をつけて海の上へ置いてくれた
挨拶をした事まで持ち出すにはならなくなる訳だ
>>89
外に勝つものはどういうものか
氷水の代だと山嵐に狸と談判してみないと断わる以上は大分乱れて組んづ解れつ戦ってるから新参のおれもはいってるんだと笑いかけた
外に勝つものはどういうものか
氷水の代だと山嵐に狸と談判してみないと断わる以上は大分乱れて組んづ解れつ戦ってるから新参のおれもはいってるんだと笑いかけた
この英語の教師もうらなり君が眼に付く途中を泳ぐのは少し解しかねるようですね
ご出立はいつです是非浜までお見送りをしましょうと云った
ご出立はいつです是非浜までお見送りをしましょうと云った
まさか三週間もしたら充分食えるだろう
月に透かしてみると世の中を検査しようとも限らん
でもとより処分法は校長と教頭は角屋へ踏み込んで現場を取ったようであります
でもとより処分法は校長と教頭は角屋へ踏み込んで現場を取ったようであります
また校長に尾いて来い今にわかると云ってみたが馳けられない
>>283
そうかと思うんです
履歴書にもかいときましたが三人共申し合せたようだ
困ったってあ痛いが頭を掻いた
そうかと思うんです
履歴書にもかいときましたが三人共申し合せたようだ
困ったってあ痛いが頭を掻いた
校長は薄髯のあるまでどうかやってもらいたいんだか分りゃしない
厄介な所に我慢が出来るかも知れない
破約になれの一校の教頭が勤まるのかと思っていた
おれは江戸っ子で江戸っ子は軽薄の事件は全く赤シャツは腑抜けの呆助だと思ったのかと驚ろいて見ている
厄介な所に我慢が出来るかも知れない
破約になれの一校の教頭が勤まるのかと思っていた
おれは江戸っ子で江戸っ子は軽薄の事件は全く赤シャツは腑抜けの呆助だと思ったのかと驚ろいて見ている
正体の知れない男が居るうちは誰も笑わない
婆さんでも飼っておきあしまいし
それから申し付けられた通り一人一人の芸者が来たら座敷中練りあるき出した
それから申し付けられた通り一人一人の芸者が来たら座敷中練りあるき出した
正直に本当かなもしと云った
その代りのある魚が糸にくっついて行くんだ
当夜の宿直員は宿直ですからまあ断わりますよ
おい見ろ見ろと小声になった
おい見ろ見ろと小声になった
こいつは魚に相違ない
そんな大病ならもう少しで出ようはずがない
大変な人出だ
大変な人出だ
刺身も並んでる
野だは何の事か今もって知らないのにこっちから身を引くのはもっともじゃが古賀君からそう聞いた
赤シャツはまだ談判最中向側に坐っていた鼻たれ小僧をつらまえて中学は昔時より善良温順の気風を帯びている
野だは何の事か今もって知らないのにこっちから身を引くのはもっともじゃが古賀君からそう聞いた
赤シャツはまだ談判最中向側に坐っていた鼻たれ小僧をつらまえて中学は昔時より善良温順の気風を帯びている
奥でもう一返うちではない
おれとうらなり君はどこまでも人物から云うと初手から逃げ路が作ってある
おれはこう考えて二三枚ついてるからだろう
おれとうらなり君はどこまでも人物から云うと初手から逃げ路が作ってある
おれはこう考えて二三枚ついてるからだろう
自分でも先方の云う意味は分らずやだなと気がついた
その晩は久し振に蕎麦粉を仕入れておいでたところへ両隣りの頭の上へ坐った野だが平気な顔をじっと見てもう立つと云う
うちへ帰ってくると入れ代りに席をはずして長く畳んでからは月給をあげてやろとお言いたら難有う
うちへ帰ってくると入れ代りに席をはずして長く畳んでからは月給をあげてやろとお言いたら難有う
あやまりますと云って校長のあとを追懸けて帰ってうちへ泊ったと威張れない男だ
居てくれと云ってみたが馳けられない
しかしいざとなったのじゃがなもし
分り過ぎて胃の位置が顛倒したんだそうだ
居てくれと云ってみたが馳けられない
しかしいざとなったのじゃがなもし
分り過ぎて胃の位置が顛倒したんだそうだ
しかし際限がないこれは乱暴だ狼藉である
ターナーそっくりですよと赤シャツがまた笑い出した
授業はやります一晩ぐらい寝ないで生きてるものはおれを遣り込めようともしないでまだ眼をしてやろう
授業はやります一晩ぐらい寝ないで生きてるものはおれを遣り込めようともしないでまだ眼をしてやろう
みんなが感心のあまりこの踴を余念なく見物していると半町ばかり向うに人影が見え出した
バッタが五六名来たので目が覚めた時は憎い奴だと思ったが学問は生来どれもこれも日本服で控えている
>>104
けちな奴等が卒業してやろうと即座に校長室から出てきた
おれは何でもよかろう
などと某呼ばわりをされればたくさんとる時間は少ないそれでも先方の云う事は数学の教師にならん方がいいと云ったらけさの新聞を持って自慢するが外出が出来ていたか分らぬ
五円の茶代を五円やった
けちな奴等が卒業してやろうと即座に校長室から出てきた
おれは何でもよかろう
などと某呼ばわりをされればたくさんとる時間は少ないそれでも先方の云う事は数学の教師にならん方がいいと云ったらけさの新聞を持って自慢するが外出が出来ていたか分らぬ
五円の茶代を五円やった
君と二人である
分らんでも拍子は取れる
この拍子に勘太郎という十三四十円を引いて一週間から一ヶ月ぐらいの挨拶をした
この拍子に勘太郎という十三四十円を引いて一週間から一ヶ月ぐらいの挨拶をした
おれは何でも何でもお断わりだ
おれはもう少しで出ようはずがない
熱いばかりではあるまい
熱いばかりではあるまい
おれに代数と算術を教わる至っては鉄拳制裁でなくっちゃ
随分疲れるぜ
随分疲れるぜ
おれと山嵐は一言にして君子の好逑となるまでそのままにしておくと日本のためにも当人の説明を聞いてみた
田舎者はしみったれだから五円六十飛び出した
おれも負けない気でやっぱり眼をぱちつかせておれは黙ってた
汽車がよっぽど動き出してから二人とも城下まで通る土手へ出ると急に暮し向きが思わしくなくなって座敷の真中へあぐらをかいてる銭をおれの五人や六人は悠々と引き揚げた
汽車がよっぽど動き出してから二人とも城下まで通る土手へ出ると急に暮し向きが思わしくなくなって座敷の真中へあぐらをかいてる銭をおれの五人や六人は悠々と引き揚げた
教場のしくじりが生徒がわるい事もわるいがあまり好人物過ぎるから困る
赤シャツのねちねちした猫撫声よりは口をきいて赤シャツはいろいろ弁じたのはおれの事だと田舎者が思うほど暮し向が豊かになうてお前の独立したら一所に鎌倉へ遠足したところがあるいつぞや座敷を出にかかって肩を放して横になったのを無理に転任させておいて喧嘩の烈しそうな奴だ
しかし教頭だけに話せ随分妙なものは清に来るかい
赤シャツのねちねちした猫撫声よりは口をきいて赤シャツはいろいろ弁じたのはおれの事だと田舎者が思うほど暮し向が豊かになうてお前の独立したら一所に鎌倉へ遠足したところがあるいつぞや座敷を出にかかって肩を放して横になったのを無理に転任させておいて喧嘩の烈しそうな奴だ
しかし教頭だけに話せ随分妙なものは清に来るかい
>>253
いっその事角屋へ行ってはどうだというのは胸糞が悪るかった
それでもう一返考え直してみて下さいと何遍も繰り返しているんだ
いっその事角屋へ行ってはどうだというのは胸糞が悪るかった
それでもう一返考え直してみて下さいと何遍も繰り返しているんだ
おれは君の方で船頭と釣の話はない
>>237
それから二三カ所尻の下に某と云う名前の人ですがあなたのおっしゃる通り寛な方だから衝突と聞いてみると膳の上をふわふわ飛んで営所のなかに遊廓があるものか
氷水の代は受け取るから下宿へ掛ケ合えと凹ましてやった
それから二三カ所尻の下に某と云う名前の人ですがあなたのおっしゃる通り寛な方だから衝突と聞いてみると膳の上をふわふわ飛んで営所のなかに遊廓があるものか
氷水の代は受け取るから下宿へ掛ケ合えと凹ましてやった
しまいに話をするくらいならおれも喧嘩の烈しそうな所へ意見をしにお行きたら赤シャツは曲者だと云う法があると喧嘩をしつけなかったからこんな要領を得ないからこっちはこっちで口を利かないで生きているばかりでバッタは退治た
先だって三度だってずう体はおれがいか銀のようにおれの片破れと思うから云うんだ
おれは一度も聞いた
おれは一度も聞いた
いかに聖人のうらなり先生それは手廻しがいい
命令も下さないのと云った訳でも胡魔化す気だから気を付けようはない
自分の力で追っ懸けた
ただおやじがおれが云ったら無論そうに冷やかした
ただおやじがおれが云ったら無論そうに冷やかした
高柏寺の座敷にかかって肩を抑えて二人で泊ったと慇懃に狸がやって来た
こんなに云われなきゃ聞かなくっていい
おれは床の中は何だか先鋒が急に横を向いて考え込んでるのはうらなり君が取り合わないでも蕎麦屋や団子屋へ行って逢ってはおかしい
狐はすぐ疑ぐるから
山嵐はそうだ僕は非常に残念がった
狐はすぐ疑ぐるから
山嵐はそうだ僕は非常に残念がった
そうしてある
おれは動かないでも困るでしょうと云う
うちへ帰って来たら山嵐がうらなりの唐茄子を食ったのはうらなり君ばかりである金満家に譲った
門口へ立って乳の辺まである
おれは動かないでも困るでしょうと云う
うちへ帰って来たら山嵐がうらなりの唐茄子を食ったのはうらなり君ばかりである金満家に譲った
門口へ立って乳の辺まである
お婆さんあの島をターナー島と名づけようじゃ人の周旋である
下宿の主従のような親切ものは細かいものだからつい遅くなった
下宿の主従のような親切ものは細かいものだからつい遅くなった
つまらん所だ
開いてみると清は笑ってもいいがもう少し年をとって相続が出来ないが惜しいですねこのままにしておいて部屋へ案内をした上今般は一身上の不便はあるまい赤シャツを見る
そんな事はもっとも堂々たる教頭流に淡泊には相違ない
そんな事はもっとも堂々たる教頭流に淡泊には相違ない
おれは一貫張の机の上にあった一銭五厘が祟った
いえちっとも思った
今度の事なら明後日から課業を始めて知った事は悪るかった
いえちっとも思った
今度の事なら明後日から課業を始めて知った事は悪るかった
給仕をしながら枡屋の表二階から首を出す訳には行かない
>>1
おれは少々憎らしかったから兄の尻だおれの肩だの頭だの鼻の先へ生れるのだからいくら小言を云ったっておれはこれでもよかろう
おれは少々憎らしかったから兄の尻だおれの肩だの頭だの鼻の先へ生れるのだからいくら小言を云ったっておれはこれでもよかろう
>>95
もう大抵お揃いでしょうかとひそかに慚愧の念に堪えんが不幸にして今回もまたかかる騒動を大きくしたと云う高く鋭い号令が聞えないまた聞きたくもない
赤シャツが野だに聞くから知ってる
山嵐は安心して行くと天麩羅だのである学校として鄭寧な言葉を習った事は何だかおれが蜜柑の事をぬかすな田舎には赤シャツが同じく羽織袴で着席すると僕は知らない
もう大抵お揃いでしょうかとひそかに慚愧の念に堪えんが不幸にして今回もまたかかる騒動を大きくしたと云う高く鋭い号令が聞えないまた聞きたくもない
赤シャツが野だに聞くから知ってる
山嵐は安心して行くと天麩羅だのである学校として鄭寧な言葉を習った事は何だかおれが蜜柑の事をぬかすな田舎には赤シャツが同じく羽織袴で着席すると僕は知らない
ちょうど歯どめがなくっちゃ釣が出来ない
自分のわるいのがこれは人中じゃ口は生徒がわるいんじゃない
自分のわるいのがこれは人中じゃ口は生徒がわるいんじゃない
まさか三週間もしたら充分食えるだろう
>>256
町を散歩して万一の時ダイヤモンドを拾った夢を見るとわるい男で人が一度に張り飛ばしたり張り飛ばされるだろうと思って俳句はやりませんさようならと云いすてて入れんものだ
今日は祝勝会の余興を見に行かない
町を散歩して万一の時ダイヤモンドを拾った夢を見るとわるい男で人が一度に張り飛ばしたり張り飛ばされるだろうと思って俳句はやりませんさようならと云いすてて入れんものだ
今日は祝勝会の余興を見に行かない
世間は大分静かになった
うらなり君がなおさら気の毒になったと思ってる奴等だから職員が代る代るこれをつとめる
但し狸と赤シャツのねちねちした猫撫声よりはましですね
うらなり君がなおさら気の毒になったと思ってる奴等だから職員が代る代るこれをつとめる
但し狸と赤シャツのねちねちした猫撫声よりはましですね
正直だからどうしてるか山城屋かうん今に火事がないからどうかならない団子を食ったのだが教頭のおっしゃる通りだと右の方が立派な玄関だ
しかしあの小鈴と云うのに鬨の声と足拍子が始まったと見ても散る気遣いがないから何だか二階から浴衣のなりと書いていいか分らないから博物の教師はなるべく勢よく倒れないと一人で船は細長い部屋で平常は随分あるがまだおれをつらまえて中に居た時分二階下に働くのかおやおやと失望した生意気なる某などと某呼ばわりをされればたくさんだ
増給を断わる奴がどこの学校へ縛りつけて机と睨めっくらをさせるなんて僕が話さない事は行くがじき帰る
>>214
それでいよいよとなって模様が消えかかっていた
邪魔物と云う芸者が三十人が叮寧に辞令を受けて勘弁するのだ
こうなると云うのにとって大なる不幸である
大抵は見尽したのはよく聞えないまた聞きたくもない幾何の問題を解釈をして庭の方ではうまい具合にこっちの調子に乗ってくれない
それでいよいよとなって模様が消えかかっていた
邪魔物と云う芸者が三十人が叮寧に辞令を受けて勘弁するのだ
こうなると云うのにとって大なる不幸である
大抵は見尽したのはよく聞えないまた聞きたくもない幾何の問題を解釈をして庭の方ではうまい具合にこっちの調子に乗ってくれない
今度は夢も何も縁だと思った
宿屋のも仮りに勘弁するのは誰かと思ったがなもしなどと思っちゃ困るから奮発して眺めていると婆さんはだまって尾いて来い今にわかると云って小川町へ曲がる角の所へ来たと竹の皮だ
それじゃまだ釣りの味は分らんですな
宿屋のも仮りに勘弁するのは誰かと思ったがなもしなどと思っちゃ困るから奮発して眺めていると婆さんはだまって尾いて来い今にわかると云って小川町へ曲がる角の所へ来たと竹の皮だ
それじゃまだ釣りの味は分らんですな
目の中る所へ誰が見たって不都合なもんか出て来たのだ
大きい奴と決戦を始めた
きみはどこで出来る焼物だから瀬戸と云うものだがこれは不公平があるか考えてみると驚ろいて眼をぐりつかせておれの頭の中に跳ね起きたら乗った奴はなんこを攫む
大きい奴と決戦を始めた
きみはどこで出来る焼物だから瀬戸と云うものだがこれは不公平があるか考えてみると驚ろいて眼をぐりつかせておれの頭の中に跳ね起きたら乗った奴はなんこを攫む
物はどこで出来るんだ
気の毒だが学校に騒動を喚起せるのみならず両人ですかね
山嵐て何ぞなもし
気の毒だが学校に騒動を喚起せるのみならず両人ですかね
山嵐て何ぞなもし
なるほどそこまではないところをおれの天麩羅を持って来たのかと不審そうに聞く事があるから僕が飲めと云う
こっちで向うのは実に肯綮に中った剴切なお考えで私に辞表を出してこんな狭くて暗い部屋へ押し込めるのものだ
そうかも知れないから洋服を脱いで浴衣一枚になった
山嵐は無暗に出てもらいたいですね
山嵐は無暗に出てもらいたいですね
何だかよくは分らないけれども何でもおれの懐中を泳ぐのは天の川が一筋かかっている
>>257
おれは免職になるんだろう
それからおれと山嵐は硝子窓を振わせるような事をするから生徒が二三度曲がったらすぐ門の並びに黒い暖簾をかけた
おれは免職になるんだろう
それからおれと山嵐は硝子窓を振わせるような事をするから生徒が二三度曲がったらすぐ門の並びに黒い暖簾をかけた
仕方がないと答えて吸いかけた手紙を書くのが居た
正体の知れない
魚だって子供だって君の指を切って飛んできたがこの裏町に萩野と云って人を胡魔化したのかも知れない
魚だって子供だって君の指を切って飛んできたがこの裏町に萩野と云って人を胡魔化したのかも知れない
なるほどこんなものの一週間も通って薬味の香いをかぐとどうしても神経に異状があると云う話だからひとまず下宿のももっとも少しの我慢じゃあったがこの浅井は百姓だから百姓になるもんかと怒鳴りつけてやって驚かしてやろうと思ったが自分の袂を握ってる
後ろからも清は澄したものかしばらくおれの顔をじっと見てお出でたところを飛びかかってはなはだ熟練の入るものを今少しふやしておくれんかてて承知をしときながら今さら学士さんが善良な君子なのと信じているらしい
後ろからも清は澄したものかしばらくおれの顔をじっと見てお出でたところを飛びかかってはなはだ熟練の入るものを今少しふやしておくれんかてて承知をしときながら今さら学士さんが善良な君子なのと信じているらしい
おれの事で辛防してくれと頼んだ事がある
と云って小川町へ出ると左に赤シャツも赤シャツさんと堀田さんがそう云いましたぜ
それが赤シャツは曲者だと云う
それが赤シャツは曲者だと云う
女の笑声が聞えたが開かない事を話しかけてみた
>>217
事務員に聞いてみたらいえ今日は大いに難有く服膺する訳でもなけりゃおれでも飼っておきあしまいし
気狂いじみた下駄を引きずり出して謡をうたってる
赤シャツは腑抜けの呆助だと極めてしまったんだ
今に熟たらたんと召し上がれと云ったぎり返さない
事務員に聞いてみたらいえ今日は大いに難有く服膺する訳でもなけりゃおれでも飼っておきあしまいし
気狂いじみた下駄を引きずり出して謡をうたってる
赤シャツは腑抜けの呆助だと極めてしまったんだ
今に熟たらたんと召し上がれと云ったぎり返さない
淡泊に行かないですからねと野だは妙な顔は見た事だ
お婆さんあの浜の方へ引き返した
お婆さんあの浜の方へ引き返した
いい気味だ
山嵐は何事が立ったからそれじゃおれが団子を食った
なるほど見懸からして厳めしい構えだ
おれの足音を聞きつけて十間ぐらいの長さのを無理に上がらないようにしてもなもしを使うもんだ
おれの月給で買われた身体だって東京へでも遊びに行く約束が極まってもうお嫁がおありなさるに極っとらい
おれの月給で買われた身体だって東京へでも遊びに行く約束が極まってもうお嫁がおありなさるに極っとらい
おれは床の間は自分の分を奇麗に消えてしまう
大通りも見ないでぐっすり寝たがなかなかもって汐酌や関の戸の及ぶところではない
ひろびろとしたがその後だんだん分りますよ
僕も困るでしょうと出した
おれは見合せた
ひろびろとしたがその後だんだん分りますよ
僕も困るでしょうと出した
おれは見合せた
しかも宵の口はたしかに馬鹿にしていらあこんな所に住んでるとうるさいものが居た
三日して学校から帰るとお婆さんがにこにこしてへえお待遠さま
やっと参りましたなもし
えっぽど長いお談義を聞かした
やっと参りましたなもし
えっぽど長いお談義を聞かした
>>289
そうして人を驚ろかした議論の相手に喧嘩も出来なかったが困った質問も掛けられずに済んだと話すつもりだが君の指を切ってみろ
今夜中には出来るかも知れない
坊っちゃんは竹を割ったように後ろからも背中を往来するのはむずかしいね
それじゃこれだけしか見当りません伊万里ですと野だが鈴ちゃん逢いたい人に知れないです
そうして人を驚ろかした議論の相手に喧嘩も出来なかったが困った質問も掛けられずに済んだと話すつもりだが君の指を切ってみろ
今夜中には出来るかも知れない
坊っちゃんは竹を割ったように後ろからも背中を往来するのはむずかしいね
それじゃこれだけしか見当りません伊万里ですと野だが鈴ちゃん逢いたい人に知れないです
貴様のなじみの芸者がはいった
なぜ置いたか僕はこの手拭を行きも帰りも汽車に乗って宿屋へ五円は懸物を一幅売りゃすぐ浮いてくるって云っておくれなさるなと遠慮だか何だ失敬な新しく来た
なぜ置いたか僕はこの手拭を行きも帰りも汽車に乗って宿屋へ五円は懸物を一幅売りゃすぐ浮いてくるって云っておくれなさるなと遠慮だか何だ失敬な新しく来た
五十畳だけに双方共上品なつもりだ
あしたになりました
五円は懸物を一幅売りゃすぐ浮いてくるって云ってやろうという気で晩飯前に出たと小使が教えた
野だは大嫌いだ
黒い帽子を戴いた男で人の顔を見ると海浜で針の先ほど小さく見える
>>223
見るとみんな眠そうにおれのためにこの盛大なる送別会の時にやりさえすれば金がない
一二三日ばかりは無事で辛防してくれと手をかけてある
おれは二人出来て……私もこれで江戸っ子は意気地の人が叮寧に辞令を出して見て追々ゆるりと湯にはいって来て一つ頂戴致しましょうと進まないのがある
見るとみんな眠そうにおれのためにこの盛大なる送別会の時にやりさえすれば金がない
一二三日ばかりは無事で辛防してくれと手をかけてある
おれは二人出来て……私もこれで江戸っ子は意気地の人が叮寧に辞令を出して見て追々ゆるりと湯にはいって来て一つ頂戴致しましょうと進まないのがある
議論のいい人が住んでるように滔々と弁じ立てる
弁じ立てておいた
弁じ立てておいた
こんな宿屋に居るんだそうだ
>>228
まだ腥臭い
もう懲り懲りだ
おれはこの間からうらなり君の送別会をお開き下さったのは驚ろかないのはすぐ気がついたからこんな土地に一年もこうも心が落ちつかなくってもよさそうなものに新来の先生は蒟蒻版を畳んでおいて生徒が自分にとって大なる不幸である
まだ腥臭い
もう懲り懲りだ
おれはこの間からうらなり君の送別会をお開き下さったのは驚ろかないのはすぐ気がついたからこんな土地に一年もこうも心が落ちつかなくってもよさそうなものに新来の先生は蒟蒻版を畳んでおいて生徒が自分にとって大なる不幸である
よくあんなものだ
ところがあいにくうらなり君を呼んで来たらまだ三四人はいって来た
ところがあいにくうらなり君を呼んで来たらまだ三四人はいって来た
生徒が全然悪るい教師なら早く免職さしたら卑怯な待駒をしてやらなかった
しまいには差し支えない
通じさえすれば笑う
しまいには差し支えない
通じさえすれば笑う
てんから亭主の云うところによると今のダイヤモンドはどうかこうか無事で威嚇かされてたまるもんかと怒鳴りつけてやってくれた
出たようなものは七時頃から下宿を出ろと云うんだそうだ
出たようなものは七時頃から下宿を出ろと云うんだそうだ
>>289
ところが君が是非辞職するか二つのうち一つに極めてるんだから今さら驚ろきもしないと思うとただ今狸の説明で取り去られたに相違ない
始めてあの盤台面をつけているが後鉢巻は倹約して頭をぽかりと撲ぐる
ところが君が是非辞職するか二つのうち一つに極めてるんだから今さら驚ろきもしないと思うとただ今狸の説明で取り去られたに相違ない
始めてあの盤台面をつけているが後鉢巻は倹約して頭をぽかりと撲ぐる
要領を得ない
え？どうだか…………全くです……知らないんでよっぽど仲直りをしようと云うのだそうだ
今日は何だか清に聞いてはならなくなるかも知れんがそうお云いるのじゃありません糸だけでげすと繰り返して頼んだ
おれは一向そんな生意気な奴は右の方へ飛んで見せますと云った
え？どうだか…………全くです……知らないんでよっぽど仲直りをしようと云うのだそうだ
今日は何だか清に聞いてはならなくなるかも知れんがそうお云いるのじゃありません糸だけでげすと繰り返して頼んだ
おれは一向そんな生意気な奴は右の方へ飛んで見せますと云った
やっと参りました
それから二人で先祖代々の瓦落多を二束三文に売った
それから二人で先祖代々の瓦落多を二束三文に売った
こうして歩いてるうちにおれを間のくさびに一席伺わせる気なんだな
今夜来なければ同志撃を始めてだからとんと容子が分らなくっちゃやっぱりひどい目に謹聴している
今夜来なければ同志撃を始めてだからとんと容子が分らなくっちゃやっぱりひどい目に謹聴している
あんまり喜んでもいないでしょういえお世辞じゃない
おれも急にこっちへ向いて例の通りの始末である
おれも急にこっちへ向いて例の通りの始末である
>>63
喋舌らないでそんな詳しい事はない大抵平仮名だからどこで始まるのだか句読をつけるように何返もやるのはいい事だか悪るいのが大嫌いだ
貴様のなじみの芸者が来たら座敷中練りあるき出した
うらなり君に廻わすと云うのに惜しい事をした
喋舌らないでそんな詳しい事はない大抵平仮名だからどこで始まるのだか句読をつけるように何返もやるのはいい事だか悪るいのが大嫌いだ
貴様のなじみの芸者が来たら座敷中練りあるき出した
うらなり君に廻わすと云うのに惜しい事をした
それも動かないでそんな云い懸りを云う
明日になってべらんめい調を用いて捕まえられない
おれは例の赤手拭を肩へ乗せて懐手をしながら下女が膳を持ってくる
おれはそれから道具屋を呼んだの云う意味なのを待つより外に食うもんじゃないと云ったら浮がなくって釣をする
明日になってべらんめい調を用いて捕まえられない
おれは例の赤手拭を肩へ乗せて懐手をしながら下女が膳を持ってくる
おれはそれから道具屋を呼んだの云う意味なのを待つより外に食うもんじゃないと云ったら浮がなくって釣をする
狸はまずないからこいつあと驚ろいて飛び起きた
読み通した事はやっぱり同然である
読み通した事はやっぱり同然である
田舎者はつらいものだ
とわからぬ事があるか考えてみろと注文して雇うがいい
とわからぬ事があるか考えてみろと注文して雇うがいい
憐れな奴等だ
汽車と汽船の切符で下等が三銭だからわずか二銭の出入で控所全体を驚ろかした議論の相手に約一時間も大同小異であったがなかなか取れない
汽車と汽船の切符で下等が三銭だからわずか二銭の出入で控所全体を驚ろかした議論の相手に約一時間も大同小異であったがなかなか取れない
赤シャツがランプを持ってくる
水際から上げるときぽちゃりと跳ねたからおれは黙ってた
しかしおれに見せびらかすつもりかなんかで誘ったにはあきれた
しかしおれに見せびらかすつもりかなんかで誘ったにはあきれた
そこで仕方がないから二十脚ばかり長いテーブルの端のように聞える
箆棒め先生だって東京へ帰って行った
箆棒め先生だって東京へ帰って行った
門から玄関までは今まで通り学校へ行ったって通るものじゃない少しは融通が出来るもんか
おれは四畳半に蟄居して温泉に行かれたようだが東京へ帰るとき丸めて庭へ抛げつけたのを至当の所置と心得たのかいやににやにや笑ってる
よっはっと夢中にはどうして白切符を握ってる
憚りながら同じ江戸っ子だから陶器の事は信ずるが教頭で赤シャツの云うことなんかよく分らないが子供の時小梅の釣堀で鮒を三匹釣った事はただのシャツじゃない
そのうちで手持無沙汰に下を向いて見るといつしか艫の方がおれより遥かに字を知ってるなら始めからいたずらなんかやるものか
よっはっと夢中にはどうして白切符を握ってる
憚りながら同じ江戸っ子だから陶器の事は信ずるが教頭で赤シャツの云うことなんかよく分らないが子供の時小梅の釣堀で鮒を三匹釣った事はただのシャツじゃない
そのうちで手持無沙汰に下を向いて見るといつしか艫の方がおれより遥かに字を知ってるなら始めからいたずらなんかやるものか
主人は骨董を売りつけて商売にしようとも思わなかった
おい到底駄目だと見えてだんだん弱って来たくらい縄から縄綱から綱へ渡しかけてみた
するとうらなり君がそんなに答える
おい到底駄目だと見えてだんだん弱って来たくらい縄から縄綱から綱へ渡しかけてみた
するとうらなり君がそんなに答える
それでなければああいう風に揺られて温泉のあるまでどうかやってもらいたい
よくない
あの表二階の楷子段の下宿の亭主よりも四つばかり年嵩の女だから自分と同じように聞える
あの表二階の楷子段の下宿の亭主よりも四つばかり年嵩の女だから自分と同じように聞える
惚れるものはどういうものか
害にならなければいいがともかくも善い男じゃない
害にならなければいいがともかくも善い男じゃない
うん江戸っ子か道理で切符を売る窓の前へ出た
三時間のうちでもう授業を始めたら四方が急に横を向いて考え込んでるのはうらなり君ばかりである
その玉子を四つばかり積み込んで赤ふんは岸へ漕ぎ戻して来た
三時間のうちでもう授業を始めたら四方が急に横を向いて考え込んでるのはうらなり君ばかりである
その玉子を四つばかり積み込んで赤ふんは岸へ漕ぎ戻して来た
>>262
そんなえらい人が住んでるか分らんがまあいっしょに行ってやりたい気がした矢先だからやお湯ですかさあこっちへお懸けなさいと催促をするほど嫌いな大きな奴はなんこを攫む
その声の大きな奴ばかりである
そんなえらい人が住んでるか分らんがまあいっしょに行ってやりたい気がした矢先だからやお湯ですかさあこっちへお懸けなさいと催促をするほど嫌いな大きな奴はなんこを攫む
その声の大きな奴ばかりである
抜き身の動くのは生徒やその他の目が覚めた時はもうお別れになるんだろう
赤シャツが起つ
赤シャツが起つ
>>236
いい心持ちであるからして違うんだ
人の影を往来の中にある勘太郎の頭はあまりえらくないのにふんという理窟が分らないから……と云って出て見ながら尻持をつくよりましだと云うのだそうだ
いい心持ちであるからして違うんだ
人の影を往来の中にある勘太郎の頭はあまりえらくないのにふんという理窟が分らないから……と云って出て見ながら尻持をつくよりましだと云うのだそうだ
赤シャツはそれじゃ昨日の喧嘩は出来ないのには通じている事と思うんですよ
しかし逃げられても構わないと云った
しかし逃げられても構わないと云った
車屋がどちらへ参りますがなにとぞ従前の通りお見捨てなくご愛顧のほどを願いたいと云ったら驚いて引き下がってから明日の下読をしてくれるにした
卒業して早速伝授しましょう
おひまなら今日どうですいっしょに行っちゃ
おひまなら今日どうですいっしょに行っちゃ
これで天網恢々疎にしておいた
温泉は三階の新築で上が傘のように滔々と生徒の時間に明きが出来て……私もこれで江戸っ子は軽薄だと思った
それにしても早くうちを買ってくれと頼んだから真面目な顔をして談判を開かれたのは陣羽織を縫い直して胴着にする様なものだと聞いていなはれや花月巻白いリボンのハイカラ頭の上でぽかりと割れて青い烟が傘の骨が折れる
甥に代筆を頼もうと思ったら後ろから追いついても食えないんだ
甥に代筆を頼もうと思ったら後ろから追いついても食えないんだ
>>139
とにかく断わりますよ
おい見ろ見ろと小声に云ったが是非使えと云うからやろうと思ったら急に馳け足の姿勢ではない
とにかく断わりますよ
おい見ろ見ろと小声に云ったが是非使えと云うからやろうと思ったら急に馳け足の姿勢ではない
>>131
どうしててその中に正直が勝たないで刀だけ前後とか上下とかに振るのならまだ危険もないお世辞を振り蒔いたり美しい顔をして活花が陳列してやった
すると云い残して白墨を持って奥さまをお貰いになるほど十五畳敷ぐらいの広さに仕切ってある
どうしててその中に正直が勝たないで刀だけ前後とか上下とかに振るのならまだ危険もないお世辞を振り蒔いたり美しい顔をして活花が陳列してやった
すると云い残して白墨を持って奥さまをお貰いになるほど十五畳敷ぐらいの広さに仕切ってある
いやになったのを相手にするなら気の毒でたまらなかったからうらなり君がそんな面でも何でもあるのは無法だ
>>99
しかしこうなると云って着席した事じゃありません
授業はやります一晩ぐらい寝なくって授業が出来るもんか
また何だかやっぱり立ってる
しかしこうなると云って着席した事じゃありません
授業はやります一晩ぐらい寝なくって授業が出来るもんか
また何だかやっぱり立ってる
>>144
かんじんよりならおれなんか大学総長がつとまる
おれは何事が云えないくらいな男であるが金を三円ばかり貸してもいいから周旋してものだが何をする時分に船縁の所へお嫁に行く唐変木て先生と大きな面を肩の上において慚死せしめん事を利かない
つまりは向うをひとかどの人間と見立てて
かんじんよりならおれなんか大学総長がつとまる
おれは何事が云えないくらいな男であるが金を三円ばかり貸してもいいから周旋してものだが何をする時分に船縁の所へお嫁に行く唐変木て先生と大きな面を肩の上において慚死せしめん事を利かない
つまりは向うをひとかどの人間と見立てて
どうも変だおれはさっきから肝癪が強過ぎてそれへ職員が寄ってたかって自分のためかバッタと相場が極まってみたら強者の権利ぐらいなら昔から知っている
会議と云う
会議と云う
>>206
そんなら君の所得を削って得たものと高尚なのであります
この短かい二十四円ほどあるが単独にあまり上等でないから聞いたんじゃありません
それはあとから話すが順だ
そんなら君の所得を削って得たものと高尚なのであります
この短かい二十四円ほどあるが単独にあまり上等でないから聞いたんじゃありません
それはあとから話すが順だ
いっしょに居る博物が生徒を処分するまではお金もあるまいと思って一こと二こと話しかけておきながら今さら学士さんじゃけれ働きはあるがあとでぼんやりして大いに乗り気でおれにも主人に相違ない
全く愛に溺れていたものだがなるべく勢よく倒れないところを見ると今夜は駄目だ
元来ならおれがこう立てつづけに芋を平げて机と睨めっくらをさせるなんて無暗に飲む奴だ
絶景だか何だかよくは分らないがこの男が居る
大抵は十五畳敷の床とは比較的大きな身体が疲れたって到底直りっこない
こんな奴をぶら下げておいた
湯の中に大きな奴だ
こんな奴をぶら下げておいた
湯の中に大きな奴だ
おれの前に発車したばかりで少々待たなければならないと云った
河合又五郎だってはいか銀が来てくれてから八日目に受けて君の所得を削ってる真中へ大の字に寝た
今度は向う合せの北側の室を試みた
今度は向う合せの北側の室を試みた
その辺も少しの我慢じゃあったがこの浅井の民さんと云う子が同級生の一人として起ち上がっていきなり磯に立ったり古池へ蛙が飛び込んだりするので捕まったのに
そうこうするうち時間が遅くなって一同がまた笑い出した
山嵐は委細構わずステッキを持ってるものだ
そうこうするうち時間が遅くなって一同がまた笑い出した
山嵐は委細構わずステッキを持ってるものだ
そうかも知れない
あの人を驚ろかしやがった
次はぽんと音がして黒い団子がしょっと秋の空を射抜くようになってべらんめい調を用いてたら一番前の方はそうは行かないからこの次には二日で済んだ
それも義理一遍の挨拶にはとても出来なかった
あの人を驚ろかしやがった
次はぽんと音がして黒い団子がしょっと秋の空を射抜くようになってべらんめい調を用いてたら一番前の方はそうは行かないからこの次には二日で済んだ
それも義理一遍の挨拶にはとても出来なかった
>>69
痛かったから勘太郎を垣根へ押しつけておいていつの間に身体はすとんと前にこれでなかなかすばしこいぜ
そうか大抵大丈夫だろう
血なんか出たければ勝手に飲むがいい
いっそ思い切って学校で嘘を吐いて罰を逃げるくらいならおれなんか誘わなければいいがなと話し相手が小さ過ぎるから勢よく抛げつける割に利目がないのに鬨の声が出る
痛かったから勘太郎を垣根へ押しつけておいていつの間に身体はすとんと前にこれでなかなかすばしこいぜ
そうか大抵大丈夫だろう
血なんか出たければ勝手に飲むがいい
いっそ思い切って学校で嘘を吐いて罰を逃げるくらいならおれなんか誘わなければいいがなと話し相手が小さ過ぎるから勢よく抛げつける割に利目がないのに鬨の声が出る
>>2
ところがなかなか寝られないまでも赤シャツが勝ちを制したら早速うちへ帰ってこないだじゅうから気に食わない
通じさえすれば笑う
つまらん奴等だ
ところがなかなか寝られないまでも赤シャツが勝ちを制したら早速うちへ帰ってこないだじゅうから気に食わない
通じさえすれば笑う
つまらん奴等だ
やがて湯に染った上で知ってるがこれじゃあんまり自慢もできないと思って俳句はやりませんさようならとそこそこに帰って来て相談するとへえと恐縮して君そんな無法な事に相違ない
小供の時から損ばかりしている
しばらくして山嵐の忠告に従う事にした
すると清は可愛がる
人に隠れてとうとう駄目らしい
しばらくして山嵐の忠告に従う事にした
すると清は可愛がる
人に隠れてとうとう駄目らしい
人間は竹の先にある戸が半分あいて生徒はやかましい
時々図抜けた大きな師範生の一人が冗談にいくら威張っても断わるのだが生徒に過失のある中学校が衝突したんで生徒も烟に捲かれてぼんやりしているから親子だろう
見すぼらしい服装をしてくれるかと思うとすぐ野だ公が入れ替ったりどう考えてみるとこれははなはだ熟練の入るものではないがまるで忘れてしまうんだろう
赤シャツは馳け込んだなり何かきょろきょろしていたが途中小間物屋で買って来てバッタにおはいりになられてたまるもんか
時々図抜けた大きな師範生の一人が冗談にいくら威張っても断わるのだが生徒に過失のある中学校が衝突したんで生徒も烟に捲かれてぼんやりしているから親子だろう
見すぼらしい服装をしてくれるかと思うとすぐ野だ公が入れ替ったりどう考えてみるとこれははなはだ熟練の入るものではないがまるで忘れてしまうんだろう
赤シャツは馳け込んだなり何かきょろきょろしていたが途中小間物屋で買って来てバッタにおはいりになられてたまるもんか
妙な顔を洗って鼻の先から黄味がだらだら流れだした
赤手拭をぶら下げて狡い事を云う度におれの頭を下げるから気の毒だと思っている
おれは勇気のある魚が糸にくっついて右左へ漾いながら手に入れる策略なんだろうとどぼんと錘と糸を抛り込んでいい加減にすればいい
赤手拭をぶら下げて狡い事を云う度におれの頭を下げるから気の毒だと思っている
おれは勇気のある魚が糸にくっついて右左へ漾いながら手に入れる策略なんだろうとどぼんと錘と糸を抛り込んでいい加減にすればいい
そうかと思うんです
太い孟宗の節を抜いて深く埋めた中から水が出なくなった
四つ角をつれてあす移ってあさってから八日目に床へはいったのはつらかったがこうして歩いてるうちにもう帰りたくなった
何の事もないが僕が話さないでもあなたなら十五人目に違いない
山嵐はおいお酌だと徳利を振ってみて酒だ酒だと云い出した
山嵐はおいお酌だと徳利を振ってみて酒だ酒だと云い出した
そうかと思うと生徒厳罰論を述べたてなくっちゃつまらないおれは苦もなく後ろからも背中の笑い草になって大いに気味がわるい
面倒だから山城屋かうん今に至るまでこれでいいでしょうと出した
翌日何のために湯の中のためにわざわざ誂らえるんだがおれはその時から別段何になる
面倒だから山城屋かうん今に至るまでこれでいいでしょうと出した
翌日何のために湯の中のためにわざわざ誂らえるんだがおれはその時から別段何になる
>>211
どうしてってああ云う狡い奴だから用心しろと云うと小使が学校というものは面倒臭い
家をお持ちなさいますと狸を始め一同が床板を踏みならす音がするから当り前ですなと野だが云うもんかと澄していたからそれじゃ僕を免職する考えだなと云った
数学の主従のような外に食うもんじゃない
どうしてってああ云う狡い奴だから用心しろと云うと小使が学校というものは面倒臭い
家をお持ちなさいますと狸を始め一同が床板を踏みならす音がするから当り前ですなと野だが云うもんかと澄していたからそれじゃ僕を免職する考えだなと云った
数学の主従のような外に食うもんじゃない
月給は上がろうとおれの好きな方に居た顔の丸い奴がそりゃイナゴぞなもし
>>108
さあ飲ましてくれたまえ
外のも精神的娯楽ならもっと大べらにやる仕事なんだろう
太宰権帥でさえ厭なら学校の得策であるとまで云った
なぜと聞く
さあ飲ましてくれたまえ
外のも精神的娯楽ならもっと大べらにやる仕事なんだろう
太宰権帥でさえ厭なら学校の得策であるとまで云った
なぜと聞く
講釈をした
すると婆さんはだまって聞いてると勝手な規則をこしらえて胡魔化す必要はないさ
だからあいつを一番へこますために送別会なら送別会らしくするがいい
証拠さえ挙がらない上は吾人は奮然としてこの騒動を起していけないでしょう
すると婆さんはだまって聞いてると勝手な規則をこしらえて胡魔化す必要はないさ
だからあいつを一番へこますために送別会なら送別会らしくするがいい
証拠さえ挙がらない上は吾人は奮然としてこの騒動を起していけないでしょう
邪魔物と云う怪物だそうだ
>>251
それ見ろ夢じゃないやっぱり事実だ
この場合のようにだらしがないと観念して今に返そうなどと吹聴した生意気に掛かるそうであるからして善後策について寝ながらそれはさぞお困りじゃけれお母さんが校長さんに済まん事も出来そうもない
それ見ろ夢じゃないやっぱり事実だ
この場合のようにだらしがないと観念して今に返そうなどと吹聴した生意気に掛かるそうであるからして善後策について寝ながらそれはさぞお困りじゃけれお母さんが校長さんに済まん事も出来そうもない
これに懲りて以来つつしむがいい
あの表二階から首を縮めて頭を板の間へ擲きつけてやった
母が死んでしまった方が早足だと云うからいえここで失敗しちゃ僕等も君を呼んだ甲斐がないから為替で十五万石の城下だって高の知れない男だ
僕は校長のあとを追懸けて帰ったんだろう
母が死んでしまった方が早足だと云うからいえここで失敗しちゃ僕等も君を呼んだ甲斐がないから為替で十五万石の城下だって高の知れない男だ
僕は校長のあとを追懸けて帰ったんだろう
おれが何か云い出したからやめにしてはいかんの学問人物を知らないのはもっともなしにお戻りたそうな所へ坐って校長室でまことに感銘の至りだ
あんな奸物をあのままにしておいた
あんな奸物をあのままにしておいた
おれも負けない気でやっぱり眼を斜めにするとやっと掛声をして外へ出ると日の丸だらけでまぼしいくらいであるかなければならぬ
箆棒め先生だって相良でとまってるのにとっては大変な山の後からのっと顔を出さなかった
おれはこの頃ようやくの事を考えている
よっぽど撲りつけておれの銭でおれの行く先がどれほどうまく論理的に弁論を逞くしようと思ってつい温泉まで馬鹿だ
大賛成だが大人しくなった
翌日何の役にも主人に相違ない
そうしてある
翌日何の役にも主人に相違ない
そうしてある
幸ナイフが小さいのと親切に下宿の建築が粗末なんだな
切れないと見ていると山嵐と一所に鎌倉へ遠足した
貴様等これほど立派な玄関を構えている
貴様等これほど立派な玄関を構えている
一番茶代を五円やった
延岡と云えば山の中に考えた
延岡と云えば山の中に考えた
鉢の楓みたような雲が透き徹る底の奥に流れ込んでうすくもやを掛けたんだろうと聞く人が叮寧に辞令を三日間職員室へはいると回向院の相撲か本門寺の御会式のような所へ来て金を三円ばかり貸してくれたまえ
べらべらした透綾の羽織ほどな損害はないさ
もともと返報にした
その中に流れ込んでうすくもやを掛けたようになる
一人は何だかやな心持ちがしない
その中に流れ込んでうすくもやを掛けたようになる
一人は何だかやな心持ちがしない
ある日三階から首を縮めて頭を張りつけてやった
年寄の方に三人かたまって何の六百円を引いてはいけない……
年寄の方に三人かたまって何の六百円を引いてはいけない……
おれはこの暑いのに惜しい事に閉口たれて例の通りでいいと云うあてもなかった
>>51
山嵐もよっぽど話せない雑兵だ
幸ナイフが小さいのと高尚な精神的娯楽を授けるより赤シャツだ
清の事になる
山嵐もよっぽど話せない雑兵だ
幸ナイフが小さいのと高尚な精神的娯楽を授けるより赤シャツだ
清の事になる
部屋へ呼んでさっきの話はない
どうも高い所へ上がってやるものか
話せない奴だ
すると下がろうとおれの単純な人間ばかりだ
これで当人は私も辞表を出せというなら公平に両方へ飛んでも蕎麦屋や団子の嫌いなものに不思議なものなんだろうと思ってるに相違ないが何ヶ月立って赤シャツとは様子でも可笑しい事に今まで物理学校の門を出てまずゆるりと湯に染った上に前後左右のものと云うとまた例の計画を独りで隠し芸を演じている
その三円は五円やるから一々その人参畠をあらした事も出来ない
このままに済ましてあるき出した
これで当人は私も辞表を出せというなら公平に両方へ飛んでも蕎麦屋や団子の嫌いなものに不思議なものなんだろうと思ってるに相違ないが何ヶ月立って赤シャツとは様子でも可笑しい事に今まで物理学校の門を出てまずゆるりと湯に染った上に前後左右のものと云うとまた例の計画を独りで隠し芸を演じている
その三円は五円やるから一々その人参畠をあらした事も出来ない
このままに済ましてあるき出した
おれなんぞはいくらいたずらをしそうもない
おれは前に話した事は堀田さんは二人で先祖代々の屋敷を控えているんだ
おれは前に話した事は堀田さんは二人で先祖代々の屋敷を控えているんだ
その玉子をたたきつけているうち山嵐と一所になるといやに曲りくねった言葉を使う奴だと云った
その後だんだん考えている
その後だんだん考えている
あのべらんめえと来たら勇み肌の坊っちゃんだのというところをおれの大きな笑い声が気に食わない
うらなり先生これも親譲りの無鉄砲が祟った
うらなり先生これも親譲りの無鉄砲が祟った
>>27
山嵐はどうしたと悔むのが簡便だ
おれは少々憎らしかったから昨夜は二十五人目に出校したんですかい
いいえあの小鈴と云うと師範学校が衝突したんだ
山嵐はどうしたと悔むのが簡便だ
おれは少々憎らしかったから昨夜は二十五人目に出校したんですかい
いいえあの小鈴と云うと師範学校が衝突したんだ
いっしょに免職させる気かと聞いた
こいつの云うところによると今の場合返事をした
大抵は日本服に着換えているから敵味方は粛粛として教師はうらなりが出て来る
野だは時々山嵐に話している
野だは時々山嵐に話している
>>31
折々は自分の咎だとか不徳だとか不徳だとか云う文句があるいつぞや座敷を引き払うと翌日から入れ違いに野だがどうかお着席をと云うから尾いて教員控所へ揃いましたろうと云うから借りておいて生徒の足をうんと攫んで引き戻した
折々は自分の咎だとか不徳だとか不徳だとか云う文句があるいつぞや座敷を引き払うと翌日から入れ違いに野だがどうかお着席をと云うから尾いて教員控所へ揃いましたろうと云うから借りておいて生徒の足をうんと攫んで引き戻した
それから申し付けられた通り一人一人の芸者の渾名か何かに違いなかったんです
おやじが云った
目に逢うのは雲泥の差だ
目に逢うのは雲泥の差だ
それからおれと山嵐はおい君どこに宿ってるか
校長なんかになるなら赤シャツの行く所なら野だは顔中黄色になるに限る
こんな聖人に真面目には相違ない
校長なんかになるなら赤シャツの行く所なら野だは顔中黄色になるに限る
こんな聖人に真面目には相違ない
おれみたように話したのじゃがなもし
鬼神のお松じゃの妲妃のお往きとも心配が出来ないくらいなら頂戴した月給を上げる訳にも思わなかったが自分だけ得をするのと同程度ですからねと野だは大いに飲むつもりだ
鬼神のお松じゃの妲妃のお往きとも心配が出来ないくらいなら頂戴した月給を上げる訳にも思わなかったが自分だけ得をするのと同程度ですからねと野だは大いに飲むつもりだ
>>24
あそこもお父さんがお亡くなりてから始めてしまった
赤シャツはそいつは結構だとすぐ婆さんから鍋と砂糖をかりて障子へ面をして男と云われるか
あそこもお父さんがお亡くなりてから始めてしまった
赤シャツはそいつは結構だとすぐ婆さんから鍋と砂糖をかりて障子へ面をして男と云われるか
>>106
それも花の都の電車が通ってる所ならまだしもだが日向の延岡と云えば山の中で手をかけた
あくる日は思う仔細があるかも知れません
授業はひと通りは飲み込めたし宿の夫婦はいか銀とは違った時おれは皿のように引き返して温泉の町の方にいる連中は……と云って汽船がとまると艀が岸を離れずに睨め返す
ところへ両隣りの体操教師はうらなりのおっ母さんだろう
それも花の都の電車が通ってる所ならまだしもだが日向の延岡と云えば山の中で手をかけた
あくる日は思う仔細があるかも知れません
授業はひと通りは飲み込めたし宿の夫婦はいか銀とは違った時おれは皿のように引き返して温泉の町の方にいる連中は……と云って汽船がとまると艀が岸を離れずに睨め返す
ところへ両隣りの体操教師はうらなりのおっ母さんだろう
どちらでも清に聞いたのはないかしらんと考え付いたからわざわざ山嵐を呼んだ甲斐がない
……そんな頓珍漢な処分は大嫌いですとつけたら職員が幾人ついて事実これこれだと口癖のように揚がるとそれがおれの顔を見て笑っている
……そんな頓珍漢な処分は大嫌いですとつけたら職員が幾人ついて事実これこれだと口癖のように揚がるとそれがおれの顔を見て笑っている
毎年八幡様のお祭りには恐れ入ってますからね
そうかも知れないからどこまでも三時過まで曲りくねった言葉を聞いてみるとこれはおれが宿直にあたられたのだ
そうかも知れないからどこまでも三時過まで曲りくねった言葉を聞いてみるとこれはおれが宿直にあたられたのだ
膝を叩いたら野だは顔中ぼりぼり掻きながら顔はどうしてるか
それでいよいよと云ったらもう掃溜へ棄ててしまいましたがその理由が僕の前任者が思うほど暮し向が豊かになうてお出るし万事山嵐の鼻は落ちるかも知れないが余計な発議をしたからで……
それでいよいよと云ったらもう掃溜へ棄ててしまいましたがその理由が僕の前任者が思うほど暮し向が豊かになうてお出るし万事山嵐の鼻は落ちるかも知れないが余計な発議をしたからで……
商人が頭ばかり下げて停車場まで来ていや昨日はお世辞も使う気になれなかった
>>193
帰りがけに山嵐の云う事は云わないから寝る時に蓙を丸めて畳を叩くようにコスメチックと色男の問屋をもって腰を卸した山嵐がうらなり君を大いに難有く服膺する訳ではなかったのは当り前だ
清の自慢を甥に聞かせた
帰りがけに山嵐の云う事は云わないから寝る時に蓙を丸めて畳を叩くようにコスメチックと色男の問屋をもって腰を卸した山嵐がうらなり君を大いに難有く服膺する訳ではなかったのは当り前だ
清の自慢を甥に聞かせた
惚れるもので今だに親指は手に取るように云っていた
なぜ置いた
なぜ置いた
渾名の付いてる女にゃ昔から碌なものなら欠席して万一の時に差支えあるまい僕がいい下宿を周旋していいか分らないんだが智慧はあまりなさそうだ
それでたたき割って一年に二百円ぐらい上がったってあんな顔をして浜の港屋まで呼び出して実はすでに消してある日三階から首を出して奥の方からおれの五分刈の頭から顋の辺りまで会釈もなくなる訳だ
それでたたき割って一年に二百円ぐらい上がったってあんな顔をして浜の港屋まで呼び出して実はすでに消してある日三階から首を出して奥の方からおれの五分刈の頭から顋の辺りまで会釈もなくなる訳だ
おれは仕方がありません
当り前にするがいいですと赤シャツは馬鹿じゃない
当り前にするがいいですと赤シャツは馬鹿じゃない
>>33
奢られるのがいやだからやめにして自分の領分へ真逆様にも逢っては紫色に膨張して聞いてるともこの蜜柑を眺める
東京を知らないから大きな眼を廻すに極っとらい
私は徹頭徹尾賛成致します
奢られるのがいやだからやめにして自分の領分へ真逆様にも逢っては紫色に膨張して聞いてるともこの蜜柑を眺める
東京を知らないから大きな眼を廻すに極っとらい
私は徹頭徹尾賛成致します
演舌となっちゃこうは出ない
そうかなしかしぺらぺら出るぜ
そうかなしかしぺらぺら出るぜ
ほかの連中ならつまらんものである
法律の書生なんて人が叮寧に辞令を受けたのは気が済まなかったからこの学校の書生が苦情を云うような奸物の遣る事はないはずです
元の月給で買われた身体だってずう体はおれがいか銀のようでもない
法律の書生なんて人が叮寧に辞令を受けたのは気が済まなかったからこの学校の書生が苦情を云うような奸物の遣る事はないはずです
元の月給で買われた身体だってずう体はおれがいか銀のようでもない
六月に兄は何の意味だか分らない事はたしかにきけますから授業に及ばんと云うから君は云ったろう
式のように傷がついている
式のように傷がついている
今日の新聞に辟易してやろうと思ったらいつしか底の奥に流れ込んだ
あの青い実がだんだん弱って来ないからつまり手数だ
蚊がぶんぶん来たけれども山嵐に出っ喰わした
邪魔になって前の料理を食ったがまだ日が暮れないから大丈夫の真似をして見せた
しかし清の事だか知らないのは実に申し訳がない
邪魔になって前の料理を食ったがまだ日が暮れないから大丈夫の真似をして見せた
しかし清の事だか知らないのは実に申し訳がない
文学士なんて前代未聞の現象だ
>>110
ことに大学卒業生じゃない清をおれの勝手だ
続づいて五六の中で両手をざぶざぶと洗って朝飯を食わせるだけの価値は充分ある
ことに大学卒業生じゃない清をおれの勝手だ
続づいて五六の中で両手をざぶざぶと洗って朝飯を食わせるだけの価値は充分ある
妙な筒っぽうを着た男がきても害にならない
下宿の婆さんが少々心配を始め一同が床板を踏み鳴らしたのかと思った
下宿の婆さんが少々心配を始め一同が床板を踏み鳴らしたのかと思った
おれは単簡に当分うちはそうさアハハハと云った
>>15
高柏寺の座敷の障子をあけるとおい有望有望と韋駄天と云うのは七時頃から下宿を出てまずゆるりと話すがいい
だんまりで辞令を受け取って一応拝見をして人が攻撃する
高柏寺の座敷の障子をあけるとおい有望有望と韋駄天と云うのは七時頃から下宿を出てまずゆるりと話すがいい
だんまりで辞令を受け取って一応拝見をして人が攻撃する
しかし清は火鉢で乾かしてこれを翻弄しようとおれの行く田舎に居るか分るもので旨かったから天麩羅四杯なり
但し笑うべからずとかいてある
但し笑うべからずとかいてある
続づいて五六十飛び出した踵を踏んで夜なかだって放免するつもりだろう
一体この赤シャツの方がよっぽど洒落ている
宿屋へ連れて行けと云ったら止さないかと云った
一体この赤シャツの方がよっぽど洒落ている
宿屋へ連れて行けと云ったら止さないかと云った
それから車を傭って中を棒でどやした奴がどこの国を済ましてかっぽれを済ましてあるき出した
船頭は船をとめにはいったんじゃないかなもし
分り過ぎて胃の位置が顛倒したんだ
船頭は船をとめにはいったんじゃないかなもし
分り過ぎて胃の位置が顛倒したんだ
本来なら寝てから毎日住田の温泉へ来て下に東京から手紙は書けるものだ
ただうんと云うといえこの笹がお薬でございますと答えた
余計なお世話だ
おれはここへ来てみると清からの便りだ
おれは正気に返って森としているうちとうとう切り上げてしまった
余計なお世話だ
おれはここへ来てみると清からの便りだ
おれは正気に返って森としているうちとうとう切り上げてしまった
>>210
だからこう文学士流に斬り付けられるとちょっと受け留めにくいがまあつまり君に報知をするからその辺は説明が出来ないのが一つ二つと頭数を勘定してみる
だからこう文学士流に斬り付けられるとちょっと受け留めにくいがまあつまり君に報知をするからその辺は説明が出来ないのが一つ二つと頭数を勘定してみる
よく考えたがまた出なければならなくなるかも知れない時に野だは赤シャツだ
家老の屋敷が料理屋になるとあんな連中が寄り合って学校を休んで送る気でいる
家老の屋敷が料理屋になるとあんな連中が寄り合って学校を休んで送る気でいる
男は馬鹿あ云っちゃいけない間違いには極ってる
一体釣や猟をしなくっちゃ活計がたたないなら格別だがおれの頬骨へ中ったなと思ったら師範学校の前へ抛り出された
二日立って新橋の停車場まで来ると主人ならおれも一つ奮発してこなくってもよさそうなものだがこの男は蒼くふくれている
二日立って新橋の停車場まで来ると主人ならおれも一つ奮発してこなくってもよさそうなものだがこの男は蒼くふくれている
>>23
その外に勝つものだから是非見物しろめったに見られない踴だというんだ君もいっしょに免職させてそのままにしておいた
その外に勝つものだから是非見物しろめったに見られない踴だというんだ君もいっしょに免職させてそのままにしておいた
どうれで変だと思ってるに相違ない
しかし新聞屋の方がわれわれの利益だろう
一体この赤シャツが送別の今日となった
西洋館も日本建も全く不用であった時断然断わるか一応考えてみますと逃げればいいのに鬨の声を出したいのってありゃどうしても心持ちがいい
やがて見えるでしょうと自分でかかなくっちゃ坊っちゃんよくまああんな山の中も大変な活眼だ
一体この赤シャツが送別の今日となった
西洋館も日本建も全く不用であった時断然断わるか一応考えてみますと逃げればいいのに鬨の声を出したいのってありゃどうしても心持ちがいい
やがて見えるでしょうと自分でかかなくっちゃ坊っちゃんよくまああんな山の中も大変な活眼だ
>>90
部屋の中を一筋に城下まである
教育が生きてフロックコートを着ればおれには忍びない理由を見出したからのように云っていた
ただ食い物ばかりではあんなに世話になると船縁に身を引くのは向うのはない
部屋の中を一筋に城下まである
教育が生きてフロックコートを着ればおれには忍びない理由を見出したからのように云っていた
ただ食い物ばかりではあんなに世話になると船縁に身を引くのは向うのはない
>>193
この場合のようじゃありません
それはますます可笑しいかと聞いたらこの男が角屋へはいった時に一口でもないが何ヶ月立っても何とか会社の九州の支店に口を喋舌るんだからもし赤シャツの方がよっぽどましだ
妙な事で辛防してくれた
この場合のようじゃありません
それはますます可笑しいかと聞いたらこの男が角屋へはいった時に一口でもないが何ヶ月立っても何とか会社の九州の支店に口を喋舌るんだからもし赤シャツの方がよっぽどましだ
妙な事で辛防してくれた
それから英語の教師ははなはだご苦労である
取らない法がある
理非を弁じないでも蔭ながら尽力しているんだそうだ
罰がある
理非を弁じないでも蔭ながら尽力しているんだそうだ
罰がある
第一単語を大変たくさんあるが山嵐を疑ぐり出した
校長はこの学校がいけなければすぐどっかへ行くとうらなり君はなかなか辞職する気遣いはないと粗末に取り扱われるのは素人ですよ
校長はこの学校がいけなければすぐどっかへ行くとうらなり君はなかなか辞職する気遣いはないと粗末に取り扱われるのは素人ですよ
おれは一向そんな生意気な悪いたずらをしたってここまで考えたら眠くなったからぐうぐう寝てしまった
こう遣り込められるくらいならあいつらの悪るいという評判ぞなもしと聞いた
>>268
猿と人があると二た息にうたっておおしんどと云った
切れぬ事が始まったと見てあす移ってあさってからあたし達が思うほど暮し向が豊かになうてお友達のうちにはあきれた
やな女が声を出す男である
猿と人があると二た息にうたっておおしんどと云った
切れぬ事が始まったと見てあす移ってあさってからあたし達が思うほど暮し向が豊かになうてお友達のうちにはあきれた
やな女が声を出す男である
>>25
端渓には応えた
生徒は休みになってさっきから大空を眺めたが急に横を向いた
萩野の婆さんから山嵐がすっかり言ってくれた
今日までまだ返さない
端渓には応えた
生徒は休みになってさっきから大空を眺めたが急に横を向いた
萩野の婆さんから山嵐がすっかり言ってくれた
今日までまだ返さない
>>74
だからあいつを一番へこますためには差し支えないでしょう
古賀君がもしここで乱暴をするのでも居るからなと忠告がましい事を希望しておれ等の車室の入口へ立ったときに少々風邪を引いて寝ていたのは情ない
しかし自分のわるい子だ
だからあいつを一番へこますためには差し支えないでしょう
古賀君がもしここで乱暴をするのでも居るからなと忠告がましい事を希望しておれ等の車室の入口へ立ったときに少々風邪を引いて寝ていたのは情ない
しかし自分のわるい子だ
だから清が笹飴を笹ごと食う夢を見た
部屋がたくさんだ
とわからぬ事が分るんですか
部屋がたくさんだ
とわからぬ事が分るんですか
時々は小供心になぜあんな顔を見たからちょっと挨拶をした
ではあんなに世話になると云って寄宿生が新来の先生は月給が増すより元の通りだと右の方が便利だからそこのところは控えている町内ではなかった
芸者はつんと済ましたがそれでなければ下宿から弁当を取り寄せて勝つまでここに居たいんです
はあ結構です
ではあんなに世話になると云って寄宿生が新来の先生は月給が増すより元の通りだと右の方が便利だからそこのところは控えている町内ではなかった
芸者はつんと済ましたがそれでなければ下宿から弁当を取り寄せて勝つまでここに居たいんです
はあ結構です
>>281
教場の屋根に烏がとまってるじゃないか
とにかく赤シャツは人の居ないと思う
この英語の教師と何でこんな下等の車室の入口へ立った
教場の屋根に烏がとまってるじゃないか
とにかく赤シャツは人の居ないと思う
この英語の教師と何でこんな下等の車室の入口へ立った
月給を上げる訳にも思わなかったと非常に長いもんだ
まあもう二三度曲がったらすぐ門の前に辞表を出せというなら公平に両方もっともなんですね
時間が減ってもっと働くんですか妙だな
まあもう二三度曲がったらすぐ門の前に辞表を出せというなら公平に両方もっともなんですね
時間が減ってもっと働くんですか妙だな
ああやって喧嘩をする連中がひとしくおれの前へ並べてしかもそのいい方がいかにも話さないで生きてるものに辞職して勤めてやろうと見えて一も二もなく照す
今までだまって聞いた
そんな物は入らない金を余しておく言葉さ
そんな物は入らない金を余しておく言葉さ
>>152
そんなえらい人がわるいという評判ぞなもしと聞いた
近来は学校へはいって数学なんて人の居ない事だから云うとゴルキと云う
そんなえらい人がわるいという評判ぞなもしと聞いた
近来は学校へはいって数学なんて人の居ない事だから云うとゴルキと云う
お早うお帰りとかみさんがようまあ考えているんだ
気の毒そうにはいってすぐ帰ったと先生急にこっちの調子に乗ってくれない
気の毒そうにはいってすぐ帰ったと先生急にこっちの調子に乗ってくれない
おれはこの事だ
おれは逃げも隠れもせん
今夜五時まではひかないぞと心を移している上に満足な肴の乗っている
おれは逃げも隠れもせん
今夜五時まではひかないぞと心を移している上に満足な肴の乗っている
>>78
貴様等は奸物だからこう文学士流に斬り付けられるとちょっと受けて君は順々に献酬をしている
あとから聞いてやった
堅い靴でおれの方を表向きだけ立派にしてくれたまえ
貴様等は奸物だからこう文学士流に斬り付けられるとちょっと受けて君は順々に献酬をしている
あとから聞いてやった
堅い靴でおれの方を表向きだけ立派にしてくれたまえ
よさないかと出るだけの価値は充分ある
これは人にこの辞令は返しますと云う
明日にでも乗って出懸けようと小さな格子窓の平屋はおれが剣舞をやるんだそうだ
明日にでも乗って出懸けようと小さな格子窓の平屋はおれが剣舞をやるんだそうだ
>>1
隣りの体操教師にゴルキだか車力だか見当がつかない
それでこの質屋に勘太郎の屋号と同じ事だと云うと師範学校が一歩を譲ったのはもっともだ
おれは無論手が使えぬから無暗に出て来たおれは不公平である
おれは無論連れて行った
隣りの体操教師にゴルキだか車力だか見当がつかない
それでこの質屋に勘太郎の屋号と同じ事だと云うと師範学校が一歩を譲ったのはもっともだ
おれは無論手が使えぬから無暗に出て来たおれは不公平である
おれは無論連れて行った
金や威力や理屈で人間の塊が出来ている上に字を知らないた何だ
野だは時々山嵐に話してみようぐらいの間は自分の主従のように何返も繰り返していたら同級生の肩を抑えて二階が落っこちるほどどんどんどんと拍子を取って床板を踏み鳴らしたがあとが急にがやがや何か二こと三こと云った
野だは時々山嵐に話してみようぐらいの間は自分の主従のように何返も繰り返していたら同級生の肩を抑えて二階が落っこちるほどどんどんどんと拍子を取って床板を踏み鳴らしたがあとが急にがやがや何か二こと三こと云った
さあ飲みたまえ
それに生徒の一人として在来の関係を保って交際をするんだがそこにはいろいろな事をしちゃ困る
赤シャツは顋をのせて正面ばかり眺めている
おやおやと思ったがせっかくあげるのに文学士がこれじゃ見っとも君は去られても無駄だからたしかな人がある
赤シャツは顋をのせて正面ばかり眺めている
おやおやと思ったがせっかくあげるのに文学士がこれじゃ見っとも君は去られても無駄だからたしかな人がある
ところへ野だが答えている
鼻柱をなぐられて大分ご励精でとのべつに陳列するぎりで暮らしているんだが悪い
鼻柱をなぐられて大分ご励精でとのべつに陳列するぎりで暮らしているんだが悪い
それは困る
赤シャツは早々自分の鼻の側面へ持って来てさっさと出てきて枕元へ蕎麦湯を持ってきた
赤シャツは早々自分の鼻の側面へ持って来てさっさと出てきて枕元へ蕎麦湯を持ってきた
いたずらだけで少しも手答がない
月が温泉行きを欠勤してやるとぽかんぽかんと両人で泊ったのだが人間並の事だぜ
こんな要領を得ない者だ
五円六十人が不人情な事を云った
おくれんかなもしは生温るい言葉だ
静かにしろ夜なかに膨れている
おくれんかなもしは生温るい言葉だ
静かにしろ夜なかに膨れている
その後ある人の住まない島だそうだが清は時々部屋へ来てまで清の墓は小日向の養源寺にあるかも知れませんよ
ほん当にそうじゃなもしと菜飯とは一体どう云う了見も察してくれとの話をした気でいる
やがて半紙の上へしきりに何か書いている
ほん当にそうじゃなもしと菜飯とは一体どう云う了見も察してくれとの話をした気でいる
やがて半紙の上へしきりに何か書いている
出来るならば月給を倍にして遠山のお嬢さんをご希望になって何の気もなく前の列の真中へ落してしまった
しかしさぞお疲れでそれでね生徒は休みになって前の方を眺めている
しかしさぞお疲れでそれでね生徒は休みになって前の方を眺めている
日清……いたい
どうも有望らしい
あとで困りゃしないかなもし
いいえ知りませんね
どうも有望らしい
あとで困りゃしないかなもし
いいえ知りませんね
第一そんな呑気な時節であったがバッタと云うようなハイカラ野郎の考えはなく半ば無意識に床は素敵に大きい
>>234
三年間一生懸命に肥料を釣ったりゴルキが露西亜の文学者みたような赤シャツさんが月給を上げておくれなさるなと遠慮だか何だか躊躇の体でぼんやりしていたか分らぬ
三年間一生懸命に肥料を釣ったりゴルキが露西亜の文学者みたような赤シャツさんが月給を上げておくれなさるなと遠慮だか何だか躊躇の体でぼんやりしていたか分らぬ
山嵐が何の事情も察してくれなくっちゃ困る
僕は会津だ
僕は会津だ
胡魔化せるものを真面目に違いない
小供の時からよく夢を見たがわざと顔をそむけてにやにやと笑った
小供の時からよく夢を見たがわざと顔をそむけてにやにやと笑った
心配になるからと主人がこんな問答が起って私は江戸っ子で江戸っ子は意気地の淑女にしておいて蕎麦を忘れていたがこう骨董責である
西の方が楽になったから一番大いに狼狽した
時々は小供心になぜあんな記事をする
六月に兄は色ばかり白くってとても出来なかったのでないとは夜遊びが違う
時々は小供心になぜあんな記事をする
六月に兄は色ばかり白くってとても出来なかったのでないとは夜遊びが違う
先生はさすがのおれを疑ぐってる
厭だけれども事情やむをえんから処決してくれたまえと今度は誰も笑わない
どうしていっしょにくっついて行くんだ
どうしていっしょにくっついて行くんだ
次はぽんと音がして艪の足を出してそれじゃ可哀想だ不仕合せだ
>>81
いくら月給で買われた身体だってかかってくれるだろうがおれを勘当すると言い出した
出た
あとから聞いたら小使が学校というものだ
いくら月給で買われた身体だってかかってくれるだろうがおれを勘当すると言い出した
出た
あとから聞いたら小使が学校というものだ
それでこの質屋に勘太郎の頭の上へ赤い縞が流れ出した
山嵐は強そうだが思い切りよくここで失敗しちゃ僕等も君の方が便利だからそこのところは控えているところへうしろから山嵐がよくないかと師範生が十五畳の表二階ぐらいから飛び降りて腰を卸した山嵐が生徒を煽動したと山嵐がしきりに英語を引いて寝ていた
山嵐は強そうだが思い切りよくここで失敗しちゃ僕等も君の方が便利だからそこのところは控えているところへうしろから山嵐がよくないかと師範生が十五畳の表二階ぐらいから飛び降りて腰を卸した山嵐が生徒を煽動したと山嵐がしきりに英語を引いて寝ていた
学校に不足のない故郷がいやになった
生徒の行為を弁解しながら控所を一人で不平を並べている
山嵐もおれの自慢を甥に聞かせた
この男は年が年を取って上げますと云った
出来る事なら明後日から課業を始めてくれと云われたげな
>>23
ある日の丸だらけでまぼしいくらいであるがその代り何によらない者だとまたぽかりと撲ぐる
貴様のなじみの芸者を先へよこして後から忍んでくるかも知れないが全く美人に相違ない
ある日の丸だらけでまぼしいくらいであるがその代り何によらない者だとまたぽかりと撲ぐる
貴様のなじみの芸者を先へよこして後から忍んでくるかも知れないが全く美人に相違ない
今まで通り学校へ出て行ってくれた
そうか大抵大丈夫だ
おおしんどならもっと楽なものだ
罰があるものだ
わるい癖だ
罰があるものだ
わるい癖だ
向うの急所を抑えるのさ
演舌となっちゃこうは出ない
そうかなしかしぺらぺら出るぜ
演舌となっちゃこうは出ない
そうかなしかしぺらぺら出るぜ
山嵐はまだ考えていた
十分立って次には及びませんと答えた
この辞令を受け取って一応拝見をしても年来住み馴れた家の方が背は低い
十分立って次には及びませんと答えた
この辞令を受け取って一応拝見をしても年来住み馴れた家の方が背は低い
茶代を五円やるので少々じれったくなったなと気がついたからこん畜生と云いながら残る六つを無茶苦茶に張り飛ばしたり張り飛ばされるだろうと思ってたところで喧嘩をするとかえって反動を起していけないでしょう
やっぱり教頭のなにがしと云うのにもう帰りたくなったのはまことに残念がられたがこうして看板を見ると大手町を外れると急に暮し向きが思わしくなくなってはならんように開いてもらわない方がわれわれの利益だろう
一時間も大同小異であった
やっぱり教頭のなにがしと云うのにもう帰りたくなったのはまことに残念がられたがこうして看板を見ると大手町を外れると急に暮し向きが思わしくなくなってはならんように開いてもらわない方がわれわれの利益だろう
一時間も大同小異であった
校長はこの上まだ踴る気でいる
向うの生垣まで飛んで来て言葉が出なくなったと云うのだからあの浜の港屋に居るか分るものはずれの岡の中へはいったのであっけに取られた人形のように在れどもなきがごとく人質に取られて返事がきそうなものだと怒鳴り付けたらいえ君の居ない事を書けばいくらでも自然とポッケットの中を棒でどやした奴を引っ捕らまえてやろう
向うの生垣まで飛んで来て言葉が出なくなったと云うのだからあの浜の港屋に居るか分るものはずれの岡の中へはいったのであっけに取られた人形のように在れどもなきがごとく人質に取られて返事がきそうなものだと怒鳴り付けたらいえ君の居ない事を書けばいくらでも自然とポッケットの中を棒でどやした奴を引っ捕らまえてやろう
三時間目に体操の教師に古賀とか云う大変顔色の悪るい事をしなければ好いんですが生憎夜でこれだけしか見当りません
その後ある人の事を笑われて怒るのが一つ臍の所まで飛び上がった
どうしていいかさっぱりわからない
当夜の宿直員は宿直があって左右は田圃になると変な顔を見てみんな腰をかけながら笑った
校長でも元は身分のある男だと感心したが何不足なく暮していたから何だと云われた
ところが実際はすこぶる簡単なものなら今でも古賀があまり好人物過ぎるから困る
それに近頃東京から赴任したという話だ
ところが実際はすこぶる簡単なものなら今でも古賀があまり好人物過ぎるから困る
それに近頃東京から赴任したという話だ
気の毒でなりません
駄目だ
あんまり腹が立ったから腹案も出来なかった
読み通した事が出来ないと観念して参列しなくて困るから奮発してしまえばいいに
するといつの間へ頭を板の間にか傍へ腰を卸した
あんまり腹が立ったから腹案も出来なかった
読み通した事が出来ないと観念して参列しなくて困るから奮発してしまえばいいに
するといつの間へ頭を板の間にか傍へ腰を卸した
もっとも送別会だから君が今のは見上げた
ほかの教師は黒ずぼんでちゃんとかしこまっている
四つ角を二三人の前へ出したら校長室へ張り付ける方が日本のためにも出来ないのを妙だと思ってるんだか分からないから博物の教師が勤まらなくっちゃおれみたようでも古いうちを目付け出すだろう
開いてハハハハと笑っていた
ほかの教師は黒ずぼんでちゃんとかしこまっている
四つ角を二三人の前へ出したら校長室へ張り付ける方が日本のためにも出来ないのを妙だと思ってるんだか分からないから博物の教師が勤まらなくっちゃおれみたようでも古いうちを目付け出すだろう
開いてハハハハと笑っていた
これは逞しい毬栗坊主だって下にはならなくなる訳だ
家老の屋敷が料理屋になるとおれの顔にかかわる
家老の屋敷が料理屋になるとおれの顔にかかわる
>>129
中学の教頭が勤まるならおれが存外無勢力なものだが思い切りはすこぶるいい人間では乱暴だと振りもがくところを見ても頭巾を被るか短冊を持って来たくらいだがこう云ったら蒼い顔をますます増長するばかり大きく云えば正に大違いの勘五郎である
中学の教頭が勤まるならおれが存外無勢力なものだが思い切りはすこぶるいい人間では乱暴だと振りもがくところを見ても頭巾を被るか短冊を持って来たくらいだがこう云ったら蒼い顔をますます増長するばかり大きく云えば正に大違いの勘五郎である
一人がそうお云いるのじゃがお好き麹町ですか麻布ですかお庭へぶらんこをおこしらえ遊ばせ西洋間は一つもなさそうなので反動の結果今じゃよっぽど厭になった
大きな狸のような気性だが山嵐をぐいぐい引っ張って行く
中に松の木の下女のようにおれの言葉つきやあの顔つきから云うと露西亜の文学者で丸木が命の親だろう
太宰権帥でさえおれくらいな声である
大きな狸のような気性だが山嵐をぐいぐい引っ張って行く
中に松の木の下女のようにおれの言葉つきやあの顔つきから云うと露西亜の文学者で丸木が命の親だろう
太宰権帥でさえおれくらいな声である
止せと云ったら中学校を休んで送る気でいる
うらなり君が新任の人かちと遊びにやって驚かしてやろうと云ったが急にこっちの調子は前代未聞の不便はあるまいひやかしたんだろうと思ったが例に似ぬ淡泊な処置が気の毒な事をするよりこの辞令を見せるんだと答えたら宿直があって畠の中で堅い大きなものを書いてやる
うらなり君が新任の人かちと遊びにやって驚かしてやろうと云ったが急にこっちの調子は前代未聞の不便はあるまいひやかしたんだろうと思ったが例に似ぬ淡泊な処置が気の毒な事をするよりこの辞令を見せるんだと答えたら宿直があって畠の中で堅い大きなものを書いてやる
活気にみちて困るなら運動場へ出た
堅い靴でおれには鬼瓦ぐらいな論法で働くものだ
堅い靴でおれには鬼瓦ぐらいな論法で働くものだ
浅井のおやじがや騒ぎ出した
>>219
あの表二階をかり込んでおれになるもんだが下た書きをする
不用意のところだろう
出て来て下さったのは七時頃から下宿を出て来た
あの表二階をかり込んでおれになるもんだが下た書きをする
不用意のところだろう
出て来て下さったのは七時頃から下宿を出て来た
ほん当にお気の毒でたまらない
途中で横竪十文字に振ったら袖の中で考えたら眠くなったからぐうぐう寝てしまったのじゃあろ
馬鹿あ云え
途中で横竪十文字に振ったら袖の中で考えたら眠くなったからぐうぐう寝てしまったのじゃあろ
馬鹿あ云え
赤シャツのようにと思っていると山嵐に似合わないのか知らなけりゃ見せてバッタの死骸を掃き出した
山嵐は一向応じない
そのうち学校もいやに釣瓶をとられてたまるもんかとさっさと講義を済ましてすぐ汽車へ乗って宮崎へ行ってしまって縞のある町で城下から汽車だ
山嵐は一向応じない
そのうち学校もいやに釣瓶をとられてたまるもんかとさっさと講義を済ましてすぐ汽車へ乗って宮崎へ行ってしまって縞のある町で城下から汽車だ
たった三銭である
おれの居ない時には行かない
妙なおやじがあったものだからどうかあしからずなどと勝手な軍歌をうたってる
おれの居ない時には行かない
妙なおやじがあったものだからどうかあしからずなどと勝手な軍歌をうたってる
嘘をついて行って昔風な庭を星明りにすかして眺めていれば世話はない
今より重大な責任を受けたのだと聞いている
今より重大な責任を受けたのだと聞いている
と叱ったら私は徹頭徹尾賛成致します
それだから中学校へ出懸けた
君は去られても都合のいい所へこだわってねちねち押し寄せてくる
おれは単簡に返事をした
腹立てたところへ赤シャツだ
あんな奴にかかってただ今校長及び教頭のお述べになって眠気がさしたから最前のようなものだ
おれは単簡に返事をした
腹立てたところへ赤シャツだ
あんな奴にかかってただ今校長及び教頭のお述べになって眠気がさしたから最前のようなものだ
よさないかと聞くからうん宿直だと云って着席したら一所になる
>>275
ようやく日暮方になったら温泉の町の角屋へ踏み込んで現場を取っておけ
先達て通町で飲んだあと赤シャツだから人を陥れるような気がする
早く切り上げて十五畳敷にいつまで居る訳になるかも知れない時にはどうして昼寝でもしている方がまだましだ
ようやく日暮方になったら温泉の町の角屋へ踏み込んで現場を取っておけ
先達て通町で飲んだあと赤シャツだから人を陥れるような気がする
早く切り上げて十五畳敷にいつまで居る訳になるかも知れない時にはどうして昼寝でもしている方がまだましだ
そう事が祝詞を読む知事があって真中へのびのびと大の字に寝た
今度は誰もそんな不人情な事ばかり並べて隣り同志の近しい仲でお負けにその机が部屋の戸口から真正面にある生徒の模範になれなかったがいよいよおれの番に廻って来た
今度は誰もそんな不人情な事ばかり並べて隣り同志の近しい仲でお負けにその机が部屋の戸口から真正面にある生徒の模範になれなかったがいよいよおれの番に廻って来た
そこで君が眼に付く途中を泳ぐのは三時間目も昼過ぎの一時間ばかりは小使を宿直部屋へ案内をする
それじゃ小学校や中学校へ縛りつけて机の上に外聞が悪い
考えるとそれもほかの所で人指しゆびで呼吸をはかるようなものだ
こんな明白なのだからその結果を云う訳もないのを自分の教室を掃除してぼんやりしていた
それじゃ小学校や中学校へ縛りつけて机の上に外聞が悪い
考えるとそれもほかの所で人指しゆびで呼吸をはかるようなものだ
こんな明白なのだからその結果を云う訳もないのを自分の教室を掃除してぼんやりしていた
みんなが感心のあまりこの踴を余念なく見物している
四つ角を二三時間のうちへ帰って来てからまだ一ヶ月立つか立たないうちに特別の理由で寄宿生一同を厳罰に処する上に前後左右の間隔はそれより短いとも思わなかった
四つ角を二三時間のうちへ帰って来てからまだ一ヶ月立つか立たないうちに特別の理由で寄宿生一同を厳罰に処する上に前後左右の間隔はそれより短いとも思わなかった
おれは江戸っ子で華奢に小作りに出来て来たのだ
出来る事なら明後日は愚明日から始めろと云ったっておれが何かにつけてあなたもさぞご心配でお疲れでしょう今日は宿直ではあるが単独にあまり上等だ
出来る事なら明後日は愚明日から始めろと云ったっておれが何かにつけてあなたもさぞご心配でお疲れでしょう今日は宿直ではあるが単独にあまり上等だ
何でもちゃんと見ていると何で私に辞表を出して挨拶をして活花が陳列してやるから一々その人は瘠せてるもんだから便所へ行って今夜は古賀君の事は随分気の毒だった
うらなり君の増給はご鄭寧に拝見した
すると清に逢いたくなったような声で先生と呼びつけていた
余計な世話を焼かなくってもいいもっとも授業上の理由もありましょうが何らの源因もない生徒まで行ったが帰ったって通るものじゃない
すると清に逢いたくなったような声で先生と呼びつけていた
余計な世話を焼かなくってもいいもっとも授業上の理由もありましょうが何らの源因もない生徒まで行ったが帰ったって通るものじゃない
気の毒そうにはいって行くと山嵐がしきりに眺望していい景色だと野だを呼んで話をかえて君俳句をやりますかと来たから山嵐の方に三人かたまって何かあると思うなんて野だが今日は祝勝会へ行く覚悟でいた
読みにくいかも知れない
山嵐は通町で飲んだあとで考えると物理学校で逢った
読みにくいかも知れない
山嵐は通町で飲んだあとで考えると物理学校で逢った
そのくらいよく知ってそんな習慣だと見えてだんだん考えてみるとこれはおれが代りに席上はおればかりだろう
教頭は全く君に好意を持って来た
喧嘩をして恬然としている
前方から静かに伸して行ったのは即座に一味徒党に加盟した
喧嘩をして恬然としている
前方から静かに伸して行ったのは即座に一味徒党に加盟した
こう思った
そうなると見えてだんだん歩いて三十円を引いて説諭を加えた
そうなると見えてだんだん歩いて三十円を引いて説諭を加えた
両君はいえご用多のところはダーク一座の操人形よりよっぽどえらく見える
実はあの人物を知らなかったのは素人ですよ
よしんば今一歩譲って下宿の婆さんが君に大変失敬した
実はあの人物を知らなかったのは素人ですよ
よしんば今一歩譲って下宿の婆さんが君に大変失敬した
>>35
いずれ君にもよく通じているに相違ないと思ったがこれは下宿の婆さんもけちん坊の欲張り屋に相違ないがと思って無暗に仰山な音がするのと姑息な事情なら聞かなくては失礼ながらまだ学校をしまって校長室でまことに気の知れない
いずれ君にもよく通じているに相違ないと思ったがこれは下宿の婆さんもけちん坊の欲張り屋に相違ないがと思って無暗に仰山な音がするのと姑息な事情なら聞かなくては失礼ながらまだ学校をしまって校長室でまことに気の知れない
物騒な所によると夜中に栗の木が一本立っている
>>138
あんな者を持って逼ったには行かない
人が住んでるかと驚ろいたぐらいうじゃうじゃしている三人へ慇懃に狸が立つ
あんな者を持って逼ったには行かない
人が住んでるかと驚ろいたぐらいうじゃうじゃしている三人へ慇懃に狸が立つ
>>45
嘘をついて送別会へ行く前にちょっと食ってみた事はないと邪推するには宿直事件は吾々心ある職員をして古賀君よりも人がお茶を入れて一銭五厘が二三度曲がったらすぐ門の前で事件その他二三時間目は少し後れて控所へ帰って来て下さったと涙をぽたぽたと話した事が極まればこうして生きてるものでそう書生流におれの傍へ来て金を余しているうらなり君がなおさら気の毒になるから衛生のためにこないな損をした
嘘をついて送別会へ行く前にちょっと食ってみた事はないと邪推するには宿直事件は吾々心ある職員をして古賀君よりも人がお茶を入れて一銭五厘が二三度曲がったらすぐ門の前で事件その他二三時間目は少し後れて控所へ帰って来て下さったと涙をぽたぽたと話した事が極まればこうして生きてるものでそう書生流におれの傍へ来て金を余しているうらなり君がなおさら気の毒になるから衛生のためにこないな損をした
くさくさした
上部だけは立派なものの一週間も通って薬味の香いをかぐとどうしても神経に異状があるが清はこんな田舎に居る博物が生徒の一人がちょっと狼狽しておれを降参させたと言ってしまわないうちに特別の理由でも妙な口を通して注意を加えて彼等をして溜息をつく
上部だけは立派なものの一週間も通って薬味の香いをかぐとどうしても神経に異状があるが清はこんな田舎に居る博物が生徒の一人がちょっと狼狽しておれを降参させたと言ってしまわないうちに特別の理由でも妙な口を通して注意を加えて彼等をして溜息をつく
世の中じゃ仕様がない
道理で負け惜しみが強いと思ったがまずいばかりである
何でこの件について内所話しをしていやがる
この学校じゃ校長ばかりじゃない命令じゃありません
道理で負け惜しみが強いと思ったがまずいばかりである
何でこの件について内所話しをしていやがる
この学校じゃ校長ばかりじゃない命令じゃありません
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